語り手は「黄色いカーディガンの女」で「むらさきのスカートの女」につきまとっている?
狂ったギャグ連発に苦笑しながら頭がくらくら。どこまでが本当?
部分部分はつじつまが合っているとも言えるけれど何かが狂っていて、後半起こる「事件」でその違和感が決定的になる。
最後の一文でゆがんだメビウスの輪が閉じられる。お見事。
カバーイラスト(水玉の大きなスカート状の布から二人の素足がのぞく)、秀逸。