2007年4月29日

ドラマ「さくら」を見る

2002年NHK朝ドラの再放送。ハワイ日系4世のさくら(高野志穂)が日本へやって来て文化的ギャップからあちこちで引き起こす騒動をコミカルに描く。

話の展開や演出が定番通り,ほとんどベタの嵐。なのに楽しくてしかたがないのは,テンポの良さとヒロインの魅力に加えて,脇役がみなおもしろいキャラクターだったりするから?

当時何でこれを見逃したかなーと,夢中になって見る。

ニッポンの空気が読めず「それはfairじゃない!」とまっすぐ切り込んでくるベリーショートヘアのさくらに限りない共感 。

元々のお目当てだった長澤まさみはこの時点ではまだ地味な感じで,狭い空間の中で長い手足をもてあましているように見える。

太田裕美の甘ったるい台詞まわしに苦笑,浅田美代子演ずる主婦の心情に我知らず寄り添う。コンプレックスいっぱいの英語教師役,野口五郎はクリーンヒットだけれど,助演男優賞ものはさくらの「相手役」の小澤征悦。保健体育教師が絶妙にはまっておかしい。