2009年12月28日

「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」を見る

'08年,樋口真嗣監督。

黒澤明作品のリメイク。その時点で厳しい批評にさらされるのは決定したようなものだけど,世間で言われるほど悪い出来でもないのでは?

っていうか,1か月ほど前に見た'58年のオリジナルがワタシにはあまりおもしろくなかったというのがあって。

新作では雪姫役の長澤まさみが割ときれいに撮られていて(特に前半)それだけで星2つくらいプラス。全体の演出はよくも悪くも今風,そこが評価の分れ道なのかもしれない。オリジナルをなぞりながらも今の感覚で作った部分は肌に合うし,つまらないところをばっさり切り捨てたのも正解。バックの音楽も気持いいと感じるところが何回か出てくる。

軽い作品に仕上がっているけれど,まあまあ楽しめるのでいいんじゃないの…(あんまり甘い採点すると「芸」をダメにするか)。

2009年12月26日

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うらのうらではいのちがまがる。

2009年12月22日

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ゆうきりんりんのはなはさいたか。

2009年12月16日

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さむらいだからさむくない。

2009年12月15日

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つぎのつぎのおいわいにきゃんとほえる。

2009年12月8日

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むそうとぼうそうまるめてよっつ。

2009年12月5日

遠来のクライアントと打合せする

東京大阪間の500kmはそんなに遠い距離ではない? ある日,知らないところからメールが舞込み,少し電話などでやり取りしただけで,その2日後にはうちのテーブルで担当者二人と顔を合わせて仕事の話をしている。

驚異のフットワークの軽さ…と,ワタシなどは思ってしまうのだけれど,ビジネスやクリエイティブの最前線の人にとってはそんなことは当たり前で,ワタシが出不精なだけかもしれないと,ちょっと反省したりする。

もっとも,これまでいろいろな仕事をやってきた中で,こんなに大胆なヒトたちは初めて(見た目はフツー)だから,今回は例外だという可能性もある。

今さらインターネットの効用を説くのも野暮だけど,以前なら知ることもできなかった人同士を結びつけて新しい仕事の流れを作ってしまう21世紀という時代。あらためておもしろいと思う。

2009年12月3日

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かたくてかるいひらひらくんをよべ。

2009年12月1日

ホットケーキを作る

熟れすぎたバナナが1本あったのでバナナホットケーキを作るつもりだったのに,いざ作ろうとすると,ない。うちの子が朝食べてしまったらしい。しかたなく普通のホットケーキを作ることにする。

電気炊飯器でうまくできるという記事をよく見るのでやってみる。材料はいつも通り。釜の内側にちょっとバターを塗る? 材料にも混ぜ込む? ネット上のレシピはいろいろありすぎてよくわからないので,テキトーにマーガリンをやわらかくして塗って混ぜて…。

材料を流し込んでから,「センサーの関係かエラーが出てうまくできない炊飯器もある」と書いてあるページを見つけたけれど,今さら引き返せない。結果的には3回ほど「炊飯」。

軽く揺すってから皿の上でさかさまにすると,くるんとはがれて,いつもと違うドーム型のホットケーキがきれいに姿を現す。見たことのないものを見る喜び。

味はしっとりめのホットケーキといったところか。味見したうちの奥様は普通に焼いた方がおいしいと言うが…。そう言いながらワタシよりたくさん食べてしまうのはこの世の不条理,カフカ的混沌,現代人の苦悩が秘められているかと思われる。

形而上学的ホットケーキの午後。

2009年11月30日

ビーグルハット「マジカル・ハット」を聞く

懐かしいブリティッシュ・ポップ・ロック風味を今時まじめにやる日本のグループ。これは'06年のメジャー・デビュー・アルバム。

メインボーカルにあのパイロットのデイヴィッド・ペイトンを迎えているというところからして,何というヒトたちだと思う。内容も期待を裏切らず,それ風。 ビートルズやクイーンや10CCになりきってオリジナル曲を作っているかのようで,ほほえましいというか,笑わずにいられないというか。よくここまでやったなと感心。

