夏以降仕事ばっかり。景気がいいの? 悪いの? よくわからない。世間で何が起っているかもわからない(…って,ちょっとアブナいヒト)。
集中〜「あと何日かで一段落」〜仕事入る〜また仕事入る〜プチパニック〜集中〜「あと何日かで一段落」〜仕事入る…のくり返し。「一段落」は逃げ水状態。
11月17日に新しいMac君がやってきたけれど,何回かさわったものの作業環境を移す時間がなくて,文字通りほこりをかぶっている。かわいそうすぎ。
それ以前に仕事部屋が足の踏み場もないのを何とかしなくては…。
といいつつ,なぜかCDをレンタルしまくる。新旧洋邦いろいろ,3か月で30枚。忙しいのに何でそんなことやってるのかという,うちの奥様のツッコミはごもっとも。それはいいんだけれど(よくないか?),その中で一番よく聞いているのが中2の時に好きだった○○○○○○○○○○○○○○○というのが情けない(恥ずかしくて書けない)。あの頃で成長止まってる?
今年も実質あと1週間ほど。あこがれの「一段落」まであと一息…。
2010年10月22日
2010年10月17日
2010年10月13日
大滝詠一「A LONG VACATION」を聞く
大滝詠一は特に好きでも嫌いでもなく,ただただあまりにアメリカンポップなジャケットイラストに抵抗があって近づかなかっただけだったかもしれない。去年だったか今年だったかFMでこのアルバムを全曲通して聞く機会があって,「あ,意外といい」と,世間から30年近く遅れて思ってしまったわけで…。
それ以来ずっと気にしつつ,今頃になってやっときちんと聞き直すと,これまでの反動が出たか,毎日こればっかり。シンプルな音を完璧に磨き上げる職人技が快感。
ヤバヘビ。ヤバいくらいヘビーローテーション。…すみません(誰に謝ってる?)。
「君は天然色」みたいな直球ど真ん中のポップスももちろんいいのだけれど,「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」の遊びまくりの歌詞にうまくひっかかる。古い洋楽タイトルがたくさん出て来る中「♪四つのお願い 聞いとくれ」などという一節をまぎれこませるポップスおじさんのセンスがおかしい。
他にも「我が心のピンボール」の少しワイルドなボーカル,「FUN X 4」 のコーラスとユーモラスな趣向の融合。これらが絶妙のアクセントになって名曲群を引き立てる。
参ったなー。学生時代,アルバイト仲間のO某の家で彼お気に入りの大滝詠一のCM音楽のアルバムから何曲か聞かされたり(それが初めて),なぜかうちの奥様も同じく大滝詠一のCM音楽のアルバム(たぶん)を1枚持っていたりしたのに…天地の真理に気づかずにすごしてきたワタシの人生って何? と,がらにもなく哲学してしまう。
参った,参った。
それ以来ずっと気にしつつ,今頃になってやっときちんと聞き直すと,これまでの反動が出たか,毎日こればっかり。シンプルな音を完璧に磨き上げる職人技が快感。
ヤバヘビ。ヤバいくらいヘビーローテーション。…すみません(誰に謝ってる?)。
「君は天然色」みたいな直球ど真ん中のポップスももちろんいいのだけれど,「Pap-Pi-Doo-Bi-Doo-Ba物語」の遊びまくりの歌詞にうまくひっかかる。古い洋楽タイトルがたくさん出て来る中「♪四つのお願い 聞いとくれ」などという一節をまぎれこませるポップスおじさんのセンスがおかしい。
他にも「我が心のピンボール」の少しワイルドなボーカル,「FUN X 4」 のコーラスとユーモラスな趣向の融合。これらが絶妙のアクセントになって名曲群を引き立てる。
参ったなー。学生時代,アルバイト仲間のO某の家で彼お気に入りの大滝詠一のCM音楽のアルバムから何曲か聞かされたり(それが初めて),なぜかうちの奥様も同じく大滝詠一のCM音楽のアルバム(たぶん)を1枚持っていたりしたのに…天地の真理に気づかずにすごしてきたワタシの人生って何? と,がらにもなく哲学してしまう。
参った,参った。
2010年9月28日
羽海野チカ「ハチミツとクローバー」を読む
本編10巻に加えてVol.0「Official fan book」までしっかり読む。そんなに熱狂的なファンではないんだけど。
かなり行き当たりばったりの話だと思いながらずっと読んできたのが,最後の方で強引な展開でびしっと決めたりするのが意外だったりする。やっぱりこの話ははぐがメインでなくては。
とは言いつつも話そのものにそれほど入れ込んでいるわけではなく,ワタシはひたすら美しい女の人の絵に見とれ続けた。壊れたギャグからはかなげな女の子まで,振れ幅の大きいはぐとあゆの造形。むちゃくちゃなのに信じられないくらいいつもきれいにかわいく描かれているのが作者の絵師としての腕。
口を描いた線の真ん中あたりがたいていとぎれているのが不思議で,これは何の魔法かと気になってしょうがない。
