2010年7月22日

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だからいわないなつのよい。

2010年7月19日

「耳をすませば」を見る

'95年のジブリ映画。

いろいろな意味でつっこみどころ満載。傑作かどうかはおいといて,良い作品なのには違いない。

主人公の月島雫が電車の中で出会った太った猫をおいかける一連の場面がいい。それがある種の別世界への入り口になる。猫について説明せず早いテンポの画面で話をどんどん進めるのが手練の技。

古道具屋というものはいつだって時代を超越した存在なのかもしれないけれど…。古い猫の人形は男爵,古色蒼然の二乗…二昔前の少女の夢みたいな世界。ここまで徹底すれば立派。

バイオリンと「カントリー・ロード」だけでもなぜなんだと,「?」マークの嵐なのに,即興演奏会に発展すると,感動と爆笑の入りまじったような不思議な感情に襲われる。こんなの初めて…っていうか,80年代の大林宣彦にあったみたいな気もする。こそばゆく心地よい困惑(好きか嫌いかどっちなんだ?)。

主人公そのものにはあまりひかれるところがなくて,始めから最後までずっと気になるのが背景画。ワタシにとっては背景画がメインのような作品。偏執狂的な細部の描き方にほとんどあきれる。団地や学校の建物の汚れ方だったり,カップの中の紅茶の揺れ方だったり…なんでここまでやる,ここまでしないとこの世界は成立しないのか…?

生活感を前面に押し出したリアルな描写に辟易しつつ,見終わった後も「カントリー・ロード」のメロディーとともにくり返し思い出さずにいられない「困ったちゃん」映画。

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よくあること,よくないこと。

2010年7月14日

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ふしぎのかわをめくれば。

2010年7月11日

「紅の豚」を見る

'92年のジブリ映画。

飛行艇乗りのアクション中心の話なので,わかりやすく,退屈しないで見ることができる。主人公のポルコがタバコ臭い勘違いハードボイルド親父にしか見えないのが残念だけれど,これは作者とワタシの好みの違いだからしかたない(ワタシが偏りすぎているのか…)。

気に入った場面が二つ。

ピッコロの親父がポルコに「(孫娘のフィオに)手ぇ出すなよ」と言うところ。2回も出てくる。何とも人間臭い味わいがおかしい。声が桂三枝だとは後で知った。

最後の決闘で途中からドタバタ調になるあたりのリズム,ズレた感覚がワタシ好み。ただし,その後の痛々しい殴り合いはダメ。

日本アニメの絵柄はいつもながら肌に合わないけれど,どことなく受け入れやすい感じがするのは,古いヨーロッパを舞台にして,背景画にどことなく優雅な雰囲気が漂っているからかもしれない。

2010年7月10日

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まっすぐにかぜをとおす。

2010年7月5日

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ながれながれてぶしつけにとおまきに。