2025年9月9日

ドラマ「こんばんは、朝山家です。」を見る

朝から晩まで文句を言い合っている四人家族の物語…ではあるんだけど、そうではない。

中村アンが夫(小澤征悦)に対しあらゆるところでキツい言葉を浴びせ続ける。煮え切らない態度の夫を見ているとそうなるよなーと思うところもあるのでちょっと笑えてくる。っていうか、にやにやしっぱなし。

中村アンがどれだけキレる演技をしてもどことなく柔らかく感じてしまうのはワタシのひいき目か。以前やってた姉妹編みたいな「それでも俺は、妻としたい」のMEGUMIの演技はダメだったからなー。

うちの奥様が画面を見るともなく見ながら「うちとおんなじやん」と言ってたような気もする。どうなんだろ。

悪口の嵐の中なぜかなごみ続けたドラマは終盤意外なところからシリアスになる。そこはツラいけれど最後は何とか少しだけやさしく着地。やれやれ。

何に感動したのかわからないけど感動した気がする。それでも人生は続く…などとイージーにまとめてはいけないんだろうなー。

2025年9月8日

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硬い木は極楽、落語は聞いたか。

↑かたいきはごくらくらくごはきいたか

2025年8月31日

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民と戦うロビンソン、疲労過多だと見た。

↑たみとたたかうろびんそんひろうかただとみた

2025年7月31日

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きちんとしたわ、私トンチキ。

↑きちんとしたわわたしとんちき

2025年7月28日

小川哲「君のクイズ」を読む

クイズ番組で一文字も読まれていない問題の答えを出した対戦者。ヤラセか実力か魔法か…それとも?

その謎を解こうとする主人公の目でクイズを一問ずつ振り返る形で話は進む。自分の人生や相手の人生のエピソードももうまくまじえてノンストップの面白さ。こんなに読みやすいミステリも珍しい。

クイズ大会の世界のことはあまり知らなくて勉強にはなったけどメインはあくまでも謎解き。最後に「答え」が提示されて、そして…。

90%うなって、10%ビミョー、みたいな感じもする。読者にサービスしすぎたのかなー。それとももう一段深いところでほとんどの人が気づかない仕掛けがあるのかなー…と、本を閉じた後も気になる。

主人公のキャラクターもよく考えるとツッコミどころ満載だし。

それでも異色ミステリとしてまぎれもない傑作だと心に留めおく。

2025年7月21日

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縦ステッカー買って捨てた。

↑たてすてつかーかつてすてた

2025年7月1日

ドラマ「夫よ、死んでくれないか」を見る

仲良し3人組の女子とその夫たち。深刻なのかお笑いなのかわからないタッチで話は進む。どちらへ転ぶかわからない面白さがよい。

塚本高史の置かれた状況にツッコミを入れ、高橋光臣の怪演に笑う。

少しずつ姿を現わす登場人物の本当の顔は笑ってばかりもいられない。それでも話は予想を裏切り続け…。

最終回、ちょっと落ち着いたかと思ったらとびっきりの展開が待つ。何を考えてるんだ、この作者は。その場面で〇〇を出すか、普通。

安達祐実は何が来ても受けて立つ横綱相撲で余裕。ムチャクチャな話をしっかり支えてプロの貫禄。

2025年6月16日

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竜巻と留守番ならナンパすると決まった。

↑たつまきとるすばんならなんぱするときまつた

2025年5月22日

体操のCDのイラストを描く


キングレコード「ひろみちお兄さんの体あそび〜パワフルチャージたいそう〜」。

親子体操を中心に楽しい歌8曲入り。日頃運動不足のワタシだけどはりきって元気な絵を仕上げる。あれこれサービスしてにぎやかな仕上がりになったかなー。

ラフやカラーを担当の人に送った時に「今ちょうど弘道さんのレコーディング中のため一緒に拝見しようと思っている」みたいな返事が来る。現在進行形の感じが楽しかった。

2025年5月14日

「タイピスト!」を見る

'12年、レジス・ロワンサル監督。

オープニング・タイトルからフィフティーズ色全開でいきなりやられてしまう。好き、好き、大好き。

タイプライターの早打ち大会を軸にしたオールドファッションなロマンティック・コメディー。優勝を目指してのスポ根もどきの味付けにはそれほど惹かれないが、話のテンポがいいので退屈せずに一気に見てしまう。

ヒロイン(デボラ・フランソワ)の服が場面ごとにくるくる変わるのはこういう映画のお約束。どれもこれも反則技的におしゃれすぎ、かわいすぎだろうという…。他の女優のファッションも負けず劣らずよくてスタッフの力の入れようがわかる。

時代ものの車がたくさん走る中、主人公の乗る白い車のデザインに目が釘づけになる。こんなおもしろい顔つきの車があったんだなー(パナール・ディナZというらしい)。

原題は「Populaire」。出てくるタイプライターの名前でもある。終盤で話にうまくからめてある。

あの時代の映画への愛情があふれんばかり。その世界を洗練された姿で21世紀に甦らせた製作陣に感謝する。