新曲なのに懐メロ。

1曲めの「カスガバール!」など聞いていると,味の再現能力のすごさに問答無用で興奮したりする。残念ながらボーカルにオーラが不足していて(というか,元々パイロットのボーカルって好みじゃなかったし)大傑作アルバムとはならなかったけれど,ああ,ここかどこか,うまくさわれば,もっともっと良くなってもっともっと感じたかもしれないのになーと,妖しい未練に身を焦がす…。

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ころがりでたわらいにおこげはつくか。

2009年11月24日

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あたらしがりやさんのかぜ。

2009年11月16日

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ずるずるていこくのやぼう。

2009年11月11日

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すべてしれいのとおりにすべし。

2009年11月9日

やわらかい鉛筆で描く


やわらかい鉛筆が好きで。

最近4Bや6Bでは物足りなくなって,7Bや8Bの鉛筆を手に入れてみる。

…8Bだからといって必ずしもやわらかいというわけではないことを知る。

ステッドラーの8Bはかたくてキーコキーコいう(気がする)。なんでだ? こういう険のある道具はダメ。二軍落ち。7Bもいっしょに買ったのに…。ちょっと損したか。

以前から使っている北星の4Bや6Bはおもしろいなといつも思う。どことなくねっとりとしたやわらかさがワタシには快感。軟弱野郎が斜に構えてる感じ? 値段も安いし,お気に入り。

期待して買った月光荘の8Bは北星と似た描き味。芯も軸も太くて,それはいいんだけど,鉛筆削りに入らないのが玉に瑕。

でも,フィニッシュの線を描く時の鉛筆は2Bから4Bの三菱やトンボが多いかもしれない。すごみはないもののとりあえず任務には忠実な部下みたいなもの。その日の気分でかなりテキトーに選んで,完璧な(?)線を引く。テキトーな完全主義。

芯そのものだけでなく,握ったときの感触も重要。これはその日によってビミョーに変わる。シャープペンシルではどうも気が乗らない(シャープペンシルもたくさん持っているが)というあの感じ,何なのか…。

というわけで,百円ショップの安物鉛筆,子どもの書き方用三角鉛筆,定番高級鉛筆…整理分類したりすることもなく雑然としているけれど,いつでもすぐ手に取れるところにある。やっぱり画材では鉛筆とコンピューターが一番好き,ということになる。

2009年11月5日

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ぐっとくるにゅーすはありますか。

2009年11月4日

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わたしったらまんなかなんだから。

2009年11月2日

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ここまでしかやらないのがこつってばこつ。

2009年10月30日

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おとなしのかまえでがんがんいく。

2009年10月28日

加藤和彦「ガーディニア」を聞く

'78年のボサノバ風アルバム。先のショックに背中を押されて(?)iTunes Storeで購入,初めて聞く。

全編にそよ風吹きまくり,能天気なまでに軽くて爽やか。「南の島の休日」している。 ちょっと不安定なボーカルがいかにも。21世紀の今聞くと,まじめなんだかふまじめなんだか…はまりすぎて笑ってしまいそうなところもある。

これほど現実感のない音楽も珍しいのでは?

感動して熱くなったりするタイプの音楽ではないかもしれないけれど,思い出したように時たま流したくなる。それがいいところでもあり,弱いところでもあり…。でも好きなのには変わりない。

こんな変な存在感の音楽を作る人って他にいるかなと,あの柔和な笑顔を思い出しながら,唯一無二の才能を惜しむ。

John Canemaker「The Art and Flair of Mary Blair」を見る

絵本やディズニー関連の仕事で有名なメアリー・ブレアの画集。

日本よりアメリカのアマゾンの方がかなり安かったのでそちらで注文。英語のサイトで買い物するのは初めてで少し不安もあったけれど,特に問題もなくすんなり進み,注文してから1週間ほどで品物到着。これはいい。

迷いなく走る筆に目が釘付け。胸キュンなどといってしまうと二重に恥ずかしいけれど,ページをめくるごとに現れる絵がどれもかわいいオーラを発しているので,密かに独りキャピキャピせずにいられない。どうやったらこんな魔法のような色と形が作れるのか…。

