これも縁というもの。東大寺のH某に頼まれて三たび描いた散華。須弥壇修理完成記念 法華堂諸尊開眼法要。
毎回モチーフに悩みつつもびしっと仕上げるのはプロフェッショナルの当然。
取りかかる時にカトランのリトグラフ集や東山魁夷の版画集をながめて,ああ,やっぱりこういう感じの絵が好きだなーと方向を決めた。道標っていうか,虎の巻っていうか。
今回は諸事情で散華の二文字も書く。文字は専門外なのでビミョー? 絵のタッチとのバランスはいいけど驚きがないかなー…。法要のための散華でもsurpriseは必要だろう。その方が見る側も楽しいし。仏様もそれくらいのことではあたふたしない,たぶん。