2013年12月16日
ドラマ「潔子爛漫」を見る
話には興味がなかったけれど福田沙紀だけのために何とか最後まで見る。どれだけひどい目に遭ってもいつもひたむきでまっすぐに生きる,神々しいまでのヒロイン。
何があっても乱れない(?)福田沙紀自身の演技の質と合っているのか,美しさとかわいさがこの世のものでないレベル。もう猫にマタタビ状態で,心の琴線に触れまくって,地に足がつかない…。
ひとりでほめたたえていると,うちの奥様が横目でちらっと見て「髪型が全然似合ってないなー」とか「福田沙紀と北乃きいの区別がつかない」とか,ツッコミにもならないツッコミを入れる。
福田沙紀と北乃きいでは全然違うだろ? 亀梨某と佐藤健のどっちがどっちかわからないワタシが言うのも何だけど。
というわけで,本筋とはあまり関係のないところに注目しつつ盛り上がって,一人だけ幸せになっている困ったドラマなのであった。
何があっても乱れない(?)福田沙紀自身の演技の質と合っているのか,美しさとかわいさがこの世のものでないレベル。もう猫にマタタビ状態で,心の琴線に触れまくって,地に足がつかない…。
ひとりでほめたたえていると,うちの奥様が横目でちらっと見て「髪型が全然似合ってないなー」とか「福田沙紀と北乃きいの区別がつかない」とか,ツッコミにもならないツッコミを入れる。
福田沙紀と北乃きいでは全然違うだろ? 亀梨某と佐藤健のどっちがどっちかわからないワタシが言うのも何だけど。
というわけで,本筋とはあまり関係のないところに注目しつつ盛り上がって,一人だけ幸せになっている困ったドラマなのであった。
2013年11月24日
ローナン・マギル ピアノコンサートに行く
全然知らないピアニストだけれど誘われたので。
ブリテン,ラフマニノフ,ラヴェル,ベートーヴェンというちょっと変わった(?)プログラムの小さなコンサート(島村楽器 グランフロント大阪店 ピアノセレクションルーム)。
ブリテン(「休日の日記」からの2曲)はYouTubeで予習していったけど,生で聴くとイメージが違って,そのダイナミックな感じにびっくり。
ラフマニノフは日本人の肌にすっとなじむ。
ラヴェル「水の戯れ」はふだんよく聴く曲だけれど今回の演奏についてはどうなんだろ…。
ベートーヴェン「熱情」はチカラ入ってたなー。
一番よかったのは,冒頭ピアニストからのプレゼントとして演奏されたスカルラッティの小曲。かわいくてほんのりセンチメンタルなところが気に入る(曲名がわからない…)。
ブリテン,ラフマニノフ,ラヴェル,ベートーヴェンというちょっと変わった(?)プログラムの小さなコンサート(島村楽器 グランフロント大阪店 ピアノセレクションルーム)。
ブリテン(「休日の日記」からの2曲)はYouTubeで予習していったけど,生で聴くとイメージが違って,そのダイナミックな感じにびっくり。
ラフマニノフは日本人の肌にすっとなじむ。
ラヴェル「水の戯れ」はふだんよく聴く曲だけれど今回の演奏についてはどうなんだろ…。
ベートーヴェン「熱情」はチカラ入ってたなー。
一番よかったのは,冒頭ピアニストからのプレゼントとして演奏されたスカルラッティの小曲。かわいくてほんのりセンチメンタルなところが気に入る(曲名がわからない…)。
2013年10月24日
ポール・マッカートニー「NEW」を聴く
変なアルバム。
音の響きは今の感じで,あちこちにポールがこれまでやってきた音楽の断片ものぞく。渋め・辛口を基本にいろんな曲が散りばめられて,ある種のごった煮風だけど,そこが楽しい。
1曲目「Save Us」,80年代のJポップかと思うようなメロディーがおかしくて好き。元気な天然さん。
4曲目「Queenie Eye」と10曲目「I Can Bet」のストレートなロックは気持いい。
2曲目「Alligator」とか7曲目「Appreciate」とか12曲目「Road」の物憂げな変化球が絶妙のアクセント。
今度のアルバムは back to the Beatles とか言われていたから心配したけど,ふたを開けてみると予想を越えて前向き。懐メロ大会みたいなのにならなくてほんとよかった。
音の響きは今の感じで,あちこちにポールがこれまでやってきた音楽の断片ものぞく。渋め・辛口を基本にいろんな曲が散りばめられて,ある種のごった煮風だけど,そこが楽しい。
1曲目「Save Us」,80年代のJポップかと思うようなメロディーがおかしくて好き。元気な天然さん。
4曲目「Queenie Eye」と10曲目「I Can Bet」のストレートなロックは気持いい。
2曲目「Alligator」とか7曲目「Appreciate」とか12曲目「Road」の物憂げな変化球が絶妙のアクセント。
今度のアルバムは back to the Beatles とか言われていたから心配したけど,ふたを開けてみると予想を越えて前向き。懐メロ大会みたいなのにならなくてほんとよかった。
