なんとも重苦しい空気が底に流れている感じが憂鬱と思いながら見続ける。確かにお話は胸にずんとくる。笑いもある。しっかり作ってるとは思うけど…と煮え切らない。
転換点は第8話の弾き語りシーンの終わりのところ。その一言にやられる。深刻な話の後で膝裏をかくんとやる自在さ。これでいいんだと霧が晴れる。
ラストの大騒ぎになだれ込み、その後が静かに描かれる。人間讃歌? クドカンの才能爆発。