それともうひとつ,ギャグを絵にするセンスが好みに合うというのがある。
第6巻番外編,美人上司美和子さんの山崎への「変な服」攻撃。たわいない話だけれどお気に入り。
動物もいろいろ出てきてどれもおかしい。中でもワタシのツボは,あゆを守るユニコーン軍団。こんなにがらの悪いユニコーンは空前絶後。よくも品を落とさず(?)笑わせてくれたなと感謝するのみ。
タイトルの「ハチミツとクローバー」について,第9巻のあとがきで作者がスピッツとスガシカオのアルバムから取ったと書いているので,ああそうか大して意味はないのかと油断する。そこに第10巻ラストのアレが来るものだから…。もう特大の不意打ち。
いや,確かに意味はないとも言えるんだけど,タイミングゆえにそのページの「ありったけの ありったけの 幸せを あなたに」などというベタな言葉に夢見心地。そのすぐあとの「必死で 何かを 探しつづけてた ボクの 大好きな 女の子」にとどめを刺されて涙。
羽海野チカの剛腕テクニシャンぶりにねじふせられ「これは傑作だ!」と叫ばずにいられない。
かなり行き当たりばったりの話だと思いながらずっと読んできたのが,最後の方で強引な展開でびしっと決めたりするのが意外だったりする。やっぱりこの話ははぐがメインでなくては。
とは言いつつも話そのものにそれほど入れ込んでいるわけではなく,ワタシはひたすら美しい女の人の絵に見とれ続けた。壊れたギャグからはかなげな女の子まで,振れ幅の大きいはぐとあゆの造形。むちゃくちゃなのに信じられないくらいいつもきれいにかわいく描かれているのが作者の絵師としての腕。
口を描いた線の真ん中あたりがたいていとぎれているのが不思議で,これは何の魔法かと気になってしょうがない。
それともうひとつ,ギャグを絵にするセンスが好みに合うというのがある。
第6巻番外編,美人上司美和子さんの山崎への「変な服」攻撃。たわいない話だけれどお気に入り。
動物もいろいろ出てきてどれもおかしい。中でもワタシのツボは,あゆを守るユニコーン軍団。こんなにがらの悪いユニコーンは空前絶後。よくも品を落とさず(?)笑わせてくれたなと感謝するのみ。
タイトルの「ハチミツとクローバー」について,第9巻のあとがきで作者がスピッツとスガシカオのアルバムから取ったと書いているので,ああそうか大して意味はないのかと油断する。そこに第10巻ラストのアレが来るものだから…。もう特大の不意打ち。
いや,確かに意味はないとも言えるんだけど,タイミングゆえにそのページの「ありったけの ありったけの 幸せを あなたに」などというベタな言葉に夢見心地。そのすぐあとの「必死で 何かを 探しつづけてた ボクの 大好きな 女の子」にとどめを刺されて涙。
羽海野チカの剛腕テクニシャンぶりにねじふせられ「これは傑作だ!」と叫ばずにいられない。
2010年9月26日
ドラマ「ゲゲゲの女房」を見る
水木しげるの作品をほとんど知らないまま何となく見る。
あばら屋のような仕事場で始まった極貧の新婚生活,いい仕事をするにつれて家の中が灰色からカラフルになっていく様子がおもしろい。高度成長期の日本をほんのりにおわせる。
同じような職種ということもあってワタシ自身を重ね合わせて見るところが多い。それもなぜかフリーになったばかりの若かった頃ではなく,ここ5〜6年の仕事をめぐるあれこれ。サイトを公開してウェブ経由での仕事の割合がどんどん大きくなり,やっと自分の足で立っていると感じられるようになった現在まで。少しずつ階段を上がっていく感覚が似ていると,いつも思いながら見ていた(それ以前の長い助走期間は思い出したくないなー)。
ドラマは派手な展開もなく淡々と進み,不思議な味わいを残して予定通り最終回を迎えたという感じ。
そんな中,ひとつだけ強烈な印象で何日も頭から離れなかった場面がある。水木しげるの父修平の最期。幻の映画館で,自分の一生を描いた映画を見て,上映を夢見ながら脚本執筆中だった映画がやっと始まるところで突然終了を告げられる。そこで落ち着いた口調で「もう終りか。おもしろかったなー」とつぶやく。粋な趣味人の最後の言葉としてはこれ以上のものはない。そんな風に幕を引けたらとsentimentalismを刺激されて泣けてくる。
このドラマの好評を受けて水木しげる自身もTVに引っ張りだされていて,こんな人だったのかと初めて知る。ドラマでは何も驚かなかったけれど,ほんの十数分見ただけの本人の言動は静かにぶっとんでいて,へたするとドラマ全巻よりずっとおもしろいのでは…。
あばら屋のような仕事場で始まった極貧の新婚生活,いい仕事をするにつれて家の中が灰色からカラフルになっていく様子がおもしろい。高度成長期の日本をほんのりにおわせる。
