2025年10月26日

ドラマ「愛の、がっこう。」を見る

タイトルがアレだし…生真面目な高校教師(木村文乃)と浮ついたホスト(ラウール)のベタな恋愛もの…と思ってしまって、第1話だけ見てほったらかしにしていた。忘れた頃になって続きをなんとなく見始めると。

第3話の「カヲルさんはバカじゃありません」という台詞にやられる。それ以降はどんどん物語が加速して止まらなくなる。ベタであろうと通俗的であろうとそれが何か?

主役の二人を含め登場人物の配置がとてもよく出来ている。

ヒロインの交際相手(中島歩)の曲者ぶり、最高。酒向芳と筒井真理子も期待を裏切らない見せ場を作る。暴走ぶりに笑う。他の人物も適材適所でうまくからみ合って、話を気持ちよく進める。

プロフェッショナルな制作陣にひたすら涙。

オープニングのタイトル文字映像も最終回だけ少し変えてあって、物語と絶妙にリンクする(こういうのに弱い)。画竜点睛。

こんなに正攻法のドラマで面白いのって久しぶりかも。 

2025年10月3日

回文で落書きする


キツそう、今ある世界を活かせる甘い嘘つき。

↑きつそういまあるせかいをいかせるあまいうそつき

2025年9月28日

ドラマ「あんぱん」を見る

ドラマとしてはまあまあの線か。今田美桜を見るためのドラマ。やなせたかしについての思い出もあるのでけっこう毎日楽しんで見る。

ヒロインのぶ、前半は元気いっぱいでよかったけれど、後半仕事を辞めてからは手持ちぶさたに見える。もう少し活躍させられなかったのかなー。ただ、表情を無理に作っていない時の方が今田美桜のよさが伝わってくる気がするので、逆にそちらに光を当てるシーンも多かったかもしれない。

アニメの「アンパンマン」はあまり見たことがない。ドラマの中での盛り上がりに対しては「ああ、そうなんだ」くらいの感想。それでも今田美桜がドキンちゃんにしか見えない瞬間が何度もあって、やっぱりすごいんだなと遅まきながら変な方向から思い直したりする。

「詩とメルヘン」が懐かしすぎる。誌上で毎月やっていたイラストコンクール(20年以上続いたらしい)、何度も出したけど一度も入選できなくて。かろうじて選外秀作になったことはあったものの「画風は完成しているがどちらかといえばコマーシャル向きの絵」とか「すぐ使える絵だがおもしろさに欠ける」みたいな手厳しいコメントをもらったりした。あの評はやなせたかし本人が書いていた? 駆け出しのイラストレーターだったワタシには勉強になったけど。

ドラマ最終回はえらくゆっくりした二人の会話が続く。テーマとからめて万全の体制で幕が引かれる。あまり好みの脚本ではないのになぜか涙があふれそうになるので困った…。

全130回、一番印象に残ったのは終戦の時ののぶの放心した顔をアップでとらえた無音のシーン。無表情という演技に目が釘付けになる。

一番好きなシーンは「月刊くじら」の表紙に嵩(北村匠海)が描いた女性像をめぐる編集部内のやり取り。誰もがモデルはのぶだと一瞬で気づく。琴子(鳴海唯)がすました顔(完全に表情を殺しているのがおかしい)でのぶにどう思うかと尋ねると、のぶは自分がモデルだと全く気づかずありきたりな返事をする。嵩とのぶの気持の温度差と周囲のあきれ具合をコミカルに描いて秀逸。

2025年9月24日

カレンダーの裏に落書きする(続き)


前日の落書きにPhotoshopで色をつける。意味もなくハデ。意味もなく逆遠近法。

2025年9月23日

カレンダーの裏に落書きする

「なんにも考えんとテキトーにホワイトボード用のマーカーで落書きしてたらちょっとおもしろい絵が描けたわ」

「なんにも考えへん方がええんちゃう? もともと頭ん中からっぽやねんから。…そや、仕事の絵もそれでいったらええねん」

「ええー、それはムリやなー。鬼のクライアントが…」

「仕事の絵描いてる時のあんたの方が鬼みたいな顔してるわ。もっと気楽にしたら? 気楽にしてたら天国でも極楽でも好きなとこ行けるで」

「そうかー。そやな、お気楽極楽て言うしな。っちゅうか、天国はまだ行きたないわ」

「毎日天国みたいな環境で仕事してて何言うてんねん。誰のおかげでそんなんできてるかわかってんのんか。私なんか雨の日も風の日もあちこちくるくる回ってどんだけしんどいか」

