あれもこれもきのせい。
2024年2月6日
2024年1月1日
ドラマ「いちばんすきな花」を見る
生きづらさを抱え続ける4人の男女の話。
今の空気とも共鳴してすごくよくわかる一方、あまりにも繊細すぎて作り物めいて見えたりもする。息が詰まりそうに感じたり…。
だからという訳ではないけど第10話の夜々(今田美桜)の「バーカ」連発に快哉を叫ぶ。個人的にハイライトシーン。
主題歌の藤井風「花」、低く渋いピアノの音が好み。最終回の終わりの方では弾き語りと主役4人の特別サービスもあって気が利いてる。
2023年12月27日
ドラマ「ゼイチョー」を見る
税金を取り立てる公務員の話。ドラマとしては可もなく不可もなし。気楽に見られるのがよい。
眼鏡とスーツで生真面目な山田杏奈がほほえましい。いい感じ。
何かにつけふざける菊池風磨がドラマの雰囲気をこわす…と、初めは思うけれど、回を重ねるうちにちょっとずつ慣れる。隣で笑う山田杏奈も演技なのか素なのかわからない時があって、そういうどうでもいいところを面白がる。
山田杏奈のために最後まで見たのかも。
2023年12月20日
ドラマ「どうする家康」を見る
歴史上のスーパースターの物語。
少しずつ変化するオープニングのアニメーションが楽しい。第1回では普通におしゃれテイストだったのが最後はけっこう重厚な画面になっていていい仕事してるなと感心する。
ドラマそのものは古めかしさと無縁で、人によっては「とんでもない」と怒り始めるような内容だけど、ワタシはとても楽しんだ。大好きな家康だからというのもあって評価は3割増。
狂気の信長と秀吉は熱演ですごかったなー。光秀が性格悪そうに描かれすぎて笑う。脇のMVP。
松本若菜(阿茶局)の凛々しさにちょっとやられる。
赤丸急上昇の原菜乃華(千姫)は最終回がんばってたけどどうかなー。
最終回といえば北川景子(淀殿)も異常に盛り上がってた…。でもそういうのは好みじゃなくて。
家康が主人公の物語を見たのはたぶん人生初。軽い感じの大河でツッコミどころありすぎだったけどなんか幸せ。
2023年10月11日
映画「お早よう」を見る
1959年、小津安二郎監督。
何もかもがかわいくておかしい。何回も出てくる子どもたちのおならのギャグなど大して面白いわけじゃないのに微笑ましく見てしまう。
画面の中のものすべて、色と形が完璧。それもちょっと「カワイイ」寄りなのがツボ。フィフティーズ、ミッドセンチュリーのチカラもあるのかなー。
終盤にかけて楽しいムダ話の魅力がじわじわ効いて小津のスゴさを初めて認識する。駅での二人の会話シーンににこにこする。
押し売りのシーンも好き。表情が絶妙。
2023年10月6日
映画「007/死ぬのは奴らだ」を見る
1973年、ガイ・ハミルトン監督。
全体にのどかなアクション映画。半世紀前だからこんなものか…。
オープニングの音楽がポール・マッカートニーなのがうれしくてしかたがない。「Live And Let Die」はこれまでそんなに好みではなかったけれど、映画の中で流れる時の味わいは格別だなー。
タイトルバックで introducing Jane Seymour と出て、ヒロインは若いジェーン・シーモア。役柄はもうひとつでもその美しい姿に見とれ続ける。
そのふたつに救われた。
お話や各場面はいろいろ突っ込みどころが多くこんなんでいいのかとも思ったり。悪役はカッコつける割にユルかったり弱かったりで、まあそこにおかしみがあるとも言える。制作者はそんなつもりじゃなかっただろうけど。
「風船的な衝撃シーン」はすごいな。そういうアイデアがもっとたくさんあればよかったのに。
でも意外に気に入ったかな。