1973年、ガイ・ハミルトン監督。
全体にのどかなアクション映画。半世紀前だからこんなものか…。
オープニングの音楽がポール・マッカートニーなのがうれしくてしかたがない。「Live And Let Die」はこれまでそんなに好みではなかったけれど、映画の中で流れる時の味わいは格別だなー。
タイトルバックで introducing Jane Seymour と出て、ヒロインは若いジェーン・シーモア。役柄はもうひとつでもその美しい姿に見とれ続ける。
そのふたつに救われた。
お話や各場面はいろいろ突っ込みどころが多くこんなんでいいのかとも思ったり。悪役はカッコつける割にユルかったり弱かったりで、まあそこにおかしみがあるとも言える。制作者はそんなつもりじゃなかっただろうけど。
「風船的な衝撃シーン」はすごいな。そういうアイデアがもっとたくさんあればよかったのに。
でも意外に気に入ったかな。