「ぼくもくるくる回ってるし」

「いーや。あんたは頭ん中で『今田美桜はかわいいな、上坂樹里もいいなー』て回ってるだけや。99.99%それやろ」 

「なんでそんな見てきたようなことを。24時間監視してんのんか」

「100%するっとまるっとお見通しや」

「ううう…最近は宮本茉由もおもしろいんよ…」 

「もうええわ」

ドラマ「レプリカ 元妻の復讐」を見る

夫(木村了)と夫を略奪した女(宮本茉由)に復讐するため整形で顔を変えた女(トリンドル玲奈)。よくある話だけれどなぜか楽しく見る。

ショートカットのトリンドル玲奈が復讐に燃えるのは悪くない。そしてそれ以上に宮本茉由がどうしようもないクズ女を涼しげに演じるのが快感。宮本茉由はどことなくいい人そうに見える(個人的感想)。そのためか悪どい言動があまり暑苦しくなく映る。次々にひどいことをするのになんとなく味方したくなる。ちょっと不思議な感覚。

謎めいたバーテンダー(千賀健栄)もからんで中盤過ぎあたりまでは次の展開がとても気になる。ただ終盤はネタ不足になったか尻すぼみの感も。

2025年9月18日

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何往復した? お疲れ、カツオだし工夫おんな。

↑なんおうふくしたおつかれかつおだしくふうおんな

2025年9月9日

ドラマ「こんばんは、朝山家です。」を見る

朝から晩まで文句を言い合っている四人家族の物語…ではあるんだけど、そうではない。

中村アンが夫(小澤征悦)に対しあらゆるところでキツい言葉を浴びせ続ける。煮え切らない態度の夫を見ているとそうなるよなーと思うところもあるのでちょっと笑えてくる。っていうか、にやにやしっぱなし。

中村アンがどれだけキレる演技をしてもどことなく柔らかく感じてしまうのはワタシのひいき目か。以前やってた姉妹編みたいな「それでも俺は、妻としたい」のMEGUMIの演技はダメだったからなー。

うちの奥様が画面を見るともなく見ながら「うちとおんなじやん」と言ってたような気もする。どうなんだろ。

悪口の嵐の中なぜかなごみ続けたドラマは終盤意外なところからシリアスになる。そこはツラいけれど最後は何とか少しだけやさしく着地。やれやれ。

何に感動したのかわからないけど感動した気がする。それでも人生は続く…などとイージーにまとめてはいけないんだろうなー。

2025年9月8日

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硬い木は極楽、落語は聞いたか。

↑かたいきはごくらくらくごはきいたか

2025年8月31日

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民と戦うロビンソン、疲労過多だと見た。

↑たみとたたかうろびんそんひろうかただとみた

2025年7月31日

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きちんとしたわ、私トンチキ。

↑きちんとしたわわたしとんちき

2025年7月28日

小川哲「君のクイズ」を読む

クイズ番組で一文字も読まれていない問題の答えを出した対戦者。ヤラセか実力か魔法か…それとも?

