
だんていてきなはかなさのもとに。
初回、異常な早口セリフの応酬でどうなることかと思ったけど、だんだん落ち着いて、とりあえずはよかった。
ヒロイン二人のぶつ切りっぽいセリフ回しを聞いていると「半分、青い。」を思い出して懐かしい。作品世界も似ているし。
お話は徹底的にオフビート。その普通にへんてこな感じがいとおしい。途中からシリアスな方向へ流れそうになっても基調は変わらない。
最終回のオジサン二人の古めかしいお芝居はナンだけど、それもご愛嬌ということで。
このドラマのハイライトシーンが第5話の冒頭、「徹子の部屋」のパロディ(個人の感想です)。浜辺美波の芸達者ぶりが最高。何回見てもおかしい。細かい部分で「アレクサンドロスではなくてアレキサンドロス」という本人のツッコミ、そうだったなと思い当たるフシがあって、気が効いてる。好き。
うまくいかない結婚生活が嫌になって、過去にタイムスリップして違う相手と結婚してみると…という「If」の物語。
主人公(大倉忠義)がいつも目の前のことしか見ないヒトなので、なんだかなー。悪い人物ではないんだけどちょっとイラッとするところも。っていうか、毎回「だいたいこいつがこんなんだから」とお茶の間(?)で野次を飛ばす事態になったり。…ワタシだけか。
タイムスリップものに特有の不可思議な要素(初めの妻の母親とか)もうまく散りばめられてなかなかの出来。
澪(広瀬アリス)も沙也佳(瀧本美織)もどっちもいいなー。どっちにもふらふらっと行ってしまいそう。個人的には沙也佳のエレガントな感じに目がハートだけど、現実は澪方向か…と、全く意味がない夢想をする。
めでたいことを考えているうちに迎えた最終回、広瀬アリスの〇〇の使い方が見事で感動する。その後に続く「謎解き」もかゆいところに手が届く感じで文句なし。
オリジナル版は見ていないけど、韓国頑張ってるなーと強烈に思う。
軽い文章で語られる典型的なクローズド・サークルの殺人か…懐かしいなー、楽しいなーと思って読んでいると途中でとんでもない展開になる。確かに奇想ではあるんだけど。
お話自体はそれほど面白くない?
謎解きは律儀にきちんとかたをつけてある。そこは「お疲れさん」。出来ればこれに加えて最後に特大の驚きがあればなと思ってしまう。ないものねだりか…。
探偵役(仮)や登場人物の名前の工夫は努力賞をあげてもいい。
ヒロインの描き方もワタシは好き(こういう女の子に弱いかも)。でも一部の硬派のミステリファンからは非難轟々のようで。
ワタシの評価は「中の上」といったところ。ただ、その奇想ゆえに忘れられない作品になるのは確実。