カット数十点を担当した本の刷り上がりが届く。
同じ紙面に別のイラストレーターM某の絵もたくさん載っていて,そのあまりに天真爛漫な作風に唖然とする。
ショックで,編集担当のH某に長めのメール。
「ページをめくるごとにサプライズの連続で,
自分の絵を確認するよりもヒトの絵に見入る時間の方が長い一冊でした。
ヘタだしメチャクチャなんだけど,
『無意識』過剰を始めから最後まで貫く気持よさに
見る側としてはただ笑い続けるだけ。
超人バスケと四次元ゴール・ 近未来レトロおじさん・キノコ目覚まし時計…
ほとんどシュールの域です。ボー然。夜ごと夢にうなされそう。
目の前でこういう世界を展開されてはお手上げです。
初心に帰って,あてのない修行の旅に出る日も近いかもしれません…。
というわけで,ごく一部のヒトには
非常にエキサイティングな本に仕上がっていると思います。
恐るべし,○○さん… 」