2007年10月22日

ドラマ「ちりとてちん」を見る

題名の古めかしさとは裏腹に若々しいミーハー演出。後ろ向きの性格のヒロイン(貫地谷しほり)の妄想場面が楽しく,母親(和久井映見)のずれたキャラクターが火に油を注ぐ。

なぜか落語家の家に転がり込んだヒロインがまわりのちょっと変な人々を巻き込んで,物語も右往左往。こんなにオフビートな朝ドラも珍しいのでは。

それでいて泣かせ所はきちんと心得ていたりする。

タイトルバックがまたよくて,日本の古い意匠をコラージュして動かしただけのものなのに,色と形の美しさに目が洗われる思い。

みんなでいい仕事してる。