2018年12月28日
2018年12月22日
2018年12月20日
あいみょんをあれこれ聴く
その存在を知ったのが遅くて今頃になってひとり騒ぐ。このところあいみょんばっかり聴いてる。
はじめに「今日の芸術」という曲のタイトルにびっくりして(岡本太郎の名著)、いろいろ調べるうちすごい才能だとわかってくる。
初期の強烈な歌詞はいっぱいいっぱいな感じが好きじゃないけど、最近の曲はうまく肩の力が抜けて場外ホームラン連発みたいなことになってる。
「君はロックを聴かない」は涙なしに聴けない。二十歳すぎでなんでこんな歌詞が書ける? この歌詞に反応するのはロックおじさんだろうけど、それほどロックではない(?)ワタシでも一も二もなく釘付け。包み込むようなふんわりした低い声がよくて、何百回もくり返し聴いてしまう。
「青春と青春と青春」も甘酸っぱさとほろ苦さの混じった歌詞と叙情的なメロディーが素晴らしい。あったかもしれない恋物語をくっきりと描き出す技術に驚嘆。
「マリーゴールド」なんかもう大御所の貫禄。
ほんとはこんな歌手好みじゃないと言いつつ、これまで聴いていた音楽が色褪せて見えたりするので困る…。
はじめに「今日の芸術」という曲のタイトルにびっくりして(岡本太郎の名著)、いろいろ調べるうちすごい才能だとわかってくる。
初期の強烈な歌詞はいっぱいいっぱいな感じが好きじゃないけど、最近の曲はうまく肩の力が抜けて場外ホームラン連発みたいなことになってる。
「君はロックを聴かない」は涙なしに聴けない。二十歳すぎでなんでこんな歌詞が書ける? この歌詞に反応するのはロックおじさんだろうけど、それほどロックではない(?)ワタシでも一も二もなく釘付け。包み込むようなふんわりした低い声がよくて、何百回もくり返し聴いてしまう。
「青春と青春と青春」も甘酸っぱさとほろ苦さの混じった歌詞と叙情的なメロディーが素晴らしい。あったかもしれない恋物語をくっきりと描き出す技術に驚嘆。
「マリーゴールド」なんかもう大御所の貫禄。
ほんとはこんな歌手好みじゃないと言いつつ、これまで聴いていた音楽が色褪せて見えたりするので困る…。
2018年11月28日
2018年9月30日
ドラマ「半分、青い。」を見る
軽薄でアンバランスで現実離れしててむちゃくちゃな展開。もっとも90年代頃のいわゆるトレンディードラマなんて多かれ少なかれこんな感じだった気もする。
ヒロイン鈴愛(永野芽郁)が全然タイプじゃなくて、初めて見た時思わず「ブ◯」と小声で暴言を吐いてしまったり。
…で、半年間見続けての感想は、「すばらしい。これまでに見た朝ドラの中でNo.2」。
川を挟んで糸電話で話す子供時代の二人にブッチャーが言う「愛の告白か?」が効いたなー。
トークショーで姿を現した秋風羽織(豊川悦司)が最高、楽しすぎる。
実家に失礼を詫びに来た秘書(井川遥)と宇太郎(滝藤賢一)のやりとりの場面がツボ。
漫画家編は、業界的に近いこともあっていろいろ共鳴する部分も多く、見る方もチカラ入る。自分の才能に見切りをつけての激しいやりとりの場面はこのドラマのハイライト。
サンバランドの仕事でやってきたサトエリの描き方がまた軽薄きわまりなくて(ワンレンボディコン、椅子にドンと座る時にムネが揺れる)。その場にいる男たちがメロメロになるのがあまりにベタ。苦笑しかない。…好き。
和子さん(原田知世)も少し変なところのある役柄ではあるけど。だいぶおばさんっぽくなったとはいえ永遠のアイドルだなと思う。笑顔で去る最後の短いイメージショットでの輝きなどデビューの頃と変わらない。
波乱万丈のヒロインは問題行動・問題発言がいっぱい。が、息が詰まりそうな今の世界を生きているとその軽やかさが身にしみる。まぶしいまでの「生きる塊」。
野暮ったい高校生から40歳のシングルマザーまでを演じた18歳の永野芽郁、前髪の変化とともに顔がどんどん変わっていくのに驚く。弱い物語に絶大な説得力を与える、このドラマの楽しさの源泉。
