'10年発表。オリビア・オンが活動の拠点を台湾に移して初めてのアルバム。
パッケージが超「変形」。普通のプラスチックケースをなぜわざわざ紙封筒に入れてミシンで縫い付ける? 台湾のヒト,凝りすぎ。はさみで切って開けるのもためらわれ,ちまちまとミシン目ひとつずつ糸を切って外して中身を取り出したワタシはどんだけ暇人…。
1曲目「You And Me」の甘くやさしい曲調に心も体もとろける。爽やか。オリビア・オンの英語の発音はにごりが少なくて耳にここちよくて。オリビアの個性なのか,シンガポール出身の人がみなそうなのか…。
2曲目「I Feel The Earth Move」。キャロル・キングの名曲のカバー。1曲目とはまた違って渋くてしたたかささえ感じさせるボーカルがこの曲にマッチする。
カバー曲が多い中,自作の6曲目「Bittersweet」も佳曲。「ゆらぐウィスパー」から「芯のあるけだるさ」までオリビアのいろいろな声が聞けて幸せ。
オリジナル曲がもっと入っていればいいのに。