どんだけモノが多いんだとため息をつきながら荷物をまとめる。
前の引越は5年前。それ以来一度も使わなかったものや見なかった本を中心に処分していくが追いつかない。チューブの絵具や筆やマーカー,今は本当に使わない。だからといってゼロにはできないのがつらいところ。パステルは,仕事での出番は減ったのに,体質的に合うからかあまり捨てない。時間が経ってもひからびたりしないし。
古い雑誌類も大量に捨てる。アート本,段ボール一箱分古本屋に売却。たぶんこれまでに血となり肉となったと思うからそれはそれでよい。
引越当日朝6時になっても全部かたづかない。疲れる。
時間通りにやって来た引越屋さん二人組,クールポコ(最近のお気に入り)みたいな感じなのでちょっとうれしい。運び出している横でiMacを元箱に収めようとしてキーボードを思いっきり床に落としてしまったワタシはどう?
からっぽになった部屋をあらためてながめると意外に広い。5年前は狭いかなと思いつつこの部屋に決めたものだったけど。…ワタシが少しずつ縮んでいってる?
一仕事した後の爽やかな疲労の中で,「いらないモノは持たないぞ」と夕日に誓う。それが今回の引越の一番の感想。二番目はクールポコ風引越屋さん(思い出し笑いしそう)。