2024年9月26日

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あなたはわらうかも。

2024年9月25日

ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」を見る

小説の盗作をめぐる野暮ったい話かと斜に構えながら見始める。まあ新川優愛も出てるしな…(まろやかな感じが好き)。

毎回一人の女子を思い出して現在と中学時代を交互に描く。各回の物語は暖かくてけっこううまく出来ている。ラストの決め台詞にその度にちょっと感動したりする。主人公の中学時代の男子(及川桃利)に深い共感を覚えるというのもあるのだろう。

どのゲストも印象深いけど、一番面白いのは田辺桃子か。「落差」に笑う。

のんびり始まった話は後半にかけてどんどん加速していく。元の小説の作者は誰かという謎。ミステリの絡め方がとてもよい。終盤、怒涛の勢い。あちらこちらに張りめぐらせた伏線が回収される快感。

そして最終回のラストは本。その扱い方が未来を暗示して心憎い。なごむ。

2024年9月24日

ドラマ「季節のない街」を見る

なんとも重苦しい空気が底に流れている感じが憂鬱と思いながら見続ける。確かにお話は胸にずんとくる。笑いもある。しっかり作ってるとは思うけど…と煮え切らない。

転換点は第8話の弾き語りシーンの終わりのところ。その一言にやられる。深刻な話の後で膝裏をかくんとやる自在さ。これでいいんだと霧が晴れる。

ラストの大騒ぎになだれ込み、その後が静かに描かれる。人間讃歌? クドカンの才能爆発。

2024年9月18日

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まったりたわーのしたで。

2024年9月16日

ドラマ「ビリオン×スクール」を見る

夏ドラマの大穴的拾い物。うっかり見逃すところだった。

ありふれた学園ものにAIと大金持ちのモチーフが組み合わされ一味違う佳作に。

山田涼介と木南晴夏のテンポのいいやりとりが楽しい。木南晴夏の9割がた生真面目な秘書という役が絶妙。

AI役の安達祐実をどう表現したらいいのか…。完璧なようで完璧じゃない感じの描き方。

そして何より上坂樹里。吸い込まれるように見入ってしまう。いじめられる生徒役だけど清らかでまっすぐな感じが気になってしょうがない。

重要なおまけは職員室場面。アドリブ入り(?)でやりたい放題。脇で出演者が素で笑っているのがちらっと写ったりする。邪道だと見る向きもあるだろうけどワタシは好き。

メインストーリーはきちんとしている。独特のユルさゆえに傑作とは言われないかもしれないけど、そのユルさゆえに忘れられない作品になりそう。

2024年9月9日

小林泰三「アリス殺し」を読む

この世界と「アリス」の世界が夢でつながっている。そこで起こる殺人事件。アリス好きが泣いて喜ぶミステリの怪作。よくこんなこと考えるなと感心する。

会話が狂った論理で貫かれてたたみ込むように続くのが楽しい。

「アリス」に出てくるキャラクターがうまく描かれて謎解きに組み込まれている。企画倒れにならず本格ミステリとしてはきちんと書かれている。そこは好感が持てる。

ただし「殺人」のグロテスクな描写には閉口。悪趣味。最後の方のアレまで行くと残酷を通り越して笑えるけど。

2024年9月3日

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