三代百年の物語を3人のヒロインで描く。斬新な設定の朝ドラ。
どんどん時が流れる。
安子編のジェットコースタードラマぶりがよい。
父親金太が亡くなる回のスゴさには圧倒される。映画一本が15分に詰まったような話だったから。
「どこでもロバート」などツッコミどころ満載だし、「I hate you」はホラー風味だし、でもお菓子・英語・ジャズその他いろんな要素がからんで飽きない。上白石萌音の演技が盤石でそれを支える。
るい編とひなた編はそれを受けて変化をつけながら標準的朝ドラに収束させていく流れ?
安子はその後どうなったんだろうという、ほとんど呪いのような疑問がずっと頭の中に渦巻いて、最後までおもしろがって見られる。
最終週がまたなんというか…。ラジオで突然? 商店街をダッシュ? 涙があふれる? おまけのように描かれた渡米後の生活場面に胸をなでおろす…。
むちゃくちゃでもご都合主義でもいい。こんなにおもしろがれた朝ドラも久しぶりだなー。