2013年10月14日
百貨店の英国フェアを見る
阪急うめだ本店の催し物。
何人かのアーティストが来日してイラスト実演というのをやっていてついつい見入る。
ポップな水彩イラストのおばさま画家にはけっこう人だかり(わかりやすい絵)。絵そのものは普通っぽいけれど組み合わせ方でこんな世界が作れるんだと学習する。
デザイナーのEggsさんのところはちょっと手持ち無沙汰気味。小さな紙にサインペンで落書きみたいな絵を描いている。うちの奥さまが「きれいな歯並び!」と,絵と関係ないところに感心する。 歯並びだけではなく,いろいろ美しいなーかっこいいなーと,ワタシも見とれてしまう(何を見に来てるんだか…)。
人出がすごかったけれど,個性的なファッションのお客さんが多くて,そちらもなかなか刺激的。
何人かのアーティストが来日してイラスト実演というのをやっていてついつい見入る。
ポップな水彩イラストのおばさま画家にはけっこう人だかり(わかりやすい絵)。絵そのものは普通っぽいけれど組み合わせ方でこんな世界が作れるんだと学習する。
デザイナーのEggsさんのところはちょっと手持ち無沙汰気味。小さな紙にサインペンで落書きみたいな絵を描いている。うちの奥さまが「きれいな歯並び!」と,絵と関係ないところに感心する。 歯並びだけではなく,いろいろ美しいなーかっこいいなーと,ワタシも見とれてしまう(何を見に来てるんだか…)。
人出がすごかったけれど,個性的なファッションのお客さんが多くて,そちらもなかなか刺激的。
2013年9月30日
ドラマ「あまちゃん」を見る
ローカルなヒロインががんばるフツーの朝ドラかと,あんまり期待せずに見始めたが…。
終わってしまった今,半年前に戻って,もう一度この驚きのドラマを体験したいと思う。
そんな傑作。
いろいろなことがいくつも重ね合わされ,謎解きするように語られるのがワタシには一番の快感。脚本と演出と出演者のチカラがすごいなー。
80年代アイドルソングを中心として散りばめられた膨大なアイテムは,わからなかったものも多いだろうけど,なぜかやたら心の琴線に触れる。毒々しかった80年代なんて思い入れ全然ないのに。
好きな場面がいっぱい。
・アキと種市先輩が車庫でたき火をはさんで話すところ(曲解される「潮騒」とヴァン・ヘイレン「ジャンプ」)
・アキが太巻と初めて顔を合わせるところ(♪ 果てしなく…の振付)
・アキのファーストキスをめぐる前髪クネ男&種市先輩とのあれこれ(カメラの角度でうまくごまかして…)
・鈴鹿ひろ美のコンサート(飛ぶ電池で前振りしてからその圧倒的瞬間へ持っていく)
(視聴者だけは知っている)震災の予感におののきつつ,最高のバカ話に酔い続ける。
ラストは希望の未来に向かって駆ける女の子二人…さらりと詩的にしめくくられて見事。
終わってしまった今,半年前に戻って,もう一度この驚きのドラマを体験したいと思う。
そんな傑作。
いろいろなことがいくつも重ね合わされ,謎解きするように語られるのがワタシには一番の快感。脚本と演出と出演者のチカラがすごいなー。
80年代アイドルソングを中心として散りばめられた膨大なアイテムは,わからなかったものも多いだろうけど,なぜかやたら心の琴線に触れる。毒々しかった80年代なんて思い入れ全然ないのに。
好きな場面がいっぱい。
・アキと種市先輩が車庫でたき火をはさんで話すところ(曲解される「潮騒」とヴァン・ヘイレン「ジャンプ」)
・アキが太巻と初めて顔を合わせるところ(♪ 果てしなく…の振付)
・アキのファーストキスをめぐる前髪クネ男&種市先輩とのあれこれ(カメラの角度でうまくごまかして…)
・鈴鹿ひろ美のコンサート(飛ぶ電池で前振りしてからその圧倒的瞬間へ持っていく)
(視聴者だけは知っている)震災の予感におののきつつ,最高のバカ話に酔い続ける。
ラストは希望の未来に向かって駆ける女の子二人…さらりと詩的にしめくくられて見事。
2013年9月10日
「日経NETWORK」9月号を見る
特集記事のイラストを描く。
とても固い内容にとてもかわいいキャラクターたち(自分で言ってどーする…)。一応RPG風イメージ。
ふだんあまりやらないジャンルのお仕事は軽ーく刺激的でよい。
2013年8月16日
綿矢りさ「かわいそうだね?」を読む
中編二つ。
表題作「かわいそうだね?」は登場人物が好きになれないせいかノレない。
最後の暴走は,あの綿矢りさがここまでやる?的な驚きはあるものの,生理的にダメ。確かに面白いんだけど,あまりにベタすぎ。
もう一つの「亜美ちゃんは美人」の方がよい。
美人の亜美ちゃんと引き立て役のさかきちゃん。高校生の女の子二人のいかにもなお話かと思いきや,後半すごい展開になる。見たくないものを見せられるのが快感になるのも作者の筆が冴えてるから?