その謎を解こうとする主人公の目でクイズを一問ずつ振り返る形で話は進む。自分の人生や相手の人生のエピソードももうまくまじえてノンストップの面白さ。こんなに読みやすいミステリも珍しい。

クイズ大会の世界のことはあまり知らなくて勉強にはなったけどメインはあくまでも謎解き。最後に「答え」が提示されて、そして…。

90%うなって、10%ビミョー、みたいな感じもする。読者にサービスしすぎたのかなー。それとももう一段深いところでほとんどの人が気づかない仕掛けがあるのかなー…と、本を閉じた後も気になる。

主人公のキャラクターもよく考えるとツッコミどころ満載だし。

それでも異色ミステリとしてまぎれもない傑作だと心に留めおく。

2025年7月21日

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縦ステッカー買って捨てた。

↑たてすてつかーかつてすてた

2025年7月1日

ドラマ「夫よ、死んでくれないか」を見る

仲良し3人組の女子とその夫たち。深刻なのかお笑いなのかわからないタッチで話は進む。どちらへ転ぶかわからない面白さがよい。

塚本高史の置かれた状況にツッコミを入れ、高橋光臣の怪演に笑う。

少しずつ姿を現わす登場人物の本当の顔は笑ってばかりもいられない。それでも話は予想を裏切り続け…。

最終回、ちょっと落ち着いたかと思ったらとびっきりの展開が待つ。何を考えてるんだ、この作者は。その場面で〇〇を出すか、普通。

安達祐実は何が来ても受けて立つ横綱相撲で余裕。ムチャクチャな話をしっかり支えてプロの貫禄。

2025年6月16日

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竜巻と留守番ならナンパすると決まった。

↑たつまきとるすばんならなんぱするときまつた

2025年5月22日

体操のCDのイラストを描く


キングレコード「ひろみちお兄さんの体あそび〜パワフルチャージたいそう〜」。

親子体操を中心に楽しい歌8曲入り。日頃運動不足のワタシだけどはりきって元気な絵を仕上げる。あれこれサービスしてにぎやかな仕上がりになったかなー。

ラフやカラーを担当の人に送った時に「今ちょうど弘道さんのレコーディング中のため一緒に拝見しようと思っている」みたいな返事が来る。現在進行形の感じが楽しかった。

2025年5月14日

「タイピスト!」を見る

'12年、レジス・ロワンサル監督。

オープニング・タイトルからフィフティーズ色全開でいきなりやられてしまう。好き、好き、大好き。

タイプライターの早打ち大会を軸にしたオールドファッションなロマンティック・コメディー。優勝を目指してのスポ根もどきの味付けにはそれほど惹かれないが、話のテンポがいいので退屈せずに一気に見てしまう。

ヒロイン(デボラ・フランソワ)の服が場面ごとにくるくる変わるのはこういう映画のお約束。どれもこれも反則技的におしゃれすぎ、かわいすぎだろうという…。他の女優のファッションも負けず劣らずよくてスタッフの力の入れようがわかる。

時代ものの車がたくさん走る中、主人公の乗る白い車のデザインに目が釘づけになる。こんなおもしろい顔つきの車があったんだなー(パナール・ディナZというらしい)。

原題は「Populaire」。出てくるタイプライターの名前でもある。終盤で話にうまくからめてある。

あの時代の映画への愛情があふれんばかり。その世界を洗練された姿で21世紀に甦らせた製作陣に感謝する。

2025年5月12日

「サスペリアPART2」を見る

'75年、ダリオ・アルジェント監督。

「サスペリア」の2年前に作られた、続編でもなんでもない「傑作」。原題は「Profondo Rosso」。

話は普通にミステリ。普通じゃないのは殺人場面。残酷描写と耽美主義が合わさって得も言われぬ快感、見たくないのに目がそらせない。なぜそこまでする? 意味がわからない。

場面ごとの映画的効果がすべてで、論理的な展開などどうでもいいと思ってる?

