2012年、吉田大八監督。
高校生たちの日常、同じ出来事が視点を変えて何度も描かれる手法で始まる。そういうくらくらする感じが好き。
姿を消した桐島をめぐる生徒たちの反応の落差。ワタシなどは映画を撮る男の子(神木隆之介)やサックスの女の子(大後寿々花) に全面的に共感する派なので、慌てふためく生徒たちの気持はよくわからないところがある。
ありふれた高校生の間の話をひとひねりした構成と多彩なキャラクターでおもしろい作品に仕上げる。登場人物・音楽・映像すべてが一体になって盛り上がるクライマックスまで言うことなし。
音楽はローエングリン…(後から調べた)。 知識がなかったためにその場面のすばらしさが100%わからなかったのが何より残念。