仲良し3人組の女子とその夫たち。深刻なのかお笑いなのかわからないタッチで話は進む。どちらへ転ぶかわからない面白さがよい。
塚本高史の置かれた状況にツッコミを入れ、高橋光臣の怪演に笑う。
少しずつ姿を現わす登場人物の本当の顔は笑ってばかりもいられない。それでも話は予想を裏切り続け…。
最終回、ちょっと落ち着いたかと思ったらとびっきりの展開が待つ。何を考えてるんだ、この作者は。その場面で〇〇を出すか、普通。
安達祐実は何が来ても受けて立つ横綱相撲で余裕。ムチャクチャな話をしっかり支えてプロの貫禄。
仲良し3人組の女子とその夫たち。深刻なのかお笑いなのかわからないタッチで話は進む。どちらへ転ぶかわからない面白さがよい。
塚本高史の置かれた状況にツッコミを入れ、高橋光臣の怪演に笑う。
少しずつ姿を現わす登場人物の本当の顔は笑ってばかりもいられない。それでも話は予想を裏切り続け…。
最終回、ちょっと落ち着いたかと思ったらとびっきりの展開が待つ。何を考えてるんだ、この作者は。その場面で〇〇を出すか、普通。
安達祐実は何が来ても受けて立つ横綱相撲で余裕。ムチャクチャな話をしっかり支えてプロの貫禄。
キングレコード「ひろみちお兄さんの体あそび〜パワフルチャージたいそう〜」。
親子体操を中心に楽しい歌8曲入り。日頃運動不足のワタシだけどはりきって元気な絵を仕上げる。あれこれサービスしてにぎやかな仕上がりになったかなー。
ラフやカラーを担当の人に送った時に「今ちょうど弘道さんのレコーディング中のため一緒に拝見しようと思っている」みたいな返事が来る。現在進行形の感じが楽しかった。
'12年、レジス・ロワンサル監督。
オープニング・タイトルからフィフティーズ色全開でいきなりやられてしまう。好き、好き、大好き。
タイプライターの早打ち大会を軸にしたオールドファッションなロマンティック・コメディー。優勝を目指してのスポ根もどきの味付けにはそれほど惹かれないが、話のテンポがいいので退屈せずに一気に見てしまう。
ヒロイン(デボラ・フランソワ)の服が場面ごとにくるくる変わるのはこういう映画のお約束。どれもこれも反則技的におしゃれすぎ、かわいすぎだろうという…。他の女優のファッションも負けず劣らずよくてスタッフの力の入れようがわかる。
時代ものの車がたくさん走る中、主人公の乗る白い車のデザインに目が釘づけになる。こんなおもしろい顔つきの車があったんだなー(パナール・ディナZというらしい)。
原題は「Populaire」。出てくるタイプライターの名前でもある。終盤で話にうまくからめてある。
あの時代の映画への愛情があふれんばかり。その世界を洗練された姿で21世紀に甦らせた製作陣に感謝する。
'75年、ダリオ・アルジェント監督。
「サスペリア」の2年前に作られた、続編でもなんでもない「傑作」。原題は「Profondo Rosso」。
話は普通にミステリ。普通じゃないのは殺人場面。残酷描写と耽美主義が合わさって得も言われぬ快感、見たくないのに目がそらせない。なぜそこまでする? 意味がわからない。
場面ごとの映画的効果がすべてで、論理的な展開などどうでもいいと思ってる?
美術や撮影の主張がすごい。古典的なところとモダンなところがうまく調和して強い印象を残す。壁にかかった絵とかおもしろいなー。ヨーロッパの伝統の力か。
怖かったのは自動人形。意味はないのに一番。
意外なのはコミカルな場面が出てくるところ。ヒロイン(ダリア・ニコロディ) の身のこなし、よし。オンボロ車もおかしい。
音楽担当のゴブリンもいいなー。
最後、犯人の正体が明かされる場面にびっくり。「巻き戻し」必至。そこからラストへなだれ込む場面のサービス精神もたまらない。
「サスペリア」はホラーだからということもあってそれほどいいと思わないけど、こちらは困ったことにどうも好きになってしまったらしい。キライよ…でも好きなの、的な。
副題は「史上空前のバカミス・アンソロジー」。9人の作家の作品はそれぞれ方向が違っていて楽しめる。
船越百恵「乙女的困惑 girlie puzzlement」がよい。バカミスというより、よくできたドタバタミステリ。そのポップな感覚が肌に合う。
かくたかひろ「警部補・山倉浩一 あれだけの事件簿」。さりげなく軽く狂った感じが好ましい。あえておしゃれと言ってしまおう(…違うと思う)。
鳥飼否宇「失敗作」。泡坂妻夫のアレを思い出す。なつかしい味。正真正銘のバカミス。労作。