美術や撮影の主張がすごい。古典的なところとモダンなところがうまく調和して強い印象を残す。壁にかかった絵とかおもしろいなー。ヨーロッパの伝統の力か。

怖かったのは自動人形。意味はないのに一番。

意外なのはコミカルな場面が出てくるところ。ヒロイン(ダリア・ニコロディ) の身のこなし、よし。オンボロ車もおかしい。

音楽担当のゴブリンもいいなー。 

最後、犯人の正体が明かされる場面にびっくり。「巻き戻し」必至。そこからラストへなだれ込む場面のサービス精神もたまらない。

「サスペリア」はホラーだからということもあってそれほどいいと思わないけど、こちらは困ったことにどうも好きになってしまったらしい。キライよ…でも好きなの、的な。

2025年5月5日

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みなみかぜにぺこり。

2025年4月30日

小山正:編「バカミスじゃない!?」を読む

副題は「史上空前のバカミス・アンソロジー」。9人の作家の作品はそれぞれ方向が違っていて楽しめる。

船越百恵「乙女的困惑 girlie puzzlement」がよい。バカミスというより、よくできたドタバタミステリ。そのポップな感覚が肌に合う。

かくたかひろ「警部補・山倉浩一 あれだけの事件簿」。さりげなく軽く狂った感じが好ましい。あえておしゃれと言ってしまおう(…違うと思う)。

鳥飼否宇「失敗作」。泡坂妻夫のアレを思い出す。なつかしい味。正真正銘のバカミス。労作。

2025年4月13日

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たいむくんとぞーんさん。

2025年3月14日

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うずまきのうらぎり。

2025年2月19日

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あなたはえいえんぜろはちごう。

2025年2月10日

認知症の世界の絵を描く





永岡書店/榎本睦郎「認知症の親が満足する最高の介護術」。本文カットを大小50点ほど描く。

認知症患者とその家族に向けての解説とアドバイス。イラストを多用して本の作りはけっこうポップな感じ。

PART 1 は「認知症シアター」と題して映画風(?)に展開する。見出しも映画の題名をもじっていて読む人をなごませる。深刻になりすぎないのは大切かもしれない。

まじめな内容だけどおもしろい本に仕上がってるかな。最近人や物の名前が思い出せないことが増えたワタシにとっては他人事じゃないんだけど。

2025年2月2日

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ばっちばちるーずでららら。

2025年1月26日

やわらかい鉛筆で落書きする


ぐうぞうにはっぱ。

牧薩次「完全恋愛」を読む

戦時中から2000年代、一人の画家の歴史に殺人事件の謎をからめて描かれる力作。

謎解きそのものにはそれほど驚きはない。ミステリとしては大雑把だし。

最後の最後に明かされる仕掛けがちょっとすごい。たたみかけるように来るのでその後のサゲがきれいに決まる。「完全恋愛」とはそういうことか…。

実際のある出来事がうまく使われていて、そこの部分はほとんどバカミスなんだけど、そういう遊びがたまらなく好き。感動してしまった。

2025年1月22日

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あしたはへんりーにたのもう。

2025年1月19日

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じょうだんべいびー。

2025年1月18日

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しんしょうぼうだいふうけい。

2025年1月15日

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おやすみのうてんき。

2025年1月13日

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いちにのさんでしんじつだんす。

2025年1月7日

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なんにもおもってないけどなにか?

2025年1月6日

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たいようってどうよ。

2025年1月5日

AIとつきあう

音楽制作者M某、年末に顔を合わせた時、文章から画像までAIにあらゆることを頼っていてどれくらい助かっているか熱弁を振るってたな…。でも、音楽には使わないらしい。「スノー(AI)って綴りはsunoだったっけ?」とか聞いてたし。

元コピーライターS某、賀状はAIを使ってみたという。ふーん…。実力以上の絵が描けるのはわかった。

元(?)イラストレーターM某、AIはあの茶色がちょっとイヤですね(使ったことはないです)と、年賀状に書いてある。そうかもしれない。

イラストレーターP某(ワタシ?)、自分のイラストにAIは使わないけど…。あるストックサイトのあるクリエイターのAI生成画像が気に入っていろいろ観察したりしてた。

自分で使うのは Suno AI くらいか。ものすごくテキトーな歌詞を書いて音楽はAIにお任せ。ひとつの詞に対して10曲でも20曲でも文句一つ言わずそれなりのものを出してくる。たまに5つ星級の傑作も。聴き惚れてしまう。

この一年、プロの音楽よりSunoに作ってもらった音楽を聴いていた時間の方が長かったような。音楽的にAI廃人になりそうで怖い?

2025年1月4日

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ちっともみらいじゃないし。

2025年1月2日

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ぷすぷす、つかいのものです、ぷすぷす。