同じような職種ということもあってワタシ自身を重ね合わせて見るところが多い。それもなぜかフリーになったばかりの若かった頃ではなく,ここ5〜6年の仕事をめぐるあれこれ。サイトを公開してウェブ経由での仕事の割合がどんどん大きくなり,やっと自分の足で立っていると感じられるようになった現在まで。少しずつ階段を上がっていく感覚が似ていると,いつも思いながら見ていた(それ以前の長い助走期間は思い出したくないなー)。
ドラマは派手な展開もなく淡々と進み,不思議な味わいを残して予定通り最終回を迎えたという感じ。
そんな中,ひとつだけ強烈な印象で何日も頭から離れなかった場面がある。水木しげるの父修平の最期。幻の映画館で,自分の一生を描いた映画を見て,上映を夢見ながら脚本執筆中だった映画がやっと始まるところで突然終了を告げられる。そこで落ち着いた口調で「もう終りか。おもしろかったなー」とつぶやく。粋な趣味人の最後の言葉としてはこれ以上のものはない。そんな風に幕を引けたらとsentimentalismを刺激されて泣けてくる。
このドラマの好評を受けて水木しげる自身もTVに引っ張りだされていて,こんな人だったのかと初めて知る。ドラマでは何も驚かなかったけれど,ほんの十数分見ただけの本人の言動は静かにぶっとんでいて,へたするとドラマ全巻よりずっとおもしろいのでは…。
2010年9月19日
ドラマ「GOLD」を見る
鋼鉄のような意思でわが子の金メダル獲得のために突き進む悠里(天海祐希)。狂っているとも言えるけれど,ものの考え方には大いに共感。迷いのなさが気持いい。ワタシとの違いはそれを実行に移せるかどうかだけ(実行しないのなら意味ないじゃん…)。
野島伸司のクセのある脚本でなかなか楽しめたけれど,横でところどころ見ているうちの奥様は「どこがおもしろいのかわからない」と言う。ことあるごとにその台詞を口にする…。
何が気に入らない?
登場人物の誰もが崖っぷちに立たされているかのような状況で,いつも物語全体がぴんと緊張している。その上,謎の「予言女」が出てきたり,どういうわけか「幽霊」なんかもいたりして,暴走しつつサービス満点。こういうのははっきりいって好きです。
で,毎回のハイライトはリカ(長澤まさみ)と悠里のかけ合い。ギャグとしてそんなにおもしろいわけではないし,コメディエンヌとしての長澤まさみもまだ発展途上だけど,このドラマの中では緊張緩和の役割をうまく果たしている。二人それぞれの「そんな〜」と言うばかみたいな口調が印象深い。
今回のショートカットのまんまる顔の長澤まさみはいいなーと思いながら見ている。演技を少し抑え気味にしてかけ合いのおかしさが出せればもっといいんだけど。
はらはらしながら迎えた最終回はすべてが収まるところに収まった感じ。そんなのありかーの「チョウチョ」問題には笑うしかなかったりもするけれど,あんまり激しく攻められるのも疲れるので,これはこれでよかったのではないでしょーか(笑)。
野島伸司のクセのある脚本でなかなか楽しめたけれど,横でところどころ見ているうちの奥様は「どこがおもしろいのかわからない」と言う。ことあるごとにその台詞を口にする…。
何が気に入らない?
登場人物の誰もが崖っぷちに立たされているかのような状況で,いつも物語全体がぴんと緊張している。その上,謎の「予言女」が出てきたり,どういうわけか「幽霊」なんかもいたりして,暴走しつつサービス満点。こういうのははっきりいって好きです。
で,毎回のハイライトはリカ(長澤まさみ)と悠里のかけ合い。ギャグとしてそんなにおもしろいわけではないし,コメディエンヌとしての長澤まさみもまだ発展途上だけど,このドラマの中では緊張緩和の役割をうまく果たしている。二人それぞれの「そんな〜」と言うばかみたいな口調が印象深い。
今回のショートカットのまんまる顔の長澤まさみはいいなーと思いながら見ている。演技を少し抑え気味にしてかけ合いのおかしさが出せればもっといいんだけど。
はらはらしながら迎えた最終回はすべてが収まるところに収まった感じ。そんなのありかーの「チョウチョ」問題には笑うしかなかったりもするけれど,あんまり激しく攻められるのも疲れるので,これはこれでよかったのではないでしょーか(笑)。
2010年8月24日
東京で打合せする
T某社に招かれて15年ぶりの東京行き。その所在地である神田は初めて。
早く着きすぎて周辺をうろうろしていると昼過ぎの強烈な日差しで熱中症になりそう。時間ぎりぎりにT某社のビルにたどり着いたら着いたで,裏口(?)から入ってしまったらしくて,薄暗くて何もない。警備員に遭遇して「T某社はこのビルに入ってますか」と間抜けな質問をしてしまったワタシ。初めての場所へ行く度にとんちんかんなことをやっているような気がしないでもないが,気のせいか。
