2012年4月28日

Olivia Ong「Romance」を聞く



今は台湾を中心に活動中のオリビア・オンの'11年のアルバム。ジャケットが超「変形」。しまいにくい。台湾のヒト,やりすぎ(エネルギーあるのはわかるが)。

♪ I love youを連呼したあとボサノバのリズムで始まる1曲目「A Love Theme」がかっこいい。低いウィスパーボイスが途切れずにすーっとのびてゆるやかにビブラートがかかるところや,ところどころちょっとひっくり返りそうになりながらひっくり返らない不思議な声にメロメロ。控えめにからんでくるジャズっぽいギターとピアノのアレンジが秀逸で,飽きることなく何十回も聞き返すはめになる。

4曲目「Ready For Love」は中国語の歌詞がかわいい(意味はわからない)。 C-POPに初めて目を向けた瞬間。アレンジも凝っていて,スティックをたたくような音が使われているのが効果的。3:00あたりのドラムのフレーズになぜかとても感じてしまって,この曲も傑作認定。

7曲目「要你管」は中国語のカントリー・ナンバー(?)。いろいろおもしろいことする。

台湾盤CDを買って毎日聞くことになるなんて1か月前は思いもしなかったが…これがアジアの時代ということなのだろうとしみじみ納得する。