かせいじんにかたたたき。
2023年10月11日
映画「お早よう」を見る
1959年、小津安二郎監督。
何もかもがかわいくておかしい。何回も出てくる子どもたちのおならのギャグなど大して面白いわけじゃないのに微笑ましく見てしまう。
画面の中のものすべて、色と形が完璧。それもちょっと「カワイイ」寄りなのがツボ。フィフティーズ、ミッドセンチュリーのチカラもあるのかなー。
終盤にかけて楽しいムダ話の魅力がじわじわ効いて小津のスゴさを初めて認識する。駅での二人の会話シーンににこにこする。
押し売りのシーンも好き。表情が絶妙。
2023年10月6日
映画「007/死ぬのは奴らだ」を見る
1973年、ガイ・ハミルトン監督。
全体にのどかなアクション映画。半世紀前だからこんなものか…。
オープニングの音楽がポール・マッカートニーなのがうれしくてしかたがない。「Live And Let Die」はこれまでそんなに好みではなかったけれど、映画の中で流れる時の味わいは格別だなー。
タイトルバックで introducing Jane Seymour と出て、ヒロインは若いジェーン・シーモア。役柄はもうひとつでもその美しい姿に見とれ続ける。
そのふたつに救われた。
お話や各場面はいろいろ突っ込みどころが多くこんなんでいいのかとも思ったり。悪役はカッコつける割にユルかったり弱かったりで、まあそこにおかしみがあるとも言える。制作者はそんなつもりじゃなかっただろうけど。
「風船的な衝撃シーン」はすごいな。そういうアイデアがもっとたくさんあればよかったのに。
でも意外に気に入ったかな。
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