2009年6月30日

ドラマ「ぼくの妹」を見る

初回の衝撃がすごい。兄と妹のゆるい人情物語と思わせておいていきなりのミステリ風展開。ともさかりえのそのショットが目に焼き付く。

ただし,そこがこのドラマのピーク…。

見るからに悪そうな男(千原ジュニア)や情けない弁護士(田中哲司)などおもしろくなりそうな要素はあったのだけれど。

アンバランスな盛り下がり方が珍しい。

主人公に思いを寄せる病院理事長の娘(笹本玲奈)がよい。こちらと決めたらひたすらまっすぐ前に進む姿勢が気持いい。ちょっと上からものを言うお嬢様気質であろうが何の問題もない。こういう子は好きです。役柄がいいのか女優がいいのかよくわからないながら,それが楽しみで毎回見たようなもの。

笹本玲奈の登場場面に,思わず身を乗り出して(もしかして目をらんらんと輝かせて?)見ていると,うちの奥様に,どこがいいのかわからないと言われる。

ワタシの目には主人公の外科医(オダギリジョー)のはっきりしない性格こそよくわからない。うちの奥様は,こういう人はモテるだろうと言うけれど,どこを捉えてそういう見方が出てくるのか…。突然,超ローカルなところで謎が深まったりする。

いろいろ見るべきところがあったのか,なかったのか…(コメントに困る)。

部分的に有意義だったからこういうドラマも「あり」か。