2007年6月30日

新聞で假屋崎省吾のインタビュー記事を読む

華道家は「この世界で,猫ほど美しいものってないんじゃないかしら」と語る。

同じことを感じている人がいるんだなと,昔飼っていた黒猫のことを思い出す。抱き上げる度に,何て美しい生き物なんだろうと,ため息をつかんばかりにながめた。

最近,仕事で化け猫の絵を描く機会があったけれど,町人を襲う妖怪でも猫は猫,心のどこかでかわいいなーと思いながら線を引いたりする。

假屋崎省吾はさらにその上を行く。ひとしきり「親バカ」ぶりを語った後の締めくくりの言葉は,「化け猫になってもいいから長生きしてほしいと思いますね」。