1964年、ハワード・ホークス監督。
昔TVでやってた吹き替え短縮版は見たことがあったけど完全版を見るのは初めて。
おしゃれすぎるオープニングタイトル。全編に渡って出てくるものすべてかわいいもの、かっこいいものばかり。釣りと恋愛をめぐるロマンチックコメディは懐かしい味わい。ギャグはそんなに面白いものでもないかもしれないけど、ところどころにものすごく変なものが挿入されて、それがけっこう効く。
熊、孔子、ギプス、ファスナー、機関車…。それに加えて最後の謎めいた場面は何?
シュール、不条理、おバカのスパイス。
ヒロイン(ポーラ・プレンティス)は思っていたほどチャーミングではなかったとも思ったけど、描き方がうまくて、セクシーなところはセクシーだったりするのでなかなかに悩ましい。
嘘っぽいし、作り物だし、もしかして何も中身がないかもしれないこういう映画、こういう世界が昔も今も大好きで。もう猫にマタタビ状態。