最盛期の端島(軍艦島)を再現する映像に圧倒される。
そこにワケあり池田エライザや切なさ満開杉咲花がからむ。話は現代と過去を行ったり来たりして「誰が誰?」の謎も楽しい。
最終回ですべてが結びついて胸をなでおろす。サワダージにはちょっと笑ったけど。
青いイヤリングが印象に残る(「ダイヤモンド」よりも)。最後のベタな幻想シーンは涙なしで見られない。待ち続けたその人の映像がずっと頭の中で再生される…。
最盛期の端島(軍艦島)を再現する映像に圧倒される。
そこにワケあり池田エライザや切なさ満開杉咲花がからむ。話は現代と過去を行ったり来たりして「誰が誰?」の謎も楽しい。
最終回ですべてが結びついて胸をなでおろす。サワダージにはちょっと笑ったけど。
青いイヤリングが印象に残る(「ダイヤモンド」よりも)。最後のベタな幻想シーンは涙なしで見られない。待ち続けたその人の映像がずっと頭の中で再生される…。
恋愛と結婚に価値を見出せないヒロイン涼(堀田真由)。前後の見境なく突っ走ってしまうキャラだけどなぜか好き。古い価値観にイライラするところに深く共感するからか?
第8話で化石男(渡辺大知)に怒りを爆発させるシーンは見もの。「待てよ、アホ」で始まるその言葉はあまりにも真っ当、痛快。でもそれが通じない人もいるんだろうなと、モヤモヤも同時に感じたり。
ドラマとしてはまあまあの出来。最終回のメタドラマ的な趣向も面白いと言えば面白いけど、やっぱりまあまあかな…。
住んでいるマンションの管理組合理事が輪番制。広報理事担当になったので組合報を作る。文章だけだといろんな意味で苦しいと思い、わかりやすくイラストを入れる。
餅は餅屋…ではあるけれど。地域のボランティア、的な?
ナツメ社「脳がみるみる若返る 脳トレ 昭和クイズスペシャル」。
間違い探しの絵を5点描く。モチーフは昭和。
その中にビートルズ日本公演もある。ビートルズ本人たちは描いても描かなくてもよいということだったのでうち2人を入れる。個人的好みでポールとリンゴ。「PAUL」の文字もしっかり間違い探しに組み込んで。
昭和時代のモチーフって知ってるようで知らないことも多く、ちょっとたいへんだなー。1960年代のミニスカートを調べまくるのもしんどくって…(と言いつつ、ついつい顔がゆるむのはなぜ?)。
事故に巻き込まれて、見るからに怪しい3000万円を持ち帰ってしまった一家の物語。
毎回話があっちへ行ったりこっちへ行ったり。予想を上回る過激さを楽しむ。
主役の安達祐実以下登場人物すべて生き生きとしている。きちんと描いているけれど抜けがよい。そこが一味違う感じ。
小道具の使い方も気が利いている。フライパンと写経は強烈に印象を残す。
笑いを交えながらハラハラし続けたドラマの最終回は…。こういう手で来るとは思わなかったけど、まあこれもありか。いろいろ考えさせる幕切れ(ほんとはもっとポップな感じにしてほしかったかな)。
去年放送された時はタイトルに怖気付いて(?)スルーしてしまっていた。その後だいぶ経ってから上坂樹里に目覚めてしまったこともあり、今回の再放送しっかり見る。
デリケートなテーマを今のモチーフとからめて上手くまとめてる。痛快さが先に来て、笑いが絶妙のさじ加減でまぶされる。
ひたすら上坂樹里に見とれつつ、登場人物たちといっしょになって古めかしい男社会の価値観に対し怒る。クライマックスの意外なラップの趣向も楽しく、また一人一人の少しずつ違う立ち位置なんかもていねいに描かれる。
