2007年5月31日

竹内まりや「デニム」を聞く

いつもながらのよく出来た甘いポップス満載。好きだけど,以前作っていたさりげなく過激な歌が見られないのが不満かなと思いながらCDブックレットをめくる。

と,…何なんだ,これは。

表紙はともかく,次の見開きの写真がいきなり何というアブナさ…。他のページでも,イッてしまった目でぺたんとすわり込んでいたり,古い日本家屋の廊下でそのポーズはないだろうという写真など,ヘンなのが次から次に出てくる。縁側でたたずむ写真は目のやり場に困るし…(そういうのワタシだけ?)。

表の甘さゆえに効いてくる裏の過激さ。究極の天然さんなのか,確信犯なのか,ただものではない52歳にあらためて一目置く。

2007年5月18日

ドラマ「プロポーズ大作戦」を見る

最愛の人が他の男と結婚してしまう。結婚式当日,悔みきれない主人公健(山下智久)の前に妖精(三上博)が現れ,健を過去へタイムスリップさせて…という荒唐無稽な話。

意外に細部がきちんと作られておもしろく見せる。

毎回礼(長澤まさみ)に気持を伝えられず現在に引き戻されるラスト,テーマ曲「明日晴れるかな」がかぶさってエンドロールになる。けっこう切ない。

特筆すべきは第5話。礼の祖父(夏八木勲)が言う台詞「明日やろうは馬鹿野郎」が胸に来る。自分でもわかっていて実行できないじれったさ。その一言が何日もの間頭から離れない…。

2007年5月9日

妖怪を描く

育児関係の本のカットと日本紹介の英語本のカットの仕事が同時進行。後者ではろくろ首などの妖怪の絵が10点ほど出てくる。ワタシにとっては硬派な部類の絵。ついさっきまで「ママのお風呂は特急よー」みたいな世界を甘く描いていたのに,次の瞬間「出たな,妖怪!」を筆ペンで描写する…落差ありすぎ。

脳みそが二つに割れてこっちが妖怪化しそう。

やさしいママの声に赤ちゃんがふと目を上げる…すると,そこにあったのは,ろくろ首…のっぺらぼう…山姥…いけない空想で息抜きする。