とめどなくツッコミを入れてしまいそうで、かといってそこに深い意味はなく、シッポがつかめない不思議な作品だったなー。終わってしまったことがさみしい。「あまちゃん」以来のロス、か。
ヒロイン鈴愛(永野芽郁)が全然タイプじゃなくて、初めて見た時思わず「ブ◯」と小声で暴言を吐いてしまったり。
…で、半年間見続けての感想は、「すばらしい。これまでに見た朝ドラの中でNo.2」。
川を挟んで糸電話で話す子供時代の二人にブッチャーが言う「愛の告白か?」が効いたなー。
トークショーで姿を現した秋風羽織(豊川悦司)が最高、楽しすぎる。
実家に失礼を詫びに来た秘書(井川遥)と宇太郎(滝藤賢一)のやりとりの場面がツボ。
漫画家編は、業界的に近いこともあっていろいろ共鳴する部分も多く、見る方もチカラ入る。自分の才能に見切りをつけての激しいやりとりの場面はこのドラマのハイライト。
サンバランドの仕事でやってきたサトエリの描き方がまた軽薄きわまりなくて(ワンレンボディコン、椅子にドンと座る時にムネが揺れる)。その場にいる男たちがメロメロになるのがあまりにベタ。苦笑しかない。…好き。
和子さん(原田知世)も少し変なところのある役柄ではあるけど。だいぶおばさんっぽくなったとはいえ永遠のアイドルだなと思う。笑顔で去る最後の短いイメージショットでの輝きなどデビューの頃と変わらない。
波乱万丈のヒロインは問題行動・問題発言がいっぱい。が、息が詰まりそうな今の世界を生きているとその軽やかさが身にしみる。まぶしいまでの「生きる塊」。
野暮ったい高校生から40歳のシングルマザーまでを演じた18歳の永野芽郁、前髪の変化とともに顔がどんどん変わっていくのに驚く。弱い物語に絶大な説得力を与える、このドラマの楽しさの源泉。
とめどなくツッコミを入れてしまいそうで、かといってそこに深い意味はなく、シッポがつかめない不思議な作品だったなー。終わってしまったことがさみしい。「あまちゃん」以来のロス、か。
2018年9月25日
ポール・マッカートニー「Egypt Station」を聴く
地味なアルバム。声の衰えは隠せないし…。
にもかかわらず、1曲1曲新しい試みを忍ばせているのがすごいところ。新しいような懐かしいようななんとも言えない不思議な感じ。地味なのに味わい深い。
コンセプト・アルバムの体裁で曲順通りに聴いていくのが正しい。
2曲目 「I Don't Know」。美しいピアノのイントロで始まるバラード。ポールの叩くドラムがリンゴ・スターみたいな響きなのでうっとりする。もしかしたらこのアルバムで一番好きな部分かもしれないくらい。
5曲目「Who Cares」。変てこな親しみやすさがクセになる。
10曲目「Dominoes」。キャッチーなメロディ。名曲候補。
14曲目「Despite Repeated Warnings」。トランプに代表される(?)狂った船長が操縦する船…。今の世界に対するやりきれない気持ちが歌われるメドレー風大曲。このアルバムのハイライト。感動的といえば感動的。
アルバムとしてはそこそこいいのだけれど、突出していい曲がないのが残念。でも、やっぱりよい(どっちなんだ?)。
2018年9月24日
卓上カレンダーの絵を描く
日めくり形式の「こどもカレンダー」(芸術生活社)。
31日分、歴史上の人物にからめて絵のアイデアを出すのはけっこうむずかしい。ニュートンや西郷隆盛なんかは絵にしやすいけど、わかりやすいエピソードのない人物や地味な人物にはああでもないこうでもないと延々悩む。
地震に大雨に台風。それでなくても暑い夏なのに輪をかけて熱くなる…。
いろいろありすぎたけど、無事刷り上がりを手にすると、まあみんな美しい思い出かなーと。
ドラマ「サバイバル・ウェディング」を見る
懐かしい感じもするラブストーリーを今風にアレンジした佳作。
