賢首大師千三百年御遠忌の法要のためのもの。プライベートで東大寺のH某に頼まれて描く(題字・北河原公敬)。
散華を手がけるのは2回目なのでちょっとだけ余裕だけど,仏教的教養に欠けているのでいろいろ教えてもらいながら進める。ふだん描いている世界とは方向が全然違うのがおもしろい。
たとう紙(カバー)のデザインは初めに描いたラフ案がうちの奥様にダメ出しされ(っていうか,前回とおんなじじゃんみたいな指摘),仕切り直して最終的にこういう形に。きりりとした筆文字と合わさってぴったり決まってる。あちらさまこちらさまに感謝。
鉛筆とコンピューターで版画風の仕上げ。刷り上がりを見ながら「もっと奔放に! 行くとこまで行っちゃえ!」と思ったりもするけれど,これはまじめな(?)ワタシの永遠の課題でもある。