'07年,佐藤祐市監督。
自殺したアイドルの死の真相を,ファンサイトを通じて知り合った5人の男が明らかにして行く。一つの部屋の中でほとんどすべてが進行。笑いのまぶし方も抜け目なく,くるくる変わる犯人像に,張りめぐらされた伏線はあまりに律儀,こういうタイプのミステリの教科書のようでもある。
古沢良太のオリジナル脚本は完璧。
そのスキひとつない出来上がりが怖くなったからでもないだろうけれど,ラストのアレとアレはどうなんでしょ(特に最後の最後のアレ)。首を傾げながらも,「これもご愛嬌」と笑って見逃すのがオトナの対応?