2009年2月28日

法事に行く

初めて行く叔父の家。ふだん乗る機会のない路線ということもあって乗り換えの電車を間違える。珍しいこともあるものだ…といっている場合ではない。

遅れて家にたどり着くと,もうお経を上げ終わったお坊さんと世間話などしているところ。横でちょこっと焼香する。

祖父または祖母の何回忌か。ちゃんと把握していない。仕事での完全主義者ぶり(?)とは裏腹に,ユルすぎるワタシの日常。いいトシしてまずいんじゃないのと,自分で自分を叱る(というか,帰宅してからその話をして,うちの奥様におこられる…)。

叔父叔母いとこなど15人が集まってがやがや。十数年ぶりに顔を合わせる人やなぜか初めて口をきく人もいて,年を重ねるにつれてこういう集まりが新鮮に感じられる。

いとこのA某がこういう風にいろんなヒトを見てるとおもしろいと言う。たぶん,そういうこと。

二人の兄弟(姉妹)がいたら必ず片一方は父似,もう片一方は母似。あるいは,親とは必ずしもうまくいっていないらしいのに,その子が親そっくりの声やしゃべり方をしたりする。十年二十年単位で見ていて初めてわかるおかしさ。

次々に出る話題はことごとく現実生活密着なのに,その空間がとてつもなく非日常的に感じられてくる。

ああ,これはきっと亡き祖父母が降りてきてこの場を満足げに見守っているんだな…と,夢想してみる。