ワタシ的には最高レベルのドラマ。ただしLGBTのエピソードまで入れたのは欲張りすぎか…気持ちはわかるんだけどねー。
決め台詞は「あなたの敵は誰ですか」。
お行儀の悪いミステリだなと思いつつもなぜか最後まで見続ける。
最終回の大技はむちゃくちゃだけどこれもなぜか許す。
内田理央の安定した悪女ぶりにやられたか…。ほどほどの美しさと過剰でない演技がすべてを許容する。
小説の盗作をめぐる野暮ったい話かと斜に構えながら見始める。まあ新川優愛も出てるしな…(まろやかな感じが好き)。
毎回一人の女子を思い出して現在と中学時代を交互に描く。各回の物語は暖かくてけっこううまく出来ている。ラストの決め台詞にその度にちょっと感動したりする。主人公の中学時代の男子(及川桃利)に深い共感を覚えるというのもあるのだろう。
どのゲストも印象深いけど、一番面白いのは田辺桃子か。「落差」に笑う。
のんびり始まった話は後半にかけてどんどん加速していく。元の小説の作者は誰かという謎。ミステリの絡め方がとてもよい。終盤、怒涛の勢い。あちらこちらに張りめぐらせた伏線が回収される快感。
そして最終回のラストは本。その扱い方が未来を暗示して心憎い。なごむ。
なんとも重苦しい空気が底に流れている感じが憂鬱と思いながら見続ける。確かにお話は胸にずんとくる。笑いもある。しっかり作ってるとは思うけど…と煮え切らない。
転換点は第8話の弾き語りシーンの終わりのところ。その一言にやられる。深刻な話の後で膝裏をかくんとやる自在さ。これでいいんだと霧が晴れる。
ラストの大騒ぎになだれ込み、その後が静かに描かれる。人間讃歌? クドカンの才能爆発。
夏ドラマの大穴的拾い物。うっかり見逃すところだった。
ありふれた学園ものにAIと大金持ちのモチーフが組み合わされ一味違う佳作に。
山田涼介と木南晴夏のテンポのいいやりとりが楽しい。木南晴夏の9割がた生真面目な秘書という役が絶妙。
AI役の安達祐実をどう表現したらいいのか…。完璧なようで完璧じゃない感じの描き方。
そして何より上坂樹里。吸い込まれるように見入ってしまう。いじめられる生徒役だけど清らかでまっすぐな感じが気になってしょうがない。
重要なおまけは職員室場面。アドリブ入り(?)でやりたい放題。脇で出演者が素で笑っているのがちらっと写ったりする。邪道だと見る向きもあるだろうけどワタシは好き。
メインストーリーはきちんとしている。独特のユルさゆえに傑作とは言われないかもしれないけど、そのユルさゆえに忘れられない作品になりそう。
この世界と「アリス」の世界が夢でつながっている。そこで起こる殺人事件。アリス好きが泣いて喜ぶミステリの怪作。よくこんなこと考えるなと感心する。
会話が狂った論理で貫かれてたたみ込むように続くのが楽しい。
「アリス」に出てくるキャラクターがうまく描かれて謎解きに組み込まれている。企画倒れにならず本格ミステリとしてはきちんと書かれている。そこは好感が持てる。
ただし「殺人」のグロテスクな描写には閉口。悪趣味。最後の方のアレまで行くと残酷を通り越して笑えるけど。
キングレコード「バトル!かけ算九九~ストーリー仕立ての対戦モードで楽しく九九をマスターせよ!」。
バトル、元気な男女。片方にスポットライトを当てすぎないように気をつけながらバランスよく配置する。目にキラキラを入れてよりポップに。九九の数字とサブキャラをからませて楽しさを演出。
タイトル文字もがんばって手描きする(Photoshopで、だけど)。
かけ算好き算数好きの子どもたちの増加に少しだけ貢献できた?
