2009年11月9日

やわらかい鉛筆で描く


やわらかい鉛筆が好きで。

最近4Bや6Bでは物足りなくなって,7Bや8Bの鉛筆を手に入れてみる。

…8Bだからといって必ずしもやわらかいというわけではないことを知る。

ステッドラーの8Bはかたくてキーコキーコいう(気がする)。なんでだ? こういう険のある道具はダメ。二軍落ち。7Bもいっしょに買ったのに…。ちょっと損したか。

以前から使っている北星の4Bや6Bはおもしろいなといつも思う。どことなくねっとりとしたやわらかさがワタシには快感。軟弱野郎が斜に構えてる感じ? 値段も安いし,お気に入り。

期待して買った月光荘の8Bは北星と似た描き味。芯も軸も太くて,それはいいんだけど,鉛筆削りに入らないのが玉に瑕。

でも,フィニッシュの線を描く時の鉛筆は2Bから4Bの三菱やトンボが多いかもしれない。すごみはないもののとりあえず任務には忠実な部下みたいなもの。その日の気分でかなりテキトーに選んで,完璧な(?)線を引く。テキトーな完全主義。

芯そのものだけでなく,握ったときの感触も重要。これはその日によってビミョーに変わる。シャープペンシルではどうも気が乗らない(シャープペンシルもたくさん持っているが)というあの感じ,何なのか…。

というわけで,百円ショップの安物鉛筆,子どもの書き方用三角鉛筆,定番高級鉛筆…整理分類したりすることもなく雑然としているけれど,いつでもすぐ手に取れるところにある。やっぱり画材では鉛筆とコンピューターが一番好き,ということになる。