2026/04/17

ドラマ「べらぼう」を見る

やっと見終わる。吉原の話がもうひとつ。歌麿と写楽をどう描くのかという興味でなんとか最後まで見たという感じなんだけど…だけど…。

歌麿の大首絵「歌撰恋之部 物思恋」が好き。これまでに見たあらゆる絵の中で一番好き。その絵の下書きが終盤やっと登場する。ちょっと目がぱっちりしすぎたりするのを蔦屋重三郎がプロデュースして修正して仕上がるのが面白い。蔦重と袂を分っていた歌麿のもとに刷り上がりが届くと歌麿はびりびりに引き裂いてしまう…。えーー?

ものつくりの世界はほんといろいろむずかしい。

ラスト5話はドラマとして絶好調。ミステリ的な展開を絡めて大技をくり出すので楽しくてしかたがない。斎藤十郎兵衛を写楽の正体とせず、アクロバティックなひねりを加えた上でうまくつじつまを合わせている点にも好感を持つ。

脇では松平定信。生真面目で文芸オタクで、なんかかわいく見えてくる。いいなー。

最終回、稲荷の化身が姿を表し蔦重にお迎えの予告をする。その時が来そうになると集まった人たちが屁おどりをする。どちらもあまり面白くないのだけれど、そこで蔦重の最期の一言。これが見事に決まる。エンディングタイトルに流れ込み、こちらも特別版でにぎやかで言うことなし。

2026/04/12

落書きする

もってもひゃくねんぱわー。

2026/03/01

宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」を読む

滋賀のヒトは滋賀県愛が強い?

滋賀を舞台に成瀬あかりをいろいろな視点で描いた6つの短編。

正攻法でずれている特異なヒロイン。まっすぐすぎる行動がただただ気持よくて泣けてくる。普通はこんなに迷いなく振る舞えないもんな。尊敬する。

成瀬の人物像もすごいけど「コンビ」を組む島崎みゆきもなかなかのもの。つきあいがいい。それ以外の登場人物もとてもうまく配置されてこの世界を鮮やかに描き出す。

一つ一つ読み進めながらこういう感じねとか思うけど毎回少しずつこちらの予想は外れる。全体の構成の妙。作者の企みにシビれる。

各話どれも五つ星をつけたいところ。

夜中に「膳所から来ました」を読みながらクククと笑いをかみ殺す。こういう種類の幸せは久しくなかったような。

「レッツゴーミシガン」が一番感性にぴったりくる。心の動きを繊細に描きつつもおかしかったり甘酸っぱかったりするのが最高。

文庫版では本編の後に「大津ときめき紀行 ぜぜさんぽ」というエッセイが入る。ひねりが効いていてもうダメ押し。聖地巡礼なんてちょっとバカにしていたけど「膳所に行ってみる?」と、一瞬ゆらりとしたり…。

2026/02/08

ドラマ「替え玉ブラヴォー!」を見る

すべてに過剰、北香那のコメディエンヌの才能が爆発。女同士の友情にバレエとラーメンをからめて大胆と繊細が入り混じって楽しすぎる。

次々に襲いかかるトラブルに全然めげないヒロイン(その原因の半分は自分のせいだとしても)、うらやましいくらいにいつも前向き。どっちを向いているかわからないくらい前向き。うーん、すごい。笑うしかない。

話の中のいくつかのエピソードが中途半端なまま終わったような気がする。そのこともあってもっともっと見ていたいと切に望む。

2026/02/07

まちがいさがしの絵を描く



世界文化社「脳トレ・介護予防に役立つ まちがいさがし 日本の昔ばなし編」。

いろいろなまちがいさがしの絵を描いてきたけど日本の昔話みたいなキャラの立ったものだと作る方も見る方も楽しさが増す。

おなじみのお話とはいえ描くにあたってかなり調べまくることになる。知ってるようで知らない「一寸法師」もそんな話なのかと新鮮だったりする。

「ふだん日本の伝統とかあまり考えないもんな…。 そんなんじゃダメでしょ」と、ワタシの中のDNAがぶつぶつ言っている。

今回も勉強になりました。めでたしめでたし。

2026/02/06

少しおかしな世界を描く



Z会「ぺあぜっと」年中 2がつ。

さかさまことばがいっぱいの街はさりげなくおかしな世界。木の上で不敵な微笑みとともに悪さをする猿にチェシャ猫を連想する。We are all mad here…「不思議の国のアリス」。

