自伝マンガ。そうとう変わったデッサン教室に通い始めた女子高生が紆余曲折を経て漫画家になるまでを描く。
石膏デッサンを一度もしたことがないワタシにはそういうものかーと訳知り顔でうなずくしかないところもある。それでもものつくりの世界に生きる身としては限りない共感とともに読む。
現実にこんな人がいたら絶対ついていけないと思いつつ、作者の熱さにひたすら押しまくられねじ伏せられる。
駆け出しの頃の作者が岩館真理子風の漫画を描こうとするあたりがちょっとおかしい。 岩館真理子の描くはかなげな女性は造形的にワタシも好きだったなー…。