2009年9月21日

羽海野チカ「ハチミツとクローバー(3)」を読む

いつものことながら,世間とちょっとずれたところで,ぽつんぽつんとのんびり読んでいる。

美術大学を舞台にしたハチャメチャな青春物語ということになるのだろうけれど,意外に感情移入できる人物がいない。唯一共感する部分があるのはやっぱりはぐみ。孤高の天才,繊細,でもかなり変…というのがいい。

物語そのものはそれなりのおもしろさ…というか,フツーっぽい? 楽しんではいるけれど,熱中とまではいかない。

が,この第3巻,終りの方に「番外編 プックンとミルクティー」という短編がついている。はぐみとあゆみがティーコゼーを手作りする話。これにはすっかりやられる。ものすごく大ざっぱな作り方がおかしくて,それを見ているとこちらも作りたくなってくる。紅茶をいれるの,好きだし。

コミックとしても,最後のページのアップのコマがうまく決まって,さすがプロフェッショナルだなと,小さな感動。作者には悪いけれど,ここまでの本編全部よりだんぜんいい。

この路線でおもしろくなることを希望します(…もう連載終ってるって)。