長澤まさみ,アイドルとしてのピークは越えたとはいうものの,やっぱりかわいいなー,美しいなーと,画面を見ながらとめどなく顔がゆるむ。まっすぐで芯の強い役柄が合っている。この1年では一番チャーミングだったのではないかしらん。
低視聴率が話題だけれど,それなりにおもしろく見る。
ところどころに出てくる間違いの喜劇は,古いハリウッド喜劇によくあったような展開で,大好きなパターンだし,小躍りする市村正親とちょっと変なキムラ緑子のかけあいも楽しい。ヒロインにふりまわされ続ける由紀夫ちゃん(塚本高史)がなさけなくて笑える。
作り手が自分に対する要求水準をもう少し高く持っていればもっといい作品になったのにと惜しむ。