さかきちゃんという三人称で語られるのになんの不思議もないはずなのに,それ自体があまり見たことない味になっていたり。
変な出方をする小池くんというキャラクターも花(?)をそえる。
小説としてのバランスがこれでいいのかどうか判断できないけど,痛かゆいところに手が届きまくるようなこの話, ワタシはとても気に入りました。
表題作「かわいそうだね?」は登場人物が好きになれないせいかノレない。
最後の暴走は,あの綿矢りさがここまでやる?的な驚きはあるものの,生理的にダメ。確かに面白いんだけど,あまりにベタすぎ。
もう一つの「亜美ちゃんは美人」の方がよい。
美人の亜美ちゃんと引き立て役のさかきちゃん。高校生の女の子二人のいかにもなお話かと思いきや,後半すごい展開になる。見たくないものを見せられるのが快感になるのも作者の筆が冴えてるから?
さかきちゃんという三人称で語られるのになんの不思議もないはずなのに,それ自体があまり見たことない味になっていたり。
変な出方をする小池くんというキャラクターも花(?)をそえる。
小説としてのバランスがこれでいいのかどうか判断できないけど,痛かゆいところに手が届きまくるようなこの話, ワタシはとても気に入りました。
2013年8月10日
暑い週末をやり過ごす(?)
うっかり早寝してしまったせいで朝6時に起きる。
軽くシャワーとシャンプー。BSで7時半から放送している「あまちゃん」を見る。
頭がぼーっとするので二度寝。
昼過ぎ,炎天下,自転車で図書館へ。「ノンノ」2冊と「ウィズ」「クロワッサン」各1冊を借りる(ノンノのモデルでは岸本セシルがいいなー)。
スーパーに寄って安売りのバターその他を買う。
家に戻るとくたくた。暑すぎるだろう…。
借りてきた雑誌を手にしたまま昼寝。
てんこ盛りのお仕事はなかなか進まず。世間はお盆休みに突入なんだろうけど,うちはずっと営業中です。
軽くシャワーとシャンプー。BSで7時半から放送している「あまちゃん」を見る。
頭がぼーっとするので二度寝。
昼過ぎ,炎天下,自転車で図書館へ。「ノンノ」2冊と「ウィズ」「クロワッサン」各1冊を借りる(ノンノのモデルでは岸本セシルがいいなー)。
スーパーに寄って安売りのバターその他を買う。
家に戻るとくたくた。暑すぎるだろう…。
借りてきた雑誌を手にしたまま昼寝。
てんこ盛りのお仕事はなかなか進まず。世間はお盆休みに突入なんだろうけど,うちはずっと営業中です。
2013年6月18日
「みんなの家庭の医学」を見る
雑誌「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」 Vol.3 2013年夏号。特集ページの扉イラストと,その中の食中毒関係のイラストを担当。
赤い線でざっくり描いて,全体の色もぱきっと明るい感じに。 夏気分。
2013年5月30日
オリビア・オン「等等」を聴く
Olivia Ong, She is my idol...my angel...my goddess...
ニューアルバムを開封すること自体が一大イベント。こんなにときめくのって何年ぶり?
台湾からやっと届いたCDはいつもながら超変型。台湾の人,こだわりすぎ。変型ジャケットがスタンダードだと思ってる?
