2009年1月31日

ラムジ「ラムレンジャー」を聞く

'06年のアルバム。発表当時,いい感じの音だなとは思ったものの,へたなパロディーみたいな曲名に抵抗があってそのまま忘れていた。が,なぜか今頃になって購入。

通して聞くとやっぱりよい。ギターの音色,シンギング・ベース(?),コード進行,ポイントで使われるフルートのような音。すべてが懐かしい。後期ビートルズあたりの影響を受けているのかと,音作りを担当する井上慎二郎のことを調べてみるけれど,特にそういう要素は見当たらない。

ジャケット写真の羊に'70年代初めのジョンとポールを思い出す…。

とんがりすぎずおとなしすぎずのギターサウンドをバックに美しいメロディー。それに山下祐樹の柔らかいボーカルが調和する。不安ばかりが先立つ今の時代にはこういう音楽が一番なごむ。

仕事しながらこのCDをかけると,なごみすぎて作業がはかどらなかったりする(ダメでしょー…)。