
シリーズ2作目となるとテンション下がるかと心配したがそんなこと全然なくて。
「やめたいクレーマー」。店にクレームをつけるのをやめられない主婦の話。この人物の思考回路にビミョーに共振する(ワタシはクレーマーではないが)。成瀬と遭遇して少しずつ取り込まれる(?)過程がおかしい。
「コンビーフはうまい」。成瀬とともに観光大使に選ばれた19歳女子。微苦笑しつつ読み進める。成瀬と関わる中で人間性が開かれる場面が描かれ涙が出そうなくらい感動する。なんという力技。
「探さないでください」。とぼけたミステリみたいな展開でこれまでの主要人物が総出演して極上のフィナーレになる。短編集の作りが見事だなー。