職人デザイナーの感覚を持つ天衣無縫の絵描きが作り上げた幸せのスイーツ。

アナログ仕事の時代には戻りたくないけれど,こういう絵を見ていると,筆でしか表現できないものもあるよなーと,一瞬弱気(?)になる。でも,そのあとで,部分的に筆の作業を取り込んでデジタルの世界で一番効果的・効率的に表現するにはどうすればいいかと,冷静に思考を巡らせたりする。

とてつもなく偉大な先達を見上げて「そんなの無理!」と叫びながら心のどこかで安心してもいる不思議。

2009年10月26日

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79のまぼろしにひかりをあてる。

2009年10月21日

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じくあしたたんではぐるまななめに。

2009年10月20日

加藤和彦のことを考えながらぼーっとする

クロックムッシュとビールで軽く昼食,みたいな記事を見たのはいつだったか…。たぶん何かの雑誌広告,加藤和彦と安井かずみがいつもながらの粋な感じで写っていた。確かそれでグリエールチーズというものの存在を知ったと思う。若かったワタシはその後しばらくクロックムッシュ(作り方はいい加減)ばっかり作って食べたりしていた。クロックムッシュと聞くと今も加藤和彦を思い出す。

 結婚する前のうちの奥様がある時,加藤和彦の古いLP「スーパー・ガス」を持って来て,何曲かかけた。その中の1曲について彼女は何かひとことふたこと言ったと思うけれど,何を言ったのだったか…。アコースティックギターを弾きながら歌われるその「不思議な日」は,その時初めて聞く曲で,静かなトーンなのに強い印象を残した。

加藤和彦の80年代前半のソロアルバムが好き。「うたかたのオペラ」「ベル・エキセントリック」の濃厚&レトロな人工美の極致。「あの頃,マリー・ローランサン」のしゃれた都市感覚。「ヴェネツィア」の明と暗(または重みと軽み)の頽廃。それに加えて金子國義のカバーアートの強烈な存在感。一般受けするものではなかったかもしれないけれど,まぎれもなく一つのピークだった。

同じことは二度とやらない,いつも120点のものを作る,という方針を貫くのはたいへんだったろうなと想像する。5,6年ならまだしも,デビューして40年以上となるとなおさら。才能はいつかすり減るもの。いざその時が来てごまかすことができなかったのかと思ったりする。あんまりな幕引きにここ一日二日力が入らない…。

加藤和彦の音楽を全部は聞いていないけれど,意味もなくベスト3曲を選んでみる。
「ニューヨーク・コンフィデンシャル」
「タイムマシンにおねがい」
「シンガプーラ」

2009年10月19日

細川貂々「ツレがうつになりまして。」を読む

何か月か前にドラマでやっていたのは見た。原作コミックを読むのは初めて。仕事のストレスからうつになった夫を描いて見事。軽妙で的確。

絵が気に入る。基本的にはかわいいキャラクターではあるけれど, 表情の描き方が巧みで,それが説得力を生む。

この単純な線で描き分けられた目の形,一体何種類あるんだろう…。そこに注目して心の中で「ちくしょー」と小さくつぶやく(才能に対する嫉妬のまじった尊敬・感銘?)。

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ここをおせばらくらくらっきー。

2009年10月15日

「CUBE」を見る

'97年,ヴィンチェンゾ・ナタリ監督。

冒頭,スキンヘッドの男がキューブのような部屋から部屋へ移動して,いきなりアレしてしまう残酷な描写で辟易する。

謎のキューブに閉じ込められた数人の男女がトラップを避けながら脱出方法を探る…。

スタイリッシュな映像ともいえるけれどかなり苦手な世界。人の命を粗末にしちゃいけません…と思いつつ,たまにはこういう作品を見るのも刺激的かと一応最後まで見る。一人我慢大会(?)。

