'08年,樋口真嗣監督。
黒澤明作品のリメイク。その時点で厳しい批評にさらされるのは決定したようなものだけど,世間で言われるほど悪い出来でもないのでは?
っていうか,1か月ほど前に見た'58年のオリジナルがワタシにはあまりおもしろくなかったというのがあって。
新作では雪姫役の長澤まさみが割ときれいに撮られていて(特に前半)それだけで星2つくらいプラス。全体の演出はよくも悪くも今風,そこが評価の分れ道なのかもしれない。オリジナルをなぞりながらも今の感覚で作った部分は肌に合うし,つまらないところをばっさり切り捨てたのも正解。バックの音楽も気持いいと感じるところが何回か出てくる。
軽い作品に仕上がっているけれど,まあまあ楽しめるのでいいんじゃないの…(あんまり甘い採点すると「芸」をダメにするか)。