打合せは第1会議室。 T某社3名,デザイン担当のA某社2名,しっかり顔をそろえている。コの字形に並べた机に着くとお互いの距離がありすぎてビミョーなところも。6人で使うには広すぎるけれど,たまたまこの部屋しか空いていなかったのだという。まあ,広い方が気持はいいから幸先いいともいえる。ふだんこんな感じの打合せはほとんどないので,緊張しながらも新鮮。
ネットと電話だけで完結してしまう仕事がほとんどの昨今,直接顔を合わせて話をすると,その人のイメージが強烈に頭に焼き付いて,名前と顔が一致するのはいいことだなーと,今さらながらに思ったりする(もちろん,会ってみてがっかりという可能性もあるからいいことばかりではないだろうけれど)。
早く着きすぎて周辺をうろうろしていると昼過ぎの強烈な日差しで熱中症になりそう。時間ぎりぎりにT某社のビルにたどり着いたら着いたで,裏口(?)から入ってしまったらしくて,薄暗くて何もない。警備員に遭遇して「T某社はこのビルに入ってますか」と間抜けな質問をしてしまったワタシ。初めての場所へ行く度にとんちんかんなことをやっているような気がしないでもないが,気のせいか。
打合せは第1会議室。 T某社3名,デザイン担当のA某社2名,しっかり顔をそろえている。コの字形に並べた机に着くとお互いの距離がありすぎてビミョーなところも。6人で使うには広すぎるけれど,たまたまこの部屋しか空いていなかったのだという。まあ,広い方が気持はいいから幸先いいともいえる。ふだんこんな感じの打合せはほとんどないので,緊張しながらも新鮮。
ネットと電話だけで完結してしまう仕事がほとんどの昨今,直接顔を合わせて話をすると,その人のイメージが強烈に頭に焼き付いて,名前と顔が一致するのはいいことだなーと,今さらながらに思ったりする(もちろん,会ってみてがっかりという可能性もあるからいいことばかりではないだろうけれど)。
東京スカイツリーを見る
押上駅を出て川の方へ進むといきなり目に飛び込む銀色の塔は未完成なだけにちょっとした感動もの。色がなくて同じパターンのくり返しの構造は愛想がないとも感じられるけれど,これこそがデジタル時代の,21世紀の,東京のシンボルとして君臨するのだ…(っていうことになるのかどうか)。
1年ほど前,「東京の中古ワンルームを3戸持ちなさい」という本のカバーイラストを描くことになった時,「東京らしいモノを入れるとしたらやっぱり東京タワーですかねー」なんて話を担当者と交したことがあった。そういうのも懐かしい昔話になっていくのかしらん?
東京スカイツリー,現在高さ418メートル。周辺はカメラを手にしたミーハー(?)でにぎわっている。橋の上に寝転がっている人もいて,何やってるんだろうと思ったら,塔全体と人物をフレーム内に収めようと苦労しているのだった。ミーハーもいろいろたいへん。
ワタシもデジカメで撮影する。でも,塔のすぐそばの橋からだときれいにフレームに収まらない。もうひとつ遠い橋からならどうかなと,てくてく歩いて移動。いや,まだもうひとつ向こうでないと…と,また移動。西に傾いた太陽が熱くてどっと疲れる。ほんとミーハーやってくのはたいへんだ…。
ぼけーっと見上げるポーズをとってみる。通りすがりの近所のおじさんっぽい?
2010年8月15日
通夜に行く
しかし…なぜワタシの白のカッターシャツが出てこない?
いつだったか引出しの中にたたんで入れてあったのは見た記憶があるのだけれど。うちの奥様に訊くと「どこかに絶対ある」という。
だから,その「どこか」って,どこ?
うちの子のを借りたらと言われて,「サイズが合わないだろう…」とぶつぶつ言いながら袖を通すと…ぴったり。この際しかたがない。これで行く。シャツ以外のものは全部自前で用意できたからいいか…。出る時にあわててベルトをするのを忘れたけれど,上着で隠れるから大丈夫(そういう問題じゃない?)。
そんな苦労の末,時間通り会場に着くと,いつもながらの顔ぶれの他に,ずいぶん久しぶりに見るいとこもいる。中身は昔と全然変わらないようでいて,それでもそれなりの年輪(?)も感じられて,「がんばって生きてはるねんわ」と,ちょっと感無量。
一方で,別のいとこの姉妹のどちらが姉でどちらが妹か区別できないという問題も発生する。誰かに尋ねようと思ったけれど,何となく機を逃す。そんなことを尋ねるのは変? まあ,たくさん人の集まるところではよくあることかもしれないし,謎が謎のまま残った方がお話としてはロマンチックだし,何よりその方が退屈しないし,結果的にはこれでいいのだ…ということにしておく。
風のないむし暑い宵,ささやかな夏の夜の夢を提供してくれた叔父(静かに涼しげに棺の中)に感謝しつつ冥福を祈る。
いつだったか引出しの中にたたんで入れてあったのは見た記憶があるのだけれど。うちの奥様に訊くと「どこかに絶対ある」という。
だから,その「どこか」って,どこ?
