扁桃体が小さい少年の物語。
大変な事件が次々に襲いかかるのに感情をあまり持たないゆえにか話が淡々と進む。主人公の性質によるものなのか、作者の筆自体がそうなのか?
どういう展開になるのかと思っているともうひとりの「問題児」がからみ、やがて女子生徒もひとり出てきて友情というテーマが前に出てくる。
さらさらした文体と内面の濃厚さ。近さと遠さを感じながら不思議な親近感とともに読了。
韓国の小説は初めてなのでもうちょっと読まないと判断できないか…。