2020年12月10日
2020年10月7日
ELOの音楽を延々と聴く
Electric Light Orchestra。70年代のロックバンドに突然ハマったのがこの6月。3か月くらい延々とELOばかり聴く日が続いたけど最近やっと落ち着く。
ELOはコロナの新しい生活様式との相性がいいのか…???
アルバムでは『A New World Record』『Eldorado』『Discovery』。曲では「Livin' Thing」「Telephone Line」「Latitude 88 North」といったところがお気に入り。世間では評判がもう一つの80年代のアルバムも大好き。
『Eldorado』のジャケット、「オズの魔法使い」をモチーフにしていて夢見るような感じが最高。後にトレードマークになる円盤のイラストよりこちらの方が百倍いいのに。
「Livin' Thing」はイントロのピチカートで心をつかまれ、途中の「I'm takin' a dive」の雄叫び(?)で不思議な夢を見る。波長が合ってしまったというか。
天才的なメロディーメーカー、ポップス職人のジェフ・リンのよさに今頃になって気づくというのも遅すぎだけど…。しかたがないので「尊敬する人は徳川家康とジェフ・リン」と口走っておく。腕のいい職人さんが好きなんだなー。
かなわぬ夢だけど、リアルタイムでニューアルバムが出るごとにびっくりしたり狂喜したりできたら楽しかっただろうなー…。
2020年9月25日
住野よる「君の膵臓をたべたい」を読む
いかにも軽い感じの文章にちょっと引きそうになりながらも、主人公の男女がくっきり描かれるのが悪くない、おもしろく読む。
読みながらいろいろなものを思い出す。自分の高校時代であったり、「世界の中心で、愛をさけぶ」であったり…。なぜか映画「シャレード」も。あらゆるセリフを気の利いた感じに仕上げようと必死に(?)なっているように見えたりするところ(語り手の男子の設定がそうなってる)。まあ嫌いじゃないんだけど。
先に読んだうちの奥様が主人公の男子がワタシに似ていると言うけどどうかなー。…っていうか、その感覚、よくわかる(わかるんか)。
最後、共病文庫をめぐっては、作者がミステリ的手法を使って楽しませてくれたりするので、センチメンタルな歓喜の涙にむせぶ。好きか嫌いかと言われたらかなり好き。
こういうお話は世間で大々的に騒がれたりしない世界で、ひとりひっそり楽しみたかったなー(ああ、こういうところが主人公男子的か)。
2020年9月15日
2020年9月12日
2020年9月11日
ドラマ「私の家政婦ナギサさん」を見る
まあフツーかなと見始めるが回を重ねるにつれて面白くなる。ヒロインのチャーミングさが効いてる。それが最優先。ファッションショーのように変わる服装もこういうテイストの物語には必須で、過不足ない仕上がり。
お話も脇役たちも面白さを引き立てるためにプロフェッショナルな働きをする。
お話の中身はあんまりないかもしれないけど、いろいろな表情を見せるヒロインを見ているのが幸せ。「幸せ」のドラマ。
それ以上求めるものってある?
2020年4月21日
2020年3月25日
ドラマ「テセウスの船」を見る
毎回怪しい登場人物がくるくる変わるのがおもしろい趣向。ひとりひとりほんとに律儀に変わる。好き。
中盤の麻生祐未の怪演が効いている。好き。
最終回にはもう黒幕候補がいないみたいな状況になっていくけど、まあそれはそうなんだけど、「がんばってああいう結末になったのだからいいんじゃない?」と、鷹揚なワタシ。
緻密に伏線を張って…とかは期待していなかったから。
解かれなかった謎もある気がするけど、細かいことはいい。 毎回楽しませてもらえたなー。刹那主義的快楽。
ドラマ「おしん」を見る
1980年代初め、年をとったおしん(乙羽信子)は何店もチェーン展開するスーパーのオーナー。大きな店のオープンの日におしんは家族に何も告げず旅に出る…。
こういう話とは全然知らなかったので、どういう仕組なのか見極めなくてはと、そのために見続ける。
小林綾子演ずる有名な子供時代はああそうかという感じ。
びっくりするほどいいのは中盤、田中裕子の若い時代。ものすごいオーラを発しまくっていて、こんなにいい女優さんだったのかと、今頃になって気づいているという…。
現代に近づくほどドラマの空気が古めかしくなっていくのに首を傾げる。乙羽信子は悪くないんだけど。
耐え忍ぶヒロインというより、ひたすら前へ前へと時代を切り開くヒロインというのが見どころかと。
2020年2月5日
アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」を見る
岩井俊二の伝説的な名作ドラマをアニメ化する時点で巨大なハンディを負っているようなものだけど…。
リアルに描きすぎた背景画が好きじゃなくてうまく乗れない。こういう絵が好きな人にはたまらないんだろうなと想像しつつも居心地が悪い。
原作から離れて世界が変わっていくあたりから、ああそういう話かと妙な合点がいく。
ほんとはいい点をつけられないんだけど、最後にテーマ曲「打上花火」が流れるところでなぜか感動。評価が5割増しに。挿入歌の「瑠璃色の地球」「Forever Friends」の2曲もあとになってじわじわ効いてくる。
好き? 嫌い? 好き? 嫌い? …と、永遠に悩みそう。