2015年8月14日
ねむようこ「少年少女」を読む
詩的な短編コミックが6つ。
表題作「少年少女」のはかなくも問答無用の美しさ。
「県立マンモス西高等学校」の特異な設定(おじいさんおばあさん高校)の中で最後に明かされる真実の粋。
「赤コートのセルマ」の終りの方に出てくる見開き絵のインパクト。圧倒される。
絵のよさにため息のつき通し。手の描き方、ごつごつしているようでしなやか。むずかしいポーズを軽々と(?)破綻なく描く技術。
つまるところはセンスが好みに合うということなんだろうけど。
表題作「少年少女」のはかなくも問答無用の美しさ。
「県立マンモス西高等学校」の特異な設定(おじいさんおばあさん高校)の中で最後に明かされる真実の粋。
「赤コートのセルマ」の終りの方に出てくる見開き絵のインパクト。圧倒される。
絵のよさにため息のつき通し。手の描き方、ごつごつしているようでしなやか。むずかしいポーズを軽々と(?)破綻なく描く技術。
つまるところはセンスが好みに合うということなんだろうけど。
2015年8月12日
水元ローラ「近づいたり 離れたり」を読む
名前をめぐる18の短編コミック。
はじめの1、2編はぴんと来ない。 読み進むにつれて世界になじんだか、ちょっとずつよくなる。各話8ページの中にさりげなく恋を語ったり語らなかったり。
「11 梅川有子」「13 佐藤眞澄」のまじめなくすぐったさが好き。
「17 今野瑞樹」の意外性に感心。
「18 新垣武人」は「06 新垣武人」の十年後の話。髪型のバリエーションになぜかどきっとしてしまって困る。
はじめの1、2編はぴんと来ない。 読み進むにつれて世界になじんだか、ちょっとずつよくなる。各話8ページの中にさりげなく恋を語ったり語らなかったり。
「11 梅川有子」「13 佐藤眞澄」のまじめなくすぐったさが好き。
「17 今野瑞樹」の意外性に感心。
「18 新垣武人」は「06 新垣武人」の十年後の話。髪型のバリエーションになぜかどきっとしてしまって困る。
2015年8月10日
山本ルンルン「シトラス学園 バニラ」を読む
60年代風おしゃれ&サイケ調(?)の甘ったるい絵の連作コミック。
いかにもありそうな学園ものと見せかけて、死や悪魔や魔法といったブラックなスパイスでとんでもない世界を作り上げる。基本的な話がきちんとしているのでその味がうまく効く。
ペン入れはすべてフリーハンド…。そういう「判断」はおもしろいなと思う。
いかにもありそうな学園ものと見せかけて、死や悪魔や魔法といったブラックなスパイスでとんでもない世界を作り上げる。基本的な話がきちんとしているのでその味がうまく効く。
ペン入れはすべてフリーハンド…。そういう「判断」はおもしろいなと思う。
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