世界そのものが難解なところにもってきて,ベッキー似のメガネっ子が数学理論を駆使して話を整理整頓する。でも見る方はわかったようなわからないような…。

一方で警官と中年女性が「逃走迷路」(ヒッチコック)したりして笑うに笑えない展開もある。

仲間割れしながらも根性でラスト近くまでたどり着くもまた一波乱…こういう話のお約束ではあるけれど,「もうこんなのヤだ」と逃げ出したくなる軟弱なワタシ。

最後に,ただまぶしい画面がやってくる。結局何だったのか,その先になにがあるのか…。

謎が謎のまま残るのは救いかもしれない…っていうか,あんまり真相を知りたいとも思わない話っていうか…。どっと疲れたっス。

本編のあとについていた,同監督の「ELEVATED」という小品もついでに見る(懲りない…)。こちらもエレベーターという閉所恐怖症的なモチーフで狂気を描く。短いのでかっちりまとまっているけれど,ワタシの感想は…「もうこんなのヤだ」。

2009年10月14日

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しゅーるでくーるでふりふり。

2009年10月8日

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とおいきらきらにむかって。

2009年10月5日

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えすぱーのかがみ。

2009年9月30日

「カンフーハッスル」を見る

'04年,チャウ・シンチー監督。

漫画的カンフーをさらに超デフォルメ,実写でどこまでやれるかの限界に挑む。ほとんど求道者。よくやってる(バカだけど)。

見る人を楽しませるためのたくさんのアイデアがある。ギャグを活かすためのうまいCGの使い方だったり,無意味に華麗なカメラワークだったり,怒濤のごとく繰り出されるアクションだったり…ちょっとでも隙間があれば何らかのサービスを盛り込もうとする姿勢に感服。

すべてが成功していなくても,とにかく前にコマを進めてやってみる,でも手は抜かない,というのがよい。

時に残酷でグロテスクなシーンが出てくるのが困ったものだけど,あり余るエネルギーのせいなのだろうと心の中でフォローする。

やりたいことがはっきりしているのなら,ちょっとくらい他の部分がむちゃくちゃでも許されるんじゃない? …という見本(勝手に見本にするなよ)。ワタシ的には頭が下がります。

2009年9月28日

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じゅうにぶんにあたらしいやりかたで。

2009年9月25日

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あなたはいぬよ,けがさんぼん。

2009年9月21日

羽海野チカ「ハチミツとクローバー(3)」を読む

いつものことながら,世間とちょっとずれたところで,ぽつんぽつんとのんびり読んでいる。

美術大学を舞台にしたハチャメチャな青春物語ということになるのだろうけれど,意外に感情移入できる人物がいない。唯一共感する部分があるのはやっぱりはぐみ。孤高の天才,繊細,でもかなり変…というのがいい。

物語そのものはそれなりのおもしろさ…というか,フツーっぽい? 楽しんではいるけれど,熱中とまではいかない。

が,この第3巻,終りの方に「番外編 プックンとミルクティー」という短編がついている。はぐみとあゆみがティーコゼーを手作りする話。これにはすっかりやられる。ものすごく大ざっぱな作り方がおかしくて,それを見ているとこちらも作りたくなってくる。紅茶をいれるの,好きだし。

コミックとしても,最後のページのアップのコマがうまく決まって,さすがプロフェッショナルだなと,小さな感動。作者には悪いけれど,ここまでの本編全部よりだんぜんいい。

この路線でおもしろくなることを希望します(…もう連載終ってるって)。

2009年9月18日

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みえないわたしにくらくら。

2009年9月17日

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このみちはいつかいくみち。

2009年9月15日

ドラマ「コールセンターの恋人」を見る

心ならずも通販のコールセンターにとばされた都倉渉(小泉孝太郎)。クレーム処理をめぐって推理ごっこみたいなことを始める登場人物がみな個性的でおもしろい。

小泉孝太郎がこんなにいい役者であると初めて知る。一所懸命だけどやってることが情けなくて笑える役どころ。思い出しては苦笑する。「トホホ笑い」と名づけたい。

TVショッピングのカリスマ,南極アイス(名取裕子)の存在感がまたすごくて。ちょっと意地悪そうだけど一本芯の通ったキャラは意外と好感が持てる。オフのずっしり感と,オンエアのたまらなく軽薄できらびやかな雰囲気の対比を見るのが毎回楽しかった。いつもその横でキンキン声でしゃべるアシスタント(石井康太)も絶妙。

