うちの奥様が,人から借りた大和和紀の「あさきゆめみし」を読んでいる。それを見て,「浅き夢見じ酔ひもせず」だったよなーと思い始めると,歌の正確な意味を確かめずにいられなくなる。
有為の奥山とはそういうことか…。酔ふの読み「ゑふ」が後に「よふ」になったわけは…。
そういえば「とがなくてしす」という暗号的解釈もあったなと思い出す。歌の偉大な存在に比べると安っぽくて話にならないけど。
あるサイトで超現代語訳を見つけて唸る。コノヤロー,バカヤローまじりのふざけたように見えるその訳は「夢なんてくだらねえ物は見ねえよ、酔っ払いじゃあるまいしよー、ひっく」で結ばれて,読めば読むほど痛快かつ的確(そのサイトそのものもすごかったりするのでボー然)。いろは歌からの名も知らぬ天才つながりかもしれない。