2009年4月8日

「暗闇でドッキリ」を見る

'64年,ブレイク・エドワーズ監督。

昔から何回も見ているお気に入り作品。今回で何回めになるか…。映画の出来そのものはそれほどのものでもないかもしれないけれど,何といっても,古今東西の俳優で一番好きなピーター・セラーズ主演。その変な熱演ぶりがここでは突出しているから小さなキズなどこの際どうでもよい。狂ったドタバタミステリとしても他に例がないくらい楽しいし。

不条理な黒い笑いとスベったギャグの境界はどこにあるかを考察するのに最適な異色作…おりこうさんならそんな風に評するところ(…しないか)。

護送車のくり返しギャグが大好きで今回もおもしろかったけれど,意外に脇役陣がしっかり渋い演技で支えているんだとか,ヒロインのエルケ・ソマーのチャーミングなところとかに初めて(?)気がついたりする。富豪の妻役のトレイシー・リードのシャープな魅力も新発見。今まで何を見てたんだ,ワタシは。

年を重ねるにつれて違った角度からモノが見える…っていうか。あんまり違ってない?

10年くらい経ったらまた見よう…。