うちの子のを借りたらと言われて,「サイズが合わないだろう…」とぶつぶつ言いながら袖を通すと…ぴったり。この際しかたがない。これで行く。シャツ以外のものは全部自前で用意できたからいいか…。出る時にあわててベルトをするのを忘れたけれど,上着で隠れるから大丈夫(そういう問題じゃない?)。
そんな苦労の末,時間通り会場に着くと,いつもながらの顔ぶれの他に,ずいぶん久しぶりに見るいとこもいる。中身は昔と全然変わらないようでいて,それでもそれなりの年輪(?)も感じられて,「がんばって生きてはるねんわ」と,ちょっと感無量。
一方で,別のいとこの姉妹のどちらが姉でどちらが妹か区別できないという問題も発生する。誰かに尋ねようと思ったけれど,何となく機を逃す。そんなことを尋ねるのは変? まあ,たくさん人の集まるところではよくあることかもしれないし,謎が謎のまま残った方がお話としてはロマンチックだし,何よりその方が退屈しないし,結果的にはこれでいいのだ…ということにしておく。
風のないむし暑い宵,ささやかな夏の夜の夢を提供してくれた叔父(静かに涼しげに棺の中)に感謝しつつ冥福を祈る。
2010年8月10日
2010年8月5日
「ハウルの動く城」を見る
'04年のジブリ映画。
あまりおもしろくなさそう…と思いながら見始める。がらくたの寄せ集めの「城」ががちゃがちゃ移動するところのアップになって,これは絶対好みじゃないと確信する。それがローティーンの男の子の夢みたいな絵だったから。
…が,違っていた。
流れが変わるのはマルクルが出てきてから。外見は少年だけれど接客の度に魔法のフードで老人に変身する。その時のリズム感がなぜかツボをついてしまい,以後出てくるキャラクターが次々にお気に入りになる状況に。
ドアの横の四色のスイッチで,つながる世界がくるくる変わるというのが,またおもしろくて。
魔法使いの話は元々苦手な方なのに,この作品の世界観(?)がほとんどいとおしいとさえ思えてくる不思議。戦争に関するメッセージや物語の背景などよくわからない部分も多い。それでも,この世界に浸っている時間が快感。理解できなくても感じることはできる。
すとんと収束するエンディングがみもふたもないといえなくもないが,全体のパワーに比べればほんの小さなキズ。
この魅力はどこから来るのか…。
見たことがなかった心のうちをそっと覗いたような気がする。そこがポイント?
あまりおもしろくなさそう…と思いながら見始める。がらくたの寄せ集めの「城」ががちゃがちゃ移動するところのアップになって,これは絶対好みじゃないと確信する。それがローティーンの男の子の夢みたいな絵だったから。
…が,違っていた。
流れが変わるのはマルクルが出てきてから。外見は少年だけれど接客の度に魔法のフードで老人に変身する。その時のリズム感がなぜかツボをついてしまい,以後出てくるキャラクターが次々にお気に入りになる状況に。
ドアの横の四色のスイッチで,つながる世界がくるくる変わるというのが,またおもしろくて。
魔法使いの話は元々苦手な方なのに,この作品の世界観(?)がほとんどいとおしいとさえ思えてくる不思議。戦争に関するメッセージや物語の背景などよくわからない部分も多い。それでも,この世界に浸っている時間が快感。理解できなくても感じることはできる。
すとんと収束するエンディングがみもふたもないといえなくもないが,全体のパワーに比べればほんの小さなキズ。
この魅力はどこから来るのか…。
見たことがなかった心のうちをそっと覗いたような気がする。そこがポイント?
2010年7月19日
「耳をすませば」を見る
'95年のジブリ映画。
いろいろな意味でつっこみどころ満載。傑作かどうかはおいといて,良い作品なのには違いない。
主人公の月島雫が電車の中で出会った太った猫をおいかける一連の場面がいい。それがある種の別世界への入り口になる。猫について説明せず早いテンポの画面で話をどんどん進めるのが手練の技。
古道具屋というものはいつだって時代を超越した存在なのかもしれないけれど…。古い猫の人形は男爵,古色蒼然の二乗…二昔前の少女の夢みたいな世界。ここまで徹底すれば立派。
バイオリンと「カントリー・ロード」だけでもなぜなんだと,「?」マークの嵐なのに,即興演奏会に発展すると,感動と爆笑の入りまじったような不思議な感情に襲われる。こんなの初めて…っていうか,80年代の大林宣彦にあったみたいな気もする。こそばゆく心地よい困惑(好きか嫌いかどっちなんだ?)。
主人公そのものにはあまりひかれるところがなくて,始めから最後までずっと気になるのが背景画。ワタシにとっては背景画がメインのような作品。偏執狂的な細部の描き方にほとんどあきれる。団地や学校の建物の汚れ方だったり,カップの中の紅茶の揺れ方だったり…なんでここまでやる,ここまでしないとこの世界は成立しないのか…?