フランス革命の時代、死刑執行人のサンソン家の物語。コミックと言えないくらい細部まできちんと描かれた絵に気が遠くなる。
処刑についての描写が生々しい。苦手。ほとんど苦行。マリー・アントワネットが登場するあたりから読みやすくなる。やれやれ…。
マリー・アントワネットは造形的にもおもしろい。特にその眉毛。こんなの見たことない。
終わり近くでの「学園もの」の趣向が楽しい。楽しすぎてブラックユーモアであることを忘れそう。
ほんの200年ちょっと前の野蛮で残酷な国民の姿をこれでもかというくらい見せつけられて。でも、今の世界だってそれほど変わらないかもと思ったり。
2019年、ダニー・ボイル監督。
ビートルズの存在しない世界に飛ばされた売れないミュージシャンの男の物語。設定も展開もゆるいけどビートルズに思い入れのある人にはおもしろくてしかたがない作品。
ごく普通にお話は進み、どう落とし前をつけるんだろうと思いながら見ていると、その人が出てくる。とびきりの不意打ち。78IFか…と涙目になる。
ヒロインのリリー・ジェイムズがチャーミングな表情で花を添える。映画として申し分なし。
「Eleanor Rigby」の歌詞が思い出せずに苦労するという場面に個人的に苦笑する。高校3年の時にその曲がFMから流れて背中に電気が走るような感動を覚えた思い出があるから。もちろん歌詞を全部覚えた…(遠い目)。
魔法がからむ異形の青春小説。
脳天をエクスカリバーが直撃するような文体に驚く。何なんだ、この人は。ちょっと変わった青春小説かと思いながら読み進めると早々にとんでもない展開に。
おかしさと切なさとグロテスクな奇想が渾然一体となって後半どんどん速度を上げる。
最後のページは一行四文字のみ。奔放な文体と裏腹な完全主義者的な職人芸に圧倒される。これと同じ趣向をハヤカワ・SF・シリーズの星新一の短編集で見たことがある。こういうのに弱い。
いろいろな意味でバンザイ。ついでにどうでもいいところだけど、「コピックマーカーってマロングラッセの匂いがしない?」というセリフが出てくる箇所があって、ここちよい不意打ちにシビれた…。
宝島社「自宅で終わりを迎えるために知っておきたいこと」。
初めはかわいい本文カットだけの予定だったのが、インタビューページに入るイメージイラスト3点も頼まれる。方向が全然違う絵。初めて仕事する相手に対し何と大胆な編集さんだと感心する。
幾何学模様を使用した抽象的なイメージでというのがお題で、気合を入れながらあれこれ楽しく悩む。持てるワザを駆使して最終的にはちょっとおしゃれ(?)な雰囲気に仕上げる。こういう感じ、久しぶりかも。気に入られて表紙にも使用されることに。紆余曲折の末のめでたしめでたし。
在宅死という重くなりがちなテーマをイラストで少しはとっつきやすくできたか…。
ナツメ社「脳がみるみる若返る間違い探しスペシャル」。
間違い探しを9点描く。「盆踊り」は間違いが40か所。やさしいのとむずかしいのを取り混ぜて配置するのはたいへんだけど、見て探す方もたいへんだろうなー。たいへんさを楽しんでもらえるかな。
記憶喪失のまこと(生見愛瑠)の前に現れた3人の男(元彼、同僚、通りがかり?)。ヒロインが渡そうとしていたらしい指輪とともに謎が深まって…。
記憶をなくしてから性格が少し変わって、前向きに生きていくヒロイン。そのキャラクターとぴったり合って、めるるの魅力全開。特にファンでもないのに見とれてしまう場面多し。柔らかく変化する表情がよい。去年のドラマ「日曜の夜ぐらいは…」以降女優としてどんどん進化してるなー。
終盤の「謎解き」はけっこうスリル&サスペンスに満ちて、これは紛れもなくミステリドラマだと感服する。恋愛ミステリ。
今田美桜を鑑賞するためのドラマ。「あんぱん」前夜、時代の波とぴったり合ってる感じが見る人を幸せにする。
ドラマそのものは驚きが不足。ベタでわかりやすすぎる。その分ヒロインのくるくる変わる表情に集中できて幸福感が膨れ上がるつくりになっている(ワタシの場合)。うーむ、よく考えてあるな…。
地味な半沢直樹がちらっと出てくるサービスはご愛嬌。
生きづらさを抱え続ける4人の男女の話。
今の空気とも共鳴してすごくよくわかる一方、あまりにも繊細すぎて作り物めいて見えたりもする。息が詰まりそうに感じたり…。
だからという訳ではないけど第10話の夜々(今田美桜)の「バーカ」連発に快哉を叫ぶ。個人的にハイライトシーン。
主題歌の藤井風「花」、低く渋いピアノの音が好み。最終回の終わりの方では弾き語りと主役4人の特別サービスもあって気が利いてる。