2019年9月1日

東村アキコ「東京タラレバ娘」を読む

30すぎの女子の気持ちをうまく描くなー、わかってるなー…と、感心しつつ読み進める(ワタシが言うのは変か)。読み進めるにつれてこれは大傑作だと気づき始める。

登場人物の心をばっさばっさと切りまくり、返す刀で変幻自由なギャグを炸裂させる。そのやり方があまりに見事でワタシの心の琴線は揺さぶられっぱなし。

なんていうサービス精神。作品としては軽いんだけど、それなりに真実を突いてこのおもしろさだもの、これ以上何を望む?

後ろにおまけで付く「タラレBAR」も本編と同じくらい楽しい。いろいろ笑う。