他にも都倉の上司の局長役の柴俊夫。エラそうなのに,いつもどこかオロオロしている様がおかしい。今クールのドラマ「オルトロスの犬」でも製薬会社の社長役をやっていて,そちらはやたら重厚。両方見比べるうちにちょっと好きになったかも。こういう落差が好みらしい。

クレームの女王青山響子(ミムラ)をめぐる話の方がメインで,それも悪くないんだけど,脇があまりにもおもしろかったのでちょっとかすんでしまったような…。

通販番組を見る習慣はないけれど,次週からこの南極アイスのTVショッピング番組がもう見られないと思うと,かなりさみしい。

2009年9月8日

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ばっさりやるのもわるくない。

2009年9月3日

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あたらしいいかりのもとに。

2009年8月31日

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ちかしつでかたるしす。

2009年8月29日

一段落する


木曜一日だけで納品7件。どんだけ売れっ子なんだ…といいたいところけれど,たまたまスケジュールが重なっただけ。小さなカットのラフ1点みたいなのもあるので,量的には驚くほどではない。

とはいうものの,スケジュール表を見ないとどれを何時に仕上げればいいか把握できない。全部終ったのは真夜中で,「ちょっと休憩」と横になったらそのまま(眼鏡かけて服を着たまま)朝まで寝る。

次の日は頭の中でキーンという超音波みたいな音が鳴り続けるような,何かふらふらするような気もして,寝ころびながら次の仕事のラフを描いたりする。でも一山越えたのでどことなく気楽。

夏もそろそろ終りかー…。

2009年8月25日

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はれやかみごとなまよいみち。

2009年8月21日

「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」を見る

'03年の大ヒット作。

そういえば海賊の出てくる映画って見た記憶がない。見ているのに忘れているだけ? ディズニーアニメの「ピーター・パン」は見たけど(全編通して初めて見たのはほんの1,2か月前)。

21世紀の海賊映画は盛りだくさんで楽しい。完璧通俗ポップとでもいうべき作り。スピード感のある話運びで退屈しないのがいい。

「かわいい」お猿さん,呪いの金貨,月夜の化け物というモチーフ,期待される海賊像にちょっとひねりを加えておもしろく見せてくれたジョニー・デップ…。

世間から遅れていて,キーラ・ナイトレイを初めて知る。好みのタイプじゃないと思ったけれど,いつも何か言いたそうにしているような唇が気になりだす。演じるエリザベス役は元気なお嬢さん,こういうのには弱い。この映画の幸せの半分はワタシの場合キーラ・ナイトレイだなーと思う。他の出演作も見なくては。課題がまた増えた…。

2009年8月17日

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そらからそらへおきにめすまま。

2009年8月14日

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ふじみのこうかい。

2009年8月12日

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かぜにかじられたぐうぜん。

2009年8月6日

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なつははなたれ,わたしぐるぐる。

2009年8月4日

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すべからくすみやかにすーすー。

2009年7月31日

雑誌「あるじゃん」9月号を見る


投資信託の年? 今年のはじめに投資信託の入門書の本文カットを描いたのに続いて,今度はお金の雑誌の投資信託の記事のイラストを描く。

投資信託にほとんど興味がなくても,こんなことやってると門前の小僧で何となくわかったような気にもなる。でもほんとは何もわかっていないかも。

調子に乗ってドーンと資金を注ぎ込みたいところながら時節柄そんな余裕もなく,1万,2万みたいな少額でちびちびと買ってしまったワタシは小心者のミーハー。

為替や株や世界の経済情勢を調べてみる。今は何か中途半端なところで,上にも下にも行かないかなー。でも,マーケットは強気な人の方が多いようで,その気合(思い込み)でしばらくはちょっと上向き?

God only knows...

