'55年、チャールズ・ロートン監督。
白黒で撮られたストレートなサスペンス劇と見せかけて…。
映像が幻想的かつ異様。
伝道師に扮する殺人鬼(ロバート・ミッチャム)の両手の指に彫られた「H-A-T-E」と「L-O-V-E」の文字。
子どもたちが歌う首吊りの歌。
水底で水草といっしょに揺らめく死体の悪夢的な美しさ。
夜に子どもたちがボートで逃げるシーンに出てくる小動物の撮り方。
馬に乗って悠然と進む殺人鬼のシルエット。
後半、たくましい老婦人(リリアン・ギッシュ)が登場するとちょっと雰囲気が変わる。普通っぽくなる。
それでも善と悪のデュエット(?)みたいな奇妙な場面はあるし、ラスト近くでは群衆が唐突に暴走するし…。
全体に力の入れ方のバランスが変なのか? そのためにどこにもないような作品に仕上がったような。そういうヘンな感覚、好きです。
2017/12/31
2017/11/18
「男性の好きなスポーツ」を見る
1964年、ハワード・ホークス監督。
昔TVでやってた吹き替え短縮版は見たことがあったけど完全版を見るのは初めて。
おしゃれすぎるオープニングタイトル。全編に渡って出てくるものすべてかわいいもの、かっこいいものばかり。釣りと恋愛をめぐるロマンチックコメディは懐かしい味わい。ギャグはそんなに面白いものでもないかもしれないけど、ところどころにものすごく変なものが挿入されて、それがけっこう効く。
熊、孔子、ギプス、ファスナー、機関車…。それに加えて最後の謎めいた場面は何?
シュール、不条理、おバカのスパイス。
ヒロイン(ポーラ・プレンティス)は思っていたほどチャーミングではなかったとも思ったけど、描き方がうまくて、セクシーなところはセクシーだったりするのでなかなかに悩ましい。
嘘っぽいし、作り物だし、もしかして何も中身がないかもしれないこういう映画、こういう世界が昔も今も大好きで。もう猫にマタタビ状態。
昔TVでやってた吹き替え短縮版は見たことがあったけど完全版を見るのは初めて。
おしゃれすぎるオープニングタイトル。全編に渡って出てくるものすべてかわいいもの、かっこいいものばかり。釣りと恋愛をめぐるロマンチックコメディは懐かしい味わい。ギャグはそんなに面白いものでもないかもしれないけど、ところどころにものすごく変なものが挿入されて、それがけっこう効く。
熊、孔子、ギプス、ファスナー、機関車…。それに加えて最後の謎めいた場面は何?
シュール、不条理、おバカのスパイス。
ヒロイン(ポーラ・プレンティス)は思っていたほどチャーミングではなかったとも思ったけど、描き方がうまくて、セクシーなところはセクシーだったりするのでなかなかに悩ましい。
嘘っぽいし、作り物だし、もしかして何も中身がないかもしれないこういう映画、こういう世界が昔も今も大好きで。もう猫にマタタビ状態。