ちょっと情けないヒロインの役柄が波瑠とうまくなじんでる。相手役の吉沢亮の王子様っぷりも文句ないけど、最大の見どころは上司の雑誌編集長役の伊勢谷友介の怪演。毎回挟み込まれる有名ブランドの話が華を添える。二人の漫才みたいなやりとり、ずっと見ていたかったなー。
最終回の編集長の「大演説」、不覚にも(?)感動してしまう。
脇役たちもうまく配されていてよく作られてると思う。
どうでもいいような部分で、連載コラムのイラストレーターの正体が明かされる場面も気が利いていて、よくわかってるなーと感心。こういうテイストが肌に合う。
ちょっと情けないヒロインの役柄が波瑠とうまくなじんでる。相手役の吉沢亮の王子様っぷりも文句ないけど、最大の見どころは上司の雑誌編集長役の伊勢谷友介の怪演。毎回挟み込まれる有名ブランドの話が華を添える。二人の漫才みたいなやりとり、ずっと見ていたかったなー。
最終回の編集長の「大演説」、不覚にも(?)感動してしまう。
脇役たちもうまく配されていてよく作られてると思う。
どうでもいいような部分で、連載コラムのイラストレーターの正体が明かされる場面も気が利いていて、よくわかってるなーと感心。こういうテイストが肌に合う。
2018年9月20日
ドラマ「イニョン王妃の男」を見る
2012年の韓国ドラマ。
お札(ふだ)の力で朝鮮王朝からタイムスリップしてくる男と売り出し中の女優の恋物語。
ヒロイン(ユ・インナ)はさえない子豚ちゃんみたいだし、相手役(チ・ヒョヌ)は地味顔だし…と最初は思う。でも話が凝った作りでおもしろそうなので見ていると、意外な拾い物。
カップルのイチャイチャぶりが微笑ましすぎてにやにや笑いが止まらない。その間にも男は過去と現代を行ったり来たりで命を狙われて忙しい。なぜか過去の事実が少しずつ変わっていくし。現代の人たちの記憶が飛んでしまったり。ややこしい。
甘ったるい恋物語に時代劇のハードなスパイス。映像がシャープで気持ちいい。
タイムスリップについてはつじつまが合っているのかよくわからないけど、これだけおもしろければ細かいところはどうでもよい(…よくない?)。
ユ・インナのいたずらっぽく舌を出すところ、とぼけた味わいで好きだなー。好みのタイプというわけではないんだけど。
二転三転した末の最終回、生か死かぎりぎりの感じで大盛り上がり。最近になくチカラ入る。 涙涙の結末。感無量。
お札(ふだ)の力で朝鮮王朝からタイムスリップしてくる男と売り出し中の女優の恋物語。
ヒロイン(ユ・インナ)はさえない子豚ちゃんみたいだし、相手役(チ・ヒョヌ)は地味顔だし…と最初は思う。でも話が凝った作りでおもしろそうなので見ていると、意外な拾い物。
カップルのイチャイチャぶりが微笑ましすぎてにやにや笑いが止まらない。その間にも男は過去と現代を行ったり来たりで命を狙われて忙しい。なぜか過去の事実が少しずつ変わっていくし。現代の人たちの記憶が飛んでしまったり。ややこしい。
甘ったるい恋物語に時代劇のハードなスパイス。映像がシャープで気持ちいい。
タイムスリップについてはつじつまが合っているのかよくわからないけど、これだけおもしろければ細かいところはどうでもよい(…よくない?)。
ユ・インナのいたずらっぽく舌を出すところ、とぼけた味わいで好きだなー。好みのタイプというわけではないんだけど。
二転三転した末の最終回、生か死かぎりぎりの感じで大盛り上がり。最近になくチカラ入る。 涙涙の結末。感無量。
2018年8月13日
キリン淡麗グリーンラベルのCMを見る
ドラマ「チア☆ダン」第1話の録画を今頃になって見る。ドラマ自体は爽やかでおもしろくてよいのだけれど、最後に出てきたCMの音楽にはっとして画面に目が釘付け。
SEKAI NO OWARI「スターライトパレード」 。アコーステイック・ベース・ギターの弾き語り。Fukase。
SEKAI NO OWARIはこれまでぴんと来なかったのに今回のこの曲は別物。こんなにいい曲、こんなにいい声…と、やっとピントが合う。世間から二重に遅れてる。