生活感を前面に押し出したリアルな描写に辟易しつつ,見終わった後も「カントリー・ロード」のメロディーとともにくり返し思い出さずにいられない「困ったちゃん」映画。
いろいろな意味でつっこみどころ満載。傑作かどうかはおいといて,良い作品なのには違いない。
主人公の月島雫が電車の中で出会った太った猫をおいかける一連の場面がいい。それがある種の別世界への入り口になる。猫について説明せず早いテンポの画面で話をどんどん進めるのが手練の技。
古道具屋というものはいつだって時代を超越した存在なのかもしれないけれど…。古い猫の人形は男爵,古色蒼然の二乗…二昔前の少女の夢みたいな世界。ここまで徹底すれば立派。
バイオリンと「カントリー・ロード」だけでもなぜなんだと,「?」マークの嵐なのに,即興演奏会に発展すると,感動と爆笑の入りまじったような不思議な感情に襲われる。こんなの初めて…っていうか,80年代の大林宣彦にあったみたいな気もする。こそばゆく心地よい困惑(好きか嫌いかどっちなんだ?)。
主人公そのものにはあまりひかれるところがなくて,始めから最後までずっと気になるのが背景画。ワタシにとっては背景画がメインのような作品。偏執狂的な細部の描き方にほとんどあきれる。団地や学校の建物の汚れ方だったり,カップの中の紅茶の揺れ方だったり…なんでここまでやる,ここまでしないとこの世界は成立しないのか…?
生活感を前面に押し出したリアルな描写に辟易しつつ,見終わった後も「カントリー・ロード」のメロディーとともにくり返し思い出さずにいられない「困ったちゃん」映画。
2010年7月11日
「紅の豚」を見る
'92年のジブリ映画。
飛行艇乗りのアクション中心の話なので,わかりやすく,退屈しないで見ることができる。主人公のポルコがタバコ臭い勘違いハードボイルド親父にしか見えないのが残念だけれど,これは作者とワタシの好みの違いだからしかたない(ワタシが偏りすぎているのか…)。
気に入った場面が二つ。
ピッコロの親父がポルコに「(孫娘のフィオに)手ぇ出すなよ」と言うところ。2回も出てくる。何とも人間臭い味わいがおかしい。声が桂三枝だとは後で知った。
最後の決闘で途中からドタバタ調になるあたりのリズム,ズレた感覚がワタシ好み。ただし,その後の痛々しい殴り合いはダメ。
日本アニメの絵柄はいつもながら肌に合わないけれど,どことなく受け入れやすい感じがするのは,古いヨーロッパを舞台にして,背景画にどことなく優雅な雰囲気が漂っているからかもしれない。
飛行艇乗りのアクション中心の話なので,わかりやすく,退屈しないで見ることができる。主人公のポルコがタバコ臭い勘違いハードボイルド親父にしか見えないのが残念だけれど,これは作者とワタシの好みの違いだからしかたない(ワタシが偏りすぎているのか…)。
気に入った場面が二つ。
ピッコロの親父がポルコに「(孫娘のフィオに)手ぇ出すなよ」と言うところ。2回も出てくる。何とも人間臭い味わいがおかしい。声が桂三枝だとは後で知った。
最後の決闘で途中からドタバタ調になるあたりのリズム,ズレた感覚がワタシ好み。ただし,その後の痛々しい殴り合いはダメ。
日本アニメの絵柄はいつもながら肌に合わないけれど,どことなく受け入れやすい感じがするのは,古いヨーロッパを舞台にして,背景画にどことなく優雅な雰囲気が漂っているからかもしれない。
2010年6月21日
ドラマ「女帝薫子」を見る
失踪した母を探し出すために東北から銀座に出てナンバーワンホステスをめざしてがんばる18歳の女の子が主人公…というだけでも「おい,おい」とつっこまずにいられないのに,出てくるものすべてがそれに輪をかけてむちゃくちゃ。話も人物もギャグと紙一重の怪しい濃さに満ちているので,ああ,これは力こぶの入ったヨタ話なんだと,安らかに微笑みながら見続ける。
ドラマとしてどうというところはないけれど,ヒロイン紗也(桐谷美玲)のかわいさだけは記しておかなくては。要所要所でつぶやかれる「おれ,負げねえ」「ここはがまんだべ」の台詞は,桐谷美玲のあひるみたいな唇とともにドラマの歴史上に長く記憶されることと思われる(笑)。写真よりも動いている映像の方が魅力的なのも気に入った。
ここはおじさんになりきって「若い子はええなー」などとベタな発言をするのも一興かと思い,実際そうすると,横でちらちら見ていたうちの奥様が,準主役のもうひとりの女の子(黒川智花)の方がかわいいと口をはさむ。桐谷美玲みたいなへの字の唇はダメ,嫌いと,大いに見解が分かれる。
まあ,人の好みはいろいろだから…。
ワタシはヒロインの体当たりの演技に完全にやられてしまって…ああ,なんて幸せ。この勝負(?),ワタシの勝ちだなー。