2009年7月30日

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おもいだしてもおさるさん。

2009年7月28日

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やさぐれあるふぁによゆうあり。

2009年7月27日

綿矢りさ「夢を与える」を読む

国民的アイドル夕子の栄光と転落。文章はどことなくざらついて,その一方淡々として冷徹とさえ感じられる描き方。ヒロインと作者を重ね合わせて見てしまうために,ありきたりのストーリーがとんでもないエネルギーを産むのがおもしろい。

いや,それとも,作者名とは関係なく本当にすごい小説なのか…判断がつかない。

タイトルにもなっている「夢を与える」というテーマは文章の中に何回か出てきて,確かにその部分はわかりやすいんだけれど,それ以外のつかめそうでつかめない何かがいつまでも気になったりする。

救いがないように見えるラストもなぜか嫌いではない。

古風なアイドル然とした作者が心の奥に秘めた狂気を豪腕で放った場外ホームラン(ファウルかも)だとも感じられ,図らずも二重三重にサプライズがしかけられた格好。ワタシはとても楽しめました。

2009年7月22日

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あしたのかくれんぼ。

2009年7月19日

奥田英朗「家日和」を読む

いつだったか,図書館で近所の主婦O某と短い立ち話をした。奥田英朗の本がおもしろかったのでまた別の本を借りた,みたいなことを言うので,「最悪」がものすごくよかったとワタシのお気に入りを挙げたりしたものだけど,その一,二週間後,O某からうちの奥様にメールが来て,「『最悪』は最悪でした」。ほめてる? けなしてる?

それはともかく。今回図書館で「家日和」を借りる時,今度はO某のダンナさんとばったり会う。「それ読みましたわ」と言う。うちの奥様も少し前奥田英朗ばかり読んでいた時期があったし…。何でみんな奥田英朗ばかり読んでるんだ?

で,家庭の事情もいろいろな(?)この短編集。軽くおもしろい話がいっぱい。

第二話「ここが青山」…会社が倒産して主夫になったお父さんの周りとのズレのおかしさ。うちの環境と何となく似ているところもある…。でもワタシはこれほどきちんとした主夫はできないなー。

第三話「家においでよ」…妻と別居中にインテリア・オーディオ・ホームシアターに金をつぎこみ「男の隠れ家」を作り上げる男。いいなとは思うけれどそれほど凝り性ではないワタシの目に留まったのは,たとえばこういう個所。

「今度持ってくるから聴かせろよ。ユーリズミックスとか,ニュー・オーダーとか」
「おっ。おまえ,そっちの趣味か」

他にトーキング・ヘッズ,ドナルド・フェイゲン,スクリッティ・ポリッティの名も出てくる。アルバムをちゃんと聞いたことがなくてもこの空気感は伝わる。あの頃友達がほめてたスティーリー・ダン「彩(エイジャ)」をいまだに通して聞いてないなーなどと,どうでもいいことを思い出したりする。そんなところに食いつく話ではないんだけど。

男の隠れ家がヒートアップしてどうなるのかと思っていると,いつもながら絶妙な結末が用意されて鼻の奥がつんとする。ほほえましく温かい。「遊びに行ってもいい?」と訊くその人物が若い頃に帰ったように頬をピンクに染める場面を思い浮かべる。この本の中で一番好きな話。

第五話「夫とカーテン」…転職ばかりする夫とイラストレーター妻。個人的に問題作。同業者としてはわかりすぎる世界だから。みんな同じようなことをして,同じような思いをしてる?

第六話「妻と玄米御飯」…ロハスに凝る妻とその周辺の人々に対する売れっ子作家の夫の複雑な視線。読みながらちょっと困る。実践はしないけど心情的には「ロハス」側に共感してしまうので足元が定まらない(ずっと前,冗談半分に「菜食主義にしたいなー」と言ったら,うちの奥様に「うちはビンボーだからダメ!」と門前払いだった)。この話の主人公は小説のアイデアに困って(たぶん)やってはいけないことをやってしまうが…。これもラストはささやかな感動の涙。最後の決めのポーズのようなものが巧みなんだなと思う。

