2010年5月12日

エミ・マイヤー「キュリアス・クリーチャー」を聞く

'09年のデビュー盤(アメリカでは'07年発売)。

ハスキーな声と味のあるピアノが魅力。ジャズに分類されているようだけれど,キャロル・キングのような懐かしい女性シンガーソングライターに近いところもありながら,でもやっぱり新しい音で,ひたすら聞き惚れる。

「きれいなおねえさん」の外見とドスのきいた(?)声のギャップがすごい。 ミュージックビデオなど見るとこの世のものではないオーラが放たれる。ふとした拍子にきりりとした美神の表情を見せるのが最高で,ワタシのような凡人は,この才能やオーラがいつまで続くのかと,不安と歓喜の間を行ったり来たり。悩ましく,幸せ。

全曲英語詞で,日本盤ボーナストラック1曲だけ日本語詞。日本語で歌うとちょっと方向が違っていて,聞いていて落ち着かない。最近出た2ndは全曲日本語らしいけれど,なんでそっち行くかねーと,ひとり考え込む。日本人に伝えるのにはその方がいいのはわかるにしても…。