ドラマとしてどうというところはないけれど,ヒロイン紗也(桐谷美玲)のかわいさだけは記しておかなくては。要所要所でつぶやかれる「おれ,負げねえ」「ここはがまんだべ」の台詞は,桐谷美玲のあひるみたいな唇とともにドラマの歴史上に長く記憶されることと思われる(笑)。写真よりも動いている映像の方が魅力的なのも気に入った。
ここはおじさんになりきって「若い子はええなー」などとベタな発言をするのも一興かと思い,実際そうすると,横でちらちら見ていたうちの奥様が,準主役のもうひとりの女の子(黒川智花)の方がかわいいと口をはさむ。桐谷美玲みたいなへの字の唇はダメ,嫌いと,大いに見解が分かれる。
まあ,人の好みはいろいろだから…。
ワタシはヒロインの体当たりの演技に完全にやられてしまって…ああ,なんて幸せ。この勝負(?),ワタシの勝ちだなー。
2010年6月6日
2010年5月31日
ドラマ「絶対零度」第二話を見る
初回を見ると,謎解きのおもしろさがほとんどないのに話の展開のしかたがうまくて,最後までテンポよく引っ張っていかれる。これは続けて見ようと決めたものの,「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」や「女帝薫子」を見るのに忙しく,録画したのがたまる一方。
うっかり第三話を先に見てしまったけれど,基本的に一話完結なので支障はない。
世間より1か月以上遅れてやっと第二話を見る。今回の被害者,めった刺しにされる若い女性研修医が不思議な存在感。…っていうか,丸顔にちょこんとした鼻とちょっとビーバーみたいな前歯がワタシ好み(どういう趣味だ)。こんな女優いたかなーと,見ている間じゅうずっと気になるが,わからない。
エンドロールが流れて,原田佳奈とある。
そこでやっと思い出す。就活女優ハラカナ。何年か前雑誌で見てかわいいなと思ってそのままになっていたヒトだ…。そうか…こんな感じに大人っぽくなって…。ネットで調べて,どういうことをやっていたか今頃になって初めて知る。ドラマの内容そっちのけで一夜限りの原田佳奈マニアみたいになり,ひたすら感慨にふける(原田佳奈を起用しただけでも「絶対零度」,エラい)。
しかし,リアルタイムのハラカナ体験にまた乗り遅れたなー…。悔しい。
うっかり第三話を先に見てしまったけれど,基本的に一話完結なので支障はない。
世間より1か月以上遅れてやっと第二話を見る。今回の被害者,めった刺しにされる若い女性研修医が不思議な存在感。…っていうか,丸顔にちょこんとした鼻とちょっとビーバーみたいな前歯がワタシ好み(どういう趣味だ)。こんな女優いたかなーと,見ている間じゅうずっと気になるが,わからない。
エンドロールが流れて,原田佳奈とある。
そこでやっと思い出す。就活女優ハラカナ。何年か前雑誌で見てかわいいなと思ってそのままになっていたヒトだ…。そうか…こんな感じに大人っぽくなって…。ネットで調べて,どういうことをやっていたか今頃になって初めて知る。ドラマの内容そっちのけで一夜限りの原田佳奈マニアみたいになり,ひたすら感慨にふける(原田佳奈を起用しただけでも「絶対零度」,エラい)。
しかし,リアルタイムのハラカナ体験にまた乗り遅れたなー…。悔しい。
2010年5月12日
エミ・マイヤー「キュリアス・クリーチャー」を聞く
'09年のデビュー盤(アメリカでは'07年発売)。
ハスキーな声と味のあるピアノが魅力。ジャズに分類されているようだけれど,キャロル・キングのような懐かしい女性シンガーソングライターに近いところもありながら,でもやっぱり新しい音で,ひたすら聞き惚れる。
「きれいなおねえさん」の外見とドスのきいた(?)声のギャップがすごい。 ミュージックビデオなど見るとこの世のものではないオーラが放たれる。ふとした拍子にきりりとした美神の表情を見せるのが最高で,ワタシのような凡人は,この才能やオーラがいつまで続くのかと,不安と歓喜の間を行ったり来たり。悩ましく,幸せ。
全曲英語詞で,日本盤ボーナストラック1曲だけ日本語詞。日本語で歌うとちょっと方向が違っていて,聞いていて落ち着かない。最近出た2ndは全曲日本語らしいけれど,なんでそっち行くかねーと,ひとり考え込む。日本人に伝えるのにはその方がいいのはわかるにしても…。
ハスキーな声と味のあるピアノが魅力。ジャズに分類されているようだけれど,キャロル・キングのような懐かしい女性シンガーソングライターに近いところもありながら,でもやっぱり新しい音で,ひたすら聞き惚れる。
「きれいなおねえさん」の外見とドスのきいた(?)声のギャップがすごい。 ミュージックビデオなど見るとこの世のものではないオーラが放たれる。ふとした拍子にきりりとした美神の表情を見せるのが最高で,ワタシのような凡人は,この才能やオーラがいつまで続くのかと,不安と歓喜の間を行ったり来たり。悩ましく,幸せ。