別の見開きページは鏡だらけで、合わせ技でどう見ても「鏡の国のアリス」。

ルイス・キャロルの世界に迷い込んだんだなとひとり妄想する。


2026/02/05

はなさかじいさんを描く


白夜書房「てんつなぎランド」vol.7、表紙。

はなさかじいさんは残酷な場面も出てくるお話だけど、まあここは穏便にかわいくということで。お殿様もなんか能天気。春よこい。

2026/02/04

日本史の出来事の絵を描く



白夜書房「クロスワードランド」3月号。

かなり血なまぐさい出来事をポップに。

蘇我入鹿暗殺は乙巳の変(いっしのへん)でその後大化の改新へと続くのか…。勉強になるなー。

2026/01/08

ドラマ「シナントロープ」を見る


ハンバーガーショップを舞台にした青春群像のように始まっていきなり妙な事件が起こり…。

どういう話かわからないまま不思議な演出でドラマは進む。「オッドタクシー」の此元和津也だから裏切らないだろうという信用で見続ける。

けっこうダークなシーンも出てきて必ずしも好みじゃなかったりする。でも山田杏奈のチャーミングさと相殺するのでOK。

ラスト2話くらいで明らかになる真実に驚嘆する。「真実」というより周到に張り巡らされた伏線に。

ぼーっと見ていて見逃していた部分も多く、ネット上の考察サイトを見てあらためて作者の企みを知る。作る側も考察する側もなんでそこまでやるかと、そちらの方が驚きの連続。

登場人物それぞれが鳥になぞらえられる。11話の里見奈々(影山優佳)、カラフトフクロウとシンクロするような場面の演出がよかったなー。本筋とはあまり関係ないんだけど静かなホラーのような空気が印象に残る。

あとはなんと言っても久太郎(アフロ)。情感たっぷり、裏の主人公。 

ひとりずつあげていくと全員に言及してしまいそう。もう一回初めから見返してもいいかな。 

2025/12/22

浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」を読む

入社試験をモチーフに人間の裏表をからめるミステリ。グループディスカッションに仕掛けられた企みに嫌な展開になるのではと、はじめは思うが…。

6人の大学生の本当の顔はどれ? イメージが猫の目のようにくるくる変わる。小さな違和感はあちこちにあったのだけれどそれの意味はわからず、話は終盤で思ってもみなかった方向へ進む。怒涛の展開。ページをめくる手が止まらない。

ラストの手前での「嶌衣織の○」に参る。メイン部分ではないが心の中でうおーっと叫ぶ。

律儀すぎる伏線回収がおもしろくてしかたがない。

技巧のかたまりみたいな小説。

2025/12/21

ドラマ「良いこと悪いこと」を見る


小学生の時に埋めたタイムカプセルから出てきた将来の夢の絵。卒業アルバムの中の6人は顔が塗りつぶされて…。

絵になぞらえて1人また1人と不審な死を遂げる。少しずついろいろなことを思い出し、関係者も増えていく。替え歌の効果も絶大でミステリならではのドキドキ感。その語り口に引き込まれる。

どう結末をつけるかと思いながら迎えた最終章は力が入りながらもちょっと唐突な流れ。謎と論理のアクロバットを期待するのは無理か。でもじゅうぶんに楽しませてもらったのでよしとする。

毎回オープニングで流れるポルノグラフィティの「アゲハ蝶」があまりにも雰囲気にぴったりなのでにわかファンみたいになる。初めてポルノグラフィティをちゃんと聴く。ウィキペディアで詳しく調べたりとかも。

2025/12/19

生物の推しポイントの絵を描く




東京書店 / 五十嵐杏南「生物の推しポイントをマネしてみた!」。

バイオミメティクス(生物の模倣)から人類は何を学び何を発明してきたか。たくさんの写真とイラストを駆使してわかりやすく語る。おもしろくてためになる本。

案内役の4種の猫のキャラクター、科学的説明イラスト、人物コラムイラスト。それぞれ方向の違う絵を描き分ける。80点あまり。かわいい絵もわかりやすい絵もほっとする絵も得意といえば得意だけど1冊の中で全部やるのは珍しい。

説明イラストを送った時に編集担当者A某から「ネコのイラストと同じ方とは、思えないです!(めちゃくちゃ、ほめ言葉です!)」というメールをもらって苦笑する。

多重人格というかコンビニ的というか…(アナタ、ほんとはナニが描きたいの?)。まあ楽しくお仕事できればいいか。

2025/12/11

回文で落書きする


以前は極道、読後反省。

↑いぜんはごくどうどくごはんせい