2008年7月22日

ドラマ「ラスト・フレンズ」を見る

たまっていた録画をやっと見終わる。

冒頭,美知留(長澤まさみ)がいきなり妊婦姿で出てきた時点でどうしようかと迷う。DVを取り上げたドラマで,重そうなところも気が進まないし。

瑠可(上野樹里)のかっこよさに救われて見続けたという感じ。

うちの奥様は,長澤まさみも上野樹里も錦戸亮も好きじゃないらしく,あんなドラマは見なくてもよいと言う。上野樹里なんかどこがかわいいのかわからないと,ぼろかす。ワタシとは女の子の好みが合わないみたい…合わなくてもかまわないけど。

登場人物それぞれが心の問題を抱える「ラスト・フレンズ」,見る側もひりひりとあちこちが痛む。最高に盛り上がるのは,最終回のひとつ前,第10話のラスト。その「出来事」の後,無表情でシーツにくるまる長澤まさみが突然輝きを見せる。役柄のせいもあってこのドラマの始まりからずっとさえない感のあったヒロインの,思いがけない復活。よかった。ここまでのすべてはこのシークエンスのための伏線だった…ということにしておく。

「何度でもこうしてあげる」…静かにつぶやかれる,このドラマで最も残酷な台詞。言われた方は立ち直れないと思われる。

宇多田ヒカルが歌うテーマ「Prisoner Of Love」が内容を増幅してこわい。こわいけどもっと見たい。なのに,期待の最終回はなぜか全然力が入っていない。見終わって,どうしましょと首をひねる。

いろんなことが意外だったドラマとして末長く記憶されそう。