全曲英語詞で,日本盤ボーナストラック1曲だけ日本語詞。日本語で歌うとちょっと方向が違っていて,聞いていて落ち着かない。最近出た2ndは全曲日本語らしいけれど,なんでそっち行くかねーと,ひとり考え込む。日本人に伝えるのにはその方がいいのはわかるにしても…。
2010年5月4日
ドラマ「わが家の歴史」を見る
超豪華な出演者で描かれる八女家の昭和時代。実在の人物もたくさん出てきて,いろんな意味で出血大サービス。深みはないけれど,肩のこらないエンターテインメントに徹しているのがよい。
あらゆる場面で突っ込みどころ満載のつるちゃん(大泉洋)の存在がおかしい。「空気読めない(あえて読まない?)」を地でいく小説家阿野(山本耕史)のとぼけた振る舞いも。
メインストーリーそのものはそんなに濃い味付けにはなっていなくて,それでも登場人物ひとりひとりがくっきり浮かび上がるあたり,ていねいな作りだなと思う。一応主人公は八女政子(柴咲コウ)だけど,それ以外の主要人物がいったいどれくらいいるか,数えきれない…。
幕の内弁当風の労作。細かいことを言わず楽しむのが吉。
あらゆる場面で突っ込みどころ満載のつるちゃん(大泉洋)の存在がおかしい。「空気読めない(あえて読まない?)」を地でいく小説家阿野(山本耕史)のとぼけた振る舞いも。
メインストーリーそのものはそんなに濃い味付けにはなっていなくて,それでも登場人物ひとりひとりがくっきり浮かび上がるあたり,ていねいな作りだなと思う。一応主人公は八女政子(柴咲コウ)だけど,それ以外の主要人物がいったいどれくらいいるか,数えきれない…。
幕の内弁当風の労作。細かいことを言わず楽しむのが吉。
2010年5月2日
安室奈美恵「FAST CAR」のPVを見る
復帰してからの方がしなやかな感じでいいなとは思っていたものの,特にファンというわけではなかったので,ほとんど注目もしないでいたら…何かいつのまにかすごいことになっていて驚く。
大きな扇子を妖しげな動きでひらひらさせたり,扉を開けて完璧な動きでまっすぐこちらに歩いて来たりする安室奈美恵に目がくらむ。赤・青・紫のトーンの3つの室内でバックダンサーたちと踊りながら歌うのを1,2秒の大量のカットで始めから最後までつなぐ。画面の移り変わりがおもしろくて見飽きない。延々と繰り返し見る。
音楽もダンスもセットも演出も文句のつけようがないくらいかっこいい。かすかにヘンな振り付けがあちこちにうまくまぜられて,それが絶妙のスパイスになる。でもやっぱり一番の魅力は頂点に立つ安室奈美恵。こんなにキュートだったっけ。
また乗り遅れちゃったよ…何年か前にヴィダルサスーンのキャンペーンに起用された時点で追っかけておくべきだったなー…。
最新のアルバムは去年の12月発売。見えない時差で世間と何重にもずれながらも,4か月くらいなら許容範囲内だと意味不明の開き直り。
大きな扇子を妖しげな動きでひらひらさせたり,扉を開けて完璧な動きでまっすぐこちらに歩いて来たりする安室奈美恵に目がくらむ。赤・青・紫のトーンの3つの室内でバックダンサーたちと踊りながら歌うのを1,2秒の大量のカットで始めから最後までつなぐ。画面の移り変わりがおもしろくて見飽きない。延々と繰り返し見る。
音楽もダンスもセットも演出も文句のつけようがないくらいかっこいい。かすかにヘンな振り付けがあちこちにうまくまぜられて,それが絶妙のスパイスになる。でもやっぱり一番の魅力は頂点に立つ安室奈美恵。こんなにキュートだったっけ。
また乗り遅れちゃったよ…何年か前にヴィダルサスーンのキャンペーンに起用された時点で追っかけておくべきだったなー…。
最新のアルバムは去年の12月発売。見えない時差で世間と何重にもずれながらも,4か月くらいなら許容範囲内だと意味不明の開き直り。
2010年4月15日
2010年4月5日
太陽の塔と夜桜を見る
日が沈んでから自転車で万博公園へ行く。
太陽の塔のてっぺんの黄金の顔の両目が40年ぶりに光を放っているのが圧巻。ワタシにとっては母なる大地みたいなものだから,こんな光景が見られただけで「ありがたやありがたや」と拝みたい気分。
その足元では桜まつりと銘打って桜がライトアップされている。ほぼ満開で,きれいはきれいだけれど,でろーんとそびえ立つ太陽の塔の前には影が薄い。あちこちで太陽の塔にカメラを向ける人,多数。
「ああ,今でも人気者なんだなー。よかったね,岡本太郎」と,満足して帰路につく。
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