それに加えてCMの最後の多部未華子の顔。変顔の後はじけるように笑うところのあまりの美しさにハートを射抜かれる。
その二つの要素にスイッチが入って、20回くらいばかみたいにくり返し見る…。
基本的にアルコール飲料を飲まないワタシにウケてもしかたないんだけどまあそれはそれ。
SEKAI NO OWARI「スターライトパレード」 。アコーステイック・ベース・ギターの弾き語り。Fukase。
SEKAI NO OWARIはこれまでぴんと来なかったのに今回のこの曲は別物。こんなにいい曲、こんなにいい声…と、やっとピントが合う。世間から二重に遅れてる。
それに加えてCMの最後の多部未華子の顔。変顔の後はじけるように笑うところのあまりの美しさにハートを射抜かれる。
その二つの要素にスイッチが入って、20回くらいばかみたいにくり返し見る…。
基本的にアルコール飲料を飲まないワタシにウケてもしかたないんだけどまあそれはそれ。
2018年7月11日
2018年7月6日
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を見る
2012年、アン・リー監督。
宗教的な話で始まった少年の物語。途中からトラと漂流するサバイバル話に突入。恐怖のあまり笑えてくるような奇妙な場面の連続に息がつまる。
水の場面がどれも幻想的で人工美の極致。どうやって撮ったんだと驚きっぱなし。トラはほとんどCGらしいけど…。
膝の上でおとなしく撫でられているトラの場面が好き。
最後に語られる「真実」に震え上がる(トラの名前リチャード・パーカーの由来は後から知った…)。
宗教的な話で始まった少年の物語。途中からトラと漂流するサバイバル話に突入。恐怖のあまり笑えてくるような奇妙な場面の連続に息がつまる。
水の場面がどれも幻想的で人工美の極致。どうやって撮ったんだと驚きっぱなし。トラはほとんどCGらしいけど…。
膝の上でおとなしく撫でられているトラの場面が好き。
最後に語られる「真実」に震え上がる(トラの名前リチャード・パーカーの由来は後から知った…)。
2018年5月31日
2018年5月19日
2018年4月28日
2018年4月6日
2018年3月20日
ドラマ「明日の君がもっと好き」を見る
登場人物がみんな変。演出が変。久しぶりに見る怪作。
一番度肝を抜かれたのは空いっぱいの巨大な月。ロマンチックを通り越して異様。
他にも、いやらしく揺れるクルマ、突如ストーカー化したタクシー運転手、それとヒロイン(伊藤歩)が戦う場面の成り行き、見かけによらず弱いヒーロー(市原隼人)の不思議な服、ボケたふりの老人、飛び交うポエム風のセリフ、音もなくせり上がる介護ベッドと「フッフッフ」という笑い声…。
次から次へとくり出される狂ったシーンに毎回あきれる。
わざとやってる?
最終回、エレベーターの前で市原隼人がスケッチブックで何をするかと思えば…。
画竜点睛のサゲとはこういうのをいう。
お話がむちゃくちゃすぎて傑作の部類には入らないけど、そのむちゃくちゃさがいとしく、好ましい。
一番度肝を抜かれたのは空いっぱいの巨大な月。ロマンチックを通り越して異様。
他にも、いやらしく揺れるクルマ、突如ストーカー化したタクシー運転手、それとヒロイン(伊藤歩)が戦う場面の成り行き、見かけによらず弱いヒーロー(市原隼人)の不思議な服、ボケたふりの老人、飛び交うポエム風のセリフ、音もなくせり上がる介護ベッドと「フッフッフ」という笑い声…。
次から次へとくり出される狂ったシーンに毎回あきれる。
わざとやってる?
最終回、エレベーターの前で市原隼人がスケッチブックで何をするかと思えば…。
画竜点睛のサゲとはこういうのをいう。
お話がむちゃくちゃすぎて傑作の部類には入らないけど、そのむちゃくちゃさがいとしく、好ましい。
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