ボーナストラック以外すべて中国語詞になってちょっとつらいけどオリビアの声は変わらない。一番好きなのは声だから熱はまだ続きそう。
バラエティに富んだ11曲。
2曲目「等等」 …フツーの優しいバラードかと油断していると,何回もくり返し聴くうちに癖になる。
6曲目「對了,我錯了」…悲しげな曲調と力強いボーカルが耳から離れない。珍しくドラマチック。
7曲目「大不了」…ワールドミュージック風,不思議な雰囲気。
11曲目「Wonderland」…ビートルズみたい。それもなぜかリンゴとジョージのテイスト。英語詞なので安心して(?)聴ける。
強力な一曲はないものの,粒がそろっていて,アルバムとしての出来はかなりいいのかも。
2013年5月28日
散華の絵を描く
これも縁というもの。東大寺のH某に頼まれて三たび描いた散華。須弥壇修理完成記念 法華堂諸尊開眼法要。
毎回モチーフに悩みつつもびしっと仕上げるのはプロフェッショナルの当然。
取りかかる時にカトランのリトグラフ集や東山魁夷の版画集をながめて,ああ,やっぱりこういう感じの絵が好きだなーと方向を決めた。道標っていうか,虎の巻っていうか。
今回は諸事情で散華の二文字も書く。文字は専門外なのでビミョー? 絵のタッチとのバランスはいいけど驚きがないかなー…。法要のための散華でもsurpriseは必要だろう。その方が見る側も楽しいし。仏様もそれくらいのことではあたふたしない,たぶん。
2013年4月8日
「ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬」を見る
'11年,オリヴァー・パーカー監督。ローワン・アトキンソン主演。
Mr.ビーンよりだいぶシリアス路線…とはいうものの基本的におバカ映画。 スパイコメディとしてのバランスはちょうどいい感じ。好き。
何よりも「椅子」がツボ。お腹が痛くなるくらいおかしい場面って何年ぶり? 他のギャグの数々はもっとおもしろくできそうな気もするけれど,この映画のテイストが肌に合うのでこれでよしとする。
Mr.ビーンよりだいぶシリアス路線…とはいうものの基本的におバカ映画。 スパイコメディとしてのバランスはちょうどいい感じ。好き。
何よりも「椅子」がツボ。お腹が痛くなるくらいおかしい場面って何年ぶり? 他のギャグの数々はもっとおもしろくできそうな気もするけれど,この映画のテイストが肌に合うのでこれでよしとする。
2013年4月2日
東大寺法華堂へ行く
iPodで音楽を聴きながら近鉄に揺られて奈良へ。続けて古いポピュラー音楽がかかる。二十歳頃に聴いた曲。あの頃もよく同じ電車で友人のH某の家にあそびにいったものだけど…。あんまり変わってないなー。
そのH某からの頼まれごとの打合せ。法華堂の中に入って,修理中でまだきちんと設置されていない仏像を見て回る。モチーフの参考にと写真を撮ったりする。
膝小僧の絵柄の剥げ具合なんかいい味なんだけど…。味がありすぎて料理のしようがないか。
外に出ると小雨。桜は満開。奈良の桜を見るのはもしかして初めてかもしれない。鹿と外国人がたくさんの2013年春。
珍しく「日本人」する(いつもはナニ人なんだ?)。
2013年3月31日
ドラマ「純と愛」を見る
どこにでも首をつっこむけたたましいヒロイン。人の心が読めるストーカーもどきのヒーロー。就職したホテルのクセのある面々…。
始まってからの1,2か月は楽しくて,朝ドラ史上最高かっていうくらいだったけれど…。
中盤以降は失速してしまった? あのどこにもない変な味が好きだったのに。
ヒロインのむちゃくちゃなキャラクターは,なぜか嫌いじゃない。好みのタイプではないけど夏菜のえくぼにほだされたかなー。◯の◯◯も気になってしかたがなかったし…(人格を疑われそうなので伏字)。
物語は終わりに向けてビミョーな展開で,最後の最後は「大演説」…。うーん,よくわからない。
始まってからの1,2か月は楽しくて,朝ドラ史上最高かっていうくらいだったけれど…。
中盤以降は失速してしまった? あのどこにもない変な味が好きだったのに。
ヒロインのむちゃくちゃなキャラクターは,なぜか嫌いじゃない。好みのタイプではないけど夏菜のえくぼにほだされたかなー。◯の◯◯も気になってしかたがなかったし…(人格を疑われそうなので伏字)。
物語は終わりに向けてビミョーな展開で,最後の最後は「大演説」…。うーん,よくわからない。
2013年3月22日
ドラマ「書店員ミチルの身の上話」を見る
書店員ミチル(戸田恵梨香)のありふれた不倫話が,ほんのささいなことからあれよあれよととんでもない展開に。見る者の予想を遥かに上回るブラックな味わいに寒気がしつつもどこか快感。
こういうお話はとても好き。
「妻は…」と毎回淡々と語りながらなかなか姿を見せない大森南朋や,超ブキミ君の竹井(高良健吾)など構成や脇役のとんがり具合がドラマを引き締める。
最後はどうなるかと思ったけれどけっこうあっさりした幕引き。しっぽまで悪夢がつまっているよりこの方がいいかもしれない。
こういうお話はとても好き。
「妻は…」と毎回淡々と語りながらなかなか姿を見せない大森南朋や,超ブキミ君の竹井(高良健吾)など構成や脇役のとんがり具合がドラマを引き締める。
最後はどうなるかと思ったけれどけっこうあっさりした幕引き。しっぽまで悪夢がつまっているよりこの方がいいかもしれない。
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