2009年7月17日

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ねてはうたいさめてはおどり。

2009年7月14日

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わすれかけていたけれどぴかぴか。

2009年7月12日

「花とアリス」を見る

'04年,岩井俊二監督。

少女二人ののんびりした日常会話で始まる。さりげなくバックの駅名が昭和漫画ネタになっていたりするあたりから少しずつ作り物のもう一つの現実世界へ迷い込むことになる。

花(鈴木杏)があこがれの男の子(郭智博)をだまして記憶喪失だと思い込ませ,無理につきあうという無茶な話。親友のアリス(蒼井優)がそれに巻き込まれて…。

あちこちにちりばめられた脱力系の笑いがツボをつく。「ナメクジ」の個所はかなり好き。

撮影,特に光の使い方が美しい。耽美主義的な画面が少女たちの世界(必ずしも楽しいことばかりではないと描かれる)とうまく溶け合って,岩井俊二のこの系統の作品にはやられっぱなし。

アリスが男の子とデートした時,スイーツを食べる前に見せる演技したスマイルが最高で,こんな風にだまされるのもいいかなと思ってしまう,ばかなワタシ。

映像美という点では花の泣き顔の大写しの場面だけど,アリスの長いバレエシーンは意味もわからず泣ける感じ。見ることの快感をつきつめている。

見終わってからうちの奥様が「ロリコンのおじさんが好きそうな…」と,みもふたもないことを言う。そういう次元の話じゃないだろうと思いつつも,全否定できない部分もあり,ちょっとつらい…(?)。

逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」を読む

暗殺の思いがけない展開で幕を開け,それに続く断片的な謎めいた挿話。記憶喪失の男として読者の前に現れた主人公と個性的な登場人物たち(みんな異様に濃い)が物語をダイナミックに引っ張って行く。

個人的には,記憶喪失の周辺の,古いフランスミステリにあったような軽みのある味わいが好きで,実際後半では見事な大技を決めてくれる(ウヘーとうなる)のだけれど,作者の力点はそことは違っているのがビミョーなところ。

ラストでこれでもかとばかりにたたみかけられる事件の核心のエネルギーには圧倒されるものの,情念や組織の話になると何だか…。途中でやめられなくなるくらいおもしろいので,傑作は傑作。

これはあくまでもドロドロしたものが苦手というワタシの好みの問題。

この一冊で完結はしているけれど続編「幻の翼」以下全五冊のシリーズになっている。この水準が持続するのならやっぱり最後まで読むべきか…。

2009年7月10日

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そよかぜをぞうふくすれば。

2009年7月6日

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うらみちぱれーど,ぱぱぱや。

2009年7月1日

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あれはみずものだからまみむめもー。

2009年6月30日

ドラマ「ぼくの妹」を見る

初回の衝撃がすごい。兄と妹のゆるい人情物語と思わせておいていきなりのミステリ風展開。ともさかりえのそのショットが目に焼き付く。

ただし,そこがこのドラマのピーク…。

見るからに悪そうな男(千原ジュニア)や情けない弁護士(田中哲司)などおもしろくなりそうな要素はあったのだけれど。

アンバランスな盛り下がり方が珍しい。

主人公に思いを寄せる病院理事長の娘(笹本玲奈)がよい。こちらと決めたらひたすらまっすぐ前に進む姿勢が気持いい。ちょっと上からものを言うお嬢様気質であろうが何の問題もない。こういう子は好きです。役柄がいいのか女優がいいのかよくわからないながら,それが楽しみで毎回見たようなもの。

笹本玲奈の登場場面に,思わず身を乗り出して(もしかして目をらんらんと輝かせて?)見ていると,うちの奥様に,どこがいいのかわからないと言われる。

ワタシの目には主人公の外科医(オダギリジョー)のはっきりしない性格こそよくわからない。うちの奥様は,こういう人はモテるだろうと言うけれど,どこを捉えてそういう見方が出てくるのか…。突然,超ローカルなところで謎が深まったりする。

いろいろ見るべきところがあったのか,なかったのか…(コメントに困る)。

部分的に有意義だったからこういうドラマも「あり」か。

2009年6月26日

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ふらりとおとずれたつもりになる。

2009年6月23日

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あせってだぶるではらはらぷりん。

2009年6月18日

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かがみのにわにみちをみつける。

2009年6月16日

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つむじまがりのかねがなる。

2009年6月15日

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ちからまかせにあぶくのげんり。

2009年6月11日

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あすなろきょうかさくせん。