2015年8月14日

ねむようこ「少年少女」を読む

詩的な短編コミックが6つ。

表題作「少年少女」のはかなくも問答無用の美しさ。

「県立マンモス西高等学校」の特異な設定(おじいさんおばあさん高校)の中で最後に明かされる真実の粋。

「赤コートのセルマ」の終りの方に出てくる見開き絵のインパクト。圧倒される。

絵のよさにため息のつき通し。手の描き方、ごつごつしているようでしなやか。むずかしいポーズを軽々と(?)破綻なく描く技術。

つまるところはセンスが好みに合うということなんだろうけど。