2009年5月28日

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まったりしじゅうそうきょくえーまいなー。

2009年5月27日

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ばれちゃってもかまわない。

2009年5月26日

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つんつんあごとぷくぷくでこら。

2009年5月25日

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ひとつだけだけどかくれたさいのう。

2009年5月21日

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あのひあのときからずっと…。

2009年5月20日

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せいかくのわるいぱっけゆえ。

2009年5月19日

ビートルズ「LOVE」を聞く

2006年に発表されたリミックス&コラージュ・アルバム。ラスベガスのショーの背景音楽として企画制作。プロデュースはサー・ジョージ・マーティンと息子ジャイルズ・マーティン。

内容が内容だけに,出た当時はあんまり触手が伸びなかった。忘れた頃にこうして聞いてみると,むちゃくちゃだけれどけっこうおもしろい。

違う曲のメロディーやハーモニーを重ねるとうるさい部分が多いけれど,ふとした拍子に新鮮で心地よい響きが顔をのぞかせる個所がある。これはたぶん切り絵と同じだなと思い当たる。普通の絵の具で色を塗るとまともなバランスでつまらなくなるところでも,何百色もの色紙をぱらぱらめくりながら色を並べる時,偶然不思議な色の組合せが出現してはっとしたりする,あの感じ。

よく知っているビートルズナンバー同士の意外な組合せで作り上げたパラレルワールドの60年代ポップス。または,ものすごくまじめな顔して言う冗談。

でも,もしこのアルバムで初めてビートルズを聞くなんていう人がいたら…。根本的に人生間違ってるというべきだけど,「その人が体験するだろう音楽世界,ちょっと変(笑)」とも想像されて何となくおかしい。

2009年5月18日

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そんざいたらたらでもよろしいか。

2009年5月14日

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うまれいづるばちぐー。

2009年5月13日

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あばらがおかのついおく。

2009年5月12日

奥田英朗「マドンナ」を読む

課長さんを主人公にした短編集というのも珍しいけれど,そういう素材で「巻を措く能わず」のおもしろさなので参ってしまう。

表題作の「マドンナ」のこそばゆい感触。感想を書くのも照れるというか…ワタシは部下なんて持ったことないけど,主人公の気持がわかりすぎて困る。すべてお見通しの奥さんも偉いなーと,ひれ伏す(…って,誰に?)。課にやって来て男二人を振り回し続けたマドンナが最後に意外な反応を見せる場面の鮮やかさはちょっと忘れられない。

どの作品も甲乙つけがたい中,一番好きなのは「ボス」。新任の部長として突然抜擢されて来たのは女性,美人の部類で切れ者。にこやかに欧米風合理主義で部内を改革していく姿は,ワタシにはとてもかっこよく見える。こんな上司の下で働きたいと思うほどだけど,当然ニッポンの課長さんたちとは相容れないわけで…。

しっぽを握られそうなところはなさそうなボスなのだけれど,読んでいるうち何かがひっかかる。読者のそんな期待に対して作者が用意した結末がまた見事。これ見よがしなわざとらしいオチではなく,暖かいまなざしで描かれる最後の場面にちょっと泣けてくる。かわいい短編。

2009年5月11日

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いしのちからにもいろいろあるのよ。

2009年5月10日

「五月のミル」を見る

'89年,ルイ・マル監督。

一緒に住んでいた老母が亡くなって長男ミル(ミシェル・ピコリ)のところに親族が駆けつける。美しい自然に囲まれた屋敷。時は1968年,フランス五月革命のニュースを聞きながら,遺体の横で遺産相続の言い争いが始まったりする。それと同時に各々の性愛の思惑も入り乱れ,描き方がさりげなくもくっきりしていて,笑ってしまう。ほんのちょっとした視線の動き,表情の変化がおもしろい。

まともに撮ると深刻でどぎついものになりかねない人間ドラマなのに喜劇っぽい雰囲気が漂うのは監督の腕か。オブラートに包んだブラックユーモアみたいなところが好み。

一番おかしかったのは野外でみんなわいわい言いたいことを言ううちなぜかマリファナの回しのみが始まるところ。ついさっきまで五月革命の学生やストを非難していた「ブルジョワ」たちがなんでそーなるの?

手から手へ移るマリファナが一瞬とんでもないことに…。詳しくは書かないけれど,その中で出てくる或る場面のリズムが良くて,ニヤニヤ笑いが止まらない。この映画と波長が合ったということなんだろう。

はじめから終わりまでところどころで意味もなく出てきてはマイペースでうろうろする黒猫というのもいる。何なのか…。楽しんで作っている感じが伝わってきて,なごむ。

2009年5月8日

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おまえのすべてがますとなのさ。

2009年5月4日

目の前の女の子を描く 

以前同じマンションに住んでいたY某一家がうちに来る。顔を合わせるのは十年ぶり。

ひょんなことから娘さんのE某(20)とワタシ,二人だけ家に残され,テーブルをはさんで向かい合うことに。子どもだった頃のイメージしかないし,大体まともに話をするのはこれが初めて。ちょっとどぎまぎする。

なぜかワタシはE某をモデルにクロッキーブックに絵を描き,E某はファッションの話をする(というか,ワタシが根掘り葉掘り聞いたような…)。パフブラウスと重ね着,ニーハイ,AラインからXラインへ,ノンノ…目新しいものと懐かしいものが入りまじったミニレクチャーの趣。

「ちょうちん袖」「水玉模様」とお母さんは言うけどそれは「パフ」「ドット」だとE某が主張(?)するのが,そこはかとなくおかしい。(ワタシの中で)時間とともにじわじわウケる。

そうこうするうちに絵が出来上がる。鉛筆や筆ペンで何枚か試し描きした後,最終は黒のボールペンのシンプルな線画。「甘く,きれいに,かわいく」がワタシの役割だと思うのでそういう仕上がりにしたつもりだけれど,出来はどうだったかなー。二十歳の女の子の圧倒的な存在感を目の前にして,感想を聞く勇気はない。落書きみたいなものだからそんなにむずかしく考えなくていいか…。

この間20分あまり。一年分のインスピレーションをもらった…ということにしておく。

2009年5月1日

「8人の女たち」を見る

'02年,フランソワ・オゾン監督。

雪に閉じ込められた屋敷で起る殺人…と聞くといかにも古典的謎解きミステリだけれど,フランス風にひねったオトナの味わいになっている。元になったのがロベール・トマの舞台劇だと後から知ってやっぱりなと納得する。

8人の女優の演技合戦。早口の台詞でこれでもかというくらいにくるくる状況が変わって行く。一時も話が一つの所にとどまらない。たぶん作者が意識的にやっている,いわば高踏ギャグ。表面上は女同士の醜い争いだけれど生真面目に受け取っては野暮というもの。

突然挿入されるミュージカル的場面のギャップがおかしい。一家の主が殺されて犯人はこの家の中の誰かかと全員疑心暗鬼なのに,愛がどうしたこうしたと唐突に歌い出すのは絶対変だろう…。おとぼけにも程がある。好き,好き。

最後に真相が明らかになる場面もきちんと名探偵(もどきだけど)の役どころを配してミステリファン心理をくすぐる。結末はこの話の構成だとこうでなければ収まらないと思われる。うまく作ってある。

背筋をぴんとのばした女優たちの立ち居振る舞いがどれもエレガント。色分けされた各人の服装もおもしろいセンス。どこを切り取っても何か